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第40話:邪神を罠に嵌めちゃった



 ワシャルドの隣国ジャノス、最初にワシャルドと戦うこととなったワーム・ドレイクの国。俺は今日、この国に攻める側でやってきた。緑豊かな土地だが、その一方で火の精霊がよく暴れる地域であり、よく火災が起こる土地。そのためこの土地の生物や植物は火災が起きても生き残るように適応した。



 それはこの土地、ジャノスのタダヒト達も同じで、高度な水道技術を発展させ、火の精霊と対話して、炎と向き合ってきた。しかし、ジャノスの人々がワーム・ドレイクとなり火の精霊と対話できなくなったことにより、火の精霊は暴れ、ジャノスを火の海にした。



 そんな炎の中でもワーム・ドレイク達は平然と活動した。そして身体を適応させた。肉体の耐火性を向上させ、熱を利用する機構を獲得し、燃やされ少なくなった大気の中でも活動できるようになった。



「なるほど、再誕異形自体にある程度の適応能力があるってわけか。なら同じ戦い方してっと、いつか対応されちまうかもな。ま、進化できるのはお前らだけじゃねぇけどなァ──ッ!!」



 ジャノスの都市部、火の海、赤い視界いっぱいに映る、ワーム・ドレイクに俺は触手を伸ばす。ワーム・ドレイクに突き刺さった触手から呪いと体液を注入する。



「──アニマ・ブラスト──ッ!!」



 アニマ・ブラスト、俺がワーム・ドレイク達を解放ころすため、効率を高めるために生み出した技。魂の呪縛から解放を望む魂に反応し、俺の体内で生成した爆発性分泌物と病風の呪いが大爆発を起こす。


 病風の呪い、これは本来呪いを拡散する性質を持つもので、この呪い自体に他者を呪い殺す力はない。他の呪いと複合、組み合わせることで脅威となる呪い。そして、この呪いが入り込んだ存在が死する時、その痛み、ダメージ、呪いを他者に伝染させる。


 俺の爆発性分泌物は大蛇の呪いの呪い汁と同じく、呪いを物質化させたモノ。爆破の呪い、強い衝撃で体内から破壊するための呪いが元だ。


 アニマ・ブラストを受けたワーム・ドレイク達が爆散していく、爆散する度、他のワーム・ドレイクに伝染、連鎖して、数体に打ち込んだだけのアニマ・ブラストはものの数秒で数万を殺し、二分で一つの街のワーム・ドレイクを全滅させた。



 一つの街を落とし、次の街へ、その度に試す。殺戮のバリエーションを。いかに効果的なダメージを与えられるか、どんな状況でどの技が適しているのかを、試していく。



「竜種、それに空戦系のやつらか……数が多い、俺の存在を伝えて数を揃えたか。助かるよ、すぐ終わるから──呪針の雲!!」



 俺は口と開いた腹から大量の霧を出す。赤黒い霧は上空へ立ち上り、雲となる。空を飛ぶワーム・ドレイクは俺の生み出した雲を警戒し、雲に風や衝撃波をぶつけることで、消そうとしたがそれは無意味。


 目に見えるが、これは非実体、物理では対処できない呪いだからだ。それならばと、ワーム・ドレイク達は様々な魔法を活用して、雲を止めようとするが意味はない。この雲は精神体自体に干渉可能な魔法でなければ対応できない、それを扱えるワーム・ドレイクは存在しない。なぜならそういった魔法が使える場合、ワーム・ドレイクは邪神への服従命令を解除してしまう可能性があるから、そういった魔法は習得できない設計となっている。


 が、逆に一部の歯車巨人達はそういった魔法が扱える。歯車巨人達の魂、精神はタダヒトであった頃が維持されており、邪神への服従のための機能全般が機能不全、無効化されているからだ。



