お昼ご飯とロシアン
「星座になれたら」を聴いていたら、弾けていく白い炎が視える。
そんなにバァバァと燃えたら、あっという間に燃え尽きてしまいそうで、でも綺麗な白い炎だった。
いつものマンションを横切る。
?
おや、ベトナムの。
代替わりしたの?
若返った?
ずいぶん若い青年。
ショタまではいかないが、これも儚くも凛々しい姿。
繁華街へ出る。
さっそく後ろ目にお婆さんが映る。
ボインレーな虹婆。
これはレアやなぁと、挨拶する。
爺さんならともかく、婆さんは初めて視た。
いい札が出来そう。
地下を進んでいると、これまた婆さんだ。
昔、俺にどや顔どころか、どないや!レベルの握りこぶしを作って勝ち誇ってきたジャスティスシスターズ。
2人とも婆さんだけどな。
少々因縁のある相手で面倒くさいので端に避けて歩いた。
あと一人いたら、絶対ジェットストリームアタックしてきただろうな………それぐらい正義の結束力ある婆さん達だ。
!!
あっぶっな………。
避けた先から、ビュッ!!と全身赤い少年が駆け出ていった。
今日はよく出るな。
活気あるじゃない。
いや生者じゃないから違うけど。
イケイケな、カポーもいた。
イケイケだから活気はあるけど、生者じゃないので、ノーカウント。
塩を巻いてやろうか。
カポーだけど、頭にバカがつくやつだし。
その辺の店に入って、アジフライ定食を頼む。
ここのは、付け合わせのキャベツもしんなりして美味い。
お茶を飲んで待っていると、斜め前の席に白人さんの呪い師がいる。
何がどーとか知らないけど、明らかに妖しい指の動きと、なにやらブツブツと唱えている(ロシア語?)
一般人の身分なので、分からないし関わらないと決めて、アジフライ定食を待ちながらスマホをいじった。




