表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
22/425

白灯桜



行き掛けに、途中下車して本屋を巡る。

探し物はマイナーな新刊だったので、大型書店まで足を運ぶ。




「面白いのになあ………」




職場へ向かう為、再度電車に乗り込む。

…………。






空間制作ってか。





連休の中日だというのに、車両に俺ひとり。

好意的に見れば、エアポケットだか?

さて。

政情不安定で、どんなヤバイのが来るやら。




(ウワァーーーーーッ!!)




聞こえるはずのないさざ波のような歓声が聞こえる。

俺ひとりなのに。

でも悪い気分はしない。

むしろ見送られてる気がする。

よし。

今日はやれそうだ、頑張ろう。

ゆっくりと職場へ向かう。




無念の魂が後ろに続く

周りの生者が道を空ける

異様に汗をかき体温が上がる

指先が橙色に染まる

口元は紫色に変わる





「斤量20キロってとこか」




だいぶダブついたが構うまい。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