 ともかく、ワーム・ドレイク達ではこの雲に対処できない、逃げ回るしかない。だが、街の防衛の絶対命令を受けたワーム・ドレイク達は逃亡することができない。彼らは俺の雲に触れ、呪いを受ける。全身を針で刺されたような激痛が走る呪い。全身の筋肉が硬直、痙攣し、実質的な麻痺効果を持つ。空戦タイプのワーム・ドレイク達は飛行機能を持つ部位をまともに動かすことができなくなって、地上へ落下して死んだ。



 殺虫剤を撒かれて、ボトボトと地に落ちる蚊のようだった。違うのは毒で死ぬのではなく、落下し、肉が潰れて死ぬこと。



「出てこいよ邪神。俺も大分、大群を殺すことに慣れてきた。お前らが出てこないと、お前らの兵士は全滅だ。俺は、飲まず食わず、休みいらずなんだ。一人でも国を簡単に落とせる。全部、全部潰すぜ?」




──────



「クソッ!! まずい、まずいぞ、ファーカラル!! 今すぐウナギィ・クローに対処しなければ我らは戦力の全てを失う!! 我らが直接出向かなければ!!」



 邪神達はクローに兵隊をごっそりと削られ、恐怖していた。このままではクローが存在するだけで自分たちの負けが濃厚となってしまったからだ。そこで邪神達は緊急会議を行うこととした。



『それは駄目だ、アルーカス。これはワレらを誘き寄せる罠だ。おそらく、ウナギィ・クローに対処しようとワレらが立ちふさがったその瞬間に、ウナギィ・クローのジャスティスゲートを通ってラインマーグがやってくる。そうなれば、無駄死に終わる。ここ最近ラインマーグが戦場に顔を出さないのは、クローの呼び出しに即応するためだろう』



「ッ、流石にウザすぎるんじゃないの? あんな格下狩りの雑魚、あたし達なら簡単に倒せるのに……だけど、実際対処を早くしないとマズイわ」



『クラーカス、焦っても状況は悪化するだけだ。こうなれば、新たな再誕異形を増やす手段を得るか、また別の戦力を得る手段を──』



「──いいじゃないかファーカラル。クローを狙えばラインマーグが来るというなら丁度いい、俺がヤツと戦う。元々俺はあいつを殺すつもりだったし、俺ならば、瞬殺されることもないだろう」



 ラインマーグの相手をすると言うロストハーツの発言に、他の邪神達は顔を見合わせる。しかし、浮かない顔だ。皆、ロストハーツでもラインマーグには勝てないと思っていた。



『わかった。ロストハーツと……アルーカス、貴殿らにウナギィ・クローとラインマーグの対処を頼みたい。ウナギィ・クローは呪いや精神系魔法に長けた存在だ。であるなら、クローよりも格上の精神生命体であるアルーカスが最も対処しやすい。ヤツがサポートに回った場合、それを打ち消す者が必要だ』



「そ、そんなっ……我では、ラインマーグに……なぁ待てファーカラル。お前だって我と同系統、同じ役割は持てるだろう? な、なぁ……」



「ほっほ、アルちゃんはヘタレじゃのう。ファーちゃんの転移の力がなければワシらに未来がねぇことは、テメェもわかってんだろ? テメェの命の価値は、この場で最も低いことを自覚しようや」


「ひ、ひぃ……!!」



 笑顔で語気を強め、怒るフルカス。アルーカスは震えた。檻で出来た偽物の体をガタガタと揺らした。




──────




「やっと来やがったか邪神共!」



 ジャノスを完全攻略し、さらに西部へと攻め込んだ俺の前に、二人の邪神が立ちふさがった。俺よりもずっと強い存在の力が、俺へプレッシャーを向ける。



『どうやら彼らも限界が来ているみたいだね。ここでふたつ、終わらせる』



 俺のジャスティスゲートを通ってラインマーグがやってきた。手筈通り、俺が呼び出すこともなく、俺が邪神の存在を感じた瞬間にやってきた。ジャスティスゲートを通じて、ラインマーグはずっと俺と同じ視界を得ていた。



