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ゾワリゾワリと耳を撫でる




エメラルドグリーンの灯火は消えた。

箱舟不在のご近所さん。

酒と珈琲を間違えられたし、騒がしい港やったけど火が消えたら、闇が増える。





嫌な会話だ。

内容は分からないが嫌な気持ちになる声だ。

ハガシたい?

そんな気持ちが透けて視えた。



黙った。

その通りらしい。

手札が視えたら、そんなもんかい。

ギリ師が。



匂いもキツい

鼻につく

色々誤魔化してんだろーが、こーいうのは分かる。

平安時代みたいなもんだろうに。

俺はとらとおんなじで香水は駄目だ。

自然じゃねぇ。

いくらツラが良くても足がつく。



ジリリと高音域のノイズ。

聴かせたいんだろーけど、余裕なのでパリィする。

音が来る一瞬先に上っ面を滑るように意識を持つ。

今日は油断なく対処できた。




キャストも去ったようだ。

しょせん贋作。

お互い様とは言え節度持ちましょうや。

静かになった。

音吸いが現れたから、もう大丈夫だろう。




心をほぐして

湯に浸かるとしよう。

お疲れよう。




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