「ラインマーグ。俺はお前をずっと殺したかった。お前は俺を知らないだろうし、俺もお前個人に恨みはない。だが、ここで死んでもらう」



『僕の知らないところでどうやら因縁があるらしいね。だけど、どうでもいいよ。だって、君達を殺せないルール、なくなったから──』



 ラインマーグが消えた。俺ではやつの動きは追えない。俺は反応速度を強化し、どうにかおぼろげな残像を追える程度にした。ラインマーグが、ロストハーツに一気に距離を詰め、腕をロストハーツの肩にかけ、引っ張った。



「──ッア!??」



 ロストハーツの肩がいとも簡単に崩れ、ちぎれた。



『僕を殺したいって? その割に、弱すぎるんじゃない? 顔、見せなよ。素顔を晒せない理由があるのかな?──』



 それ、お前が言う? と俺はラインマーグに対して思ってしまった。ラインマーグは片手でちぎったロストハーツの肩を握りつぶし、もう片手を手刀で振り上げ、ロストハーツの包帯を断ち切った。



 ……ラインマーグが狙ったのは包帯だけじゃなかった。明らかにその奥にある肉体を狙ったはずだった、だが断ち切れたのはロストハーツの包帯だけだった。ロストハーツはラインマーグの攻撃に”反応した”



 包帯が断ち切られ、ロストハーツの素顔が露わになる。



「ッ……化け物が……これがアラバイルの切り札か。俺の運命を奪い取った男」



 ロストハーツの包帯でまとまっていた群青の髪は解けて、緑色の片目と、抉られて穴の空いた眼孔が、ラインマーグを睨んでいた。



「破壊神セトラドーズ、それが俺の名前だった。俺が、俺が天界を滅ぼし、アラバイルを殺し、地上をタダヒトに返す予定だった。俺の眼孔を見ろラインマーグ、お前の魂のどこかが、熱く、痛まないか? 俺の眼が、破壊の赤眼が俺の元に戻りたがってんじゃないのか? 俺の”ここ”は、熱く痛むぞ? 戻ってこいよ赤眼!!」


 ロストハーツは、眼球のない穴を手で抑え、声を荒らげる。



『──っぐッ!? ああぁっ!? む、胸が痛っ……!?』



「ラインマーグ!? おい、大丈夫かよ!!」



「ロストハーツが、破壊神セトラドーズ? そ、そんなの聞いてない!! なんなんだよ、もぉおおお!!!」



 状況は混沌としていた。胸を抑え苦しみだすラインマーグ。破壊神セトラドーズ、マロンちゃんやデルタストリークと似た髪色の、おそらく天界の神だったロストハーツ。そして混乱して発狂するアルーカス。



『どういう、ことだっ!! 僕がっ運命を奪った? どうして、お前の眼がッ、僕の中に……』



「哀れだなラインマーグ。お前も俺も、ファーカラルも、そしてウナギィ・クローも、アラバイルと創世神の被害者だ。簡単な話だ、ラインマーグ。お前、神となった瞬間を覚えているか? 眠っていたんじゃないのか? だからお前は知らない、眠っていた時、アラバイルに何をされたのか!! ヤツは俺のセルを殺した! 俺の赤眼を奪った! 貴様に移植するために!! ラインマーグ、貴様は、タダヒトが神へと至る、その瞬間、無防備な時をアラバイルによって穢された、俺の眼を埋め込まれてなァ!!」



『アラバイルが……? 僕に……』



「アラバイルは、天界を滅ぼす定め、俺の因子を貴様に埋め込むことで、天界を滅ぼすもう一人の破壊神を生み出した。計画に気づいた他の神々を堕落神として殺し、預言者の風神セルさえも殺した!!」



『そ、そんなありえない……なんでそんな。それに、風神セルは生きて──』



「死んだんだよ。あいつは、本物の風神セルは死んでる。俺の愛したあいつは、殺された。今の天界にいるのは、紛い物、アラバイルに都合の良い予言を吐き出す命なき偽神だ。だから、だから俺はお前を殺す。ラインマーグ、貴様を生かせば、アラバイルの望む歪んだ未来が訪れる。それは、許さん! っは、その顔を見るに貴様も思う所はあるようだな。だが死ねェッ!! ──破壊!!」



 ラインマーグは回避行動を取る、ロストハーツ攻撃が、どんなものか、予測もできない段階で、とりあえずの回避行動。それによって、ロストハーツの狙いをいくらかズラせた。



 しかし──



 ──バギィイイイイイイィィィ!!


 一度聞いたことのある音が響いた。



「──アアアアアアアア!!??」



 オライオンドーズが響かせたのと同じ音、破壊の力。それは無慈悲にラインマーグの両腕を消滅させた。もしも、もしラインマーグが回避行動をとれず、狙いをズラせなかったなら、ラインマーグは即死していた。



「胸の痛みがなければ、俺は貴様に勝てなかったろう。だが、攻撃が当たるようになっちまったなら、破壊神に負けはない。破壊! 破壊破壊破壊ィ!!」



 ──バギィ! バギィイイ! バギィィイイイイイ──



 ロストハーツは破壊神の力を休みなく使い続ける。ラインマーグは避ける。どこに来るか見えないはずの攻撃を避けていく、その中で急速に傷を回復させ、腕を再生した。しかし、その間にラインマーグは別の部位を消滅させられる。いたちごっこだが、僅かにラインマーグの再生速度の方が上回っている。



「アルーカス!! 何ぼーっと突っ立ってやがる!! お前も役に立て! ウナギィ・クローを殺せ!!」



「は、はいい!!」



 アルーカスが俺に向けて雷の魔法を飛ばす。だが、俺は避けることはない、ただ、腹を開いた。



「──悪いな邪神共。俺は勝たねぇといけねぇんだ」



 ──ガガァン!!



 雷が剣によって弾かれた。



「はぁ~、久しぶりの外です。だから──楽しませてもらおうかな?」



 俺が腹から出したのはデルタストリーク。俺の体内で隔離していた彼女を、単なる兵隊、鉄砲玉として使うために出した。神々の中でも最強クラスの武神、どんなに硬い敵も、精神生命体も、彼女の剣は断罪、両断する。



「ば、馬鹿な……デルタ……ストリーク? なぜだ、なぜだ!! どうしてお前がここに!! こ、これでは……っ」



「……セトラドーズ? いったいこれはどういうことかな? アラバイルから堕落神に殺されたと聞いていたが……」



「デルタストリーク! ラインマーグに従うな!! お前はアラバイルに操られてる。俺ならお前を解放できる。だから俺と戦うな!! ──」



 青ざめるロストハーツ、弱体化したラインマーグだけで手一杯だったわけだから、デルタストリークも来たらそりゃ絶望だってする。分が悪いと感じたロストハーツはデルタストリークに取引を持ちかけている。



「ん~~? 言ってる意味がよく分からない……頭にモヤがかかっているようで……でも、セトラドーズ、あなたが嘘を言っていないのも分かる。私を思って言っているんだってことも。騙すつもりもない……うむ、アラバイルからの解放とやら、やってくれないかな?」



「えええええええッッ!??」



 デルタストリークはロストハーツとの取引をあっさり了承した。流石に俺も予想外の展開で開いた口が塞がらない……



『やめろデルタストリーク!! セトラドーズは邪神ロストハーツだったんだ!! 地上を穢す邪神の仲間だ!!』



「ごめんラインマーグ、もう嫌なんですよ。このモヤモヤを自覚してから、ずっとイライラしていたんです。私自身を許せない、存在するだけで仲間に迷惑をかけるなんて、嫌なんです。だから取引は受けます。騙すつもりはないみたいですし、彼とも友人でしたから。ラインマーグ、邪魔をしないでください。ああでも、こいつを生かす意味はないかな?」



 デルタストリークは軽やかに、するりと移動し、藍銅の剣をアルーカスに振り下ろした。そこに躊躇も迷いもない。精神体をも両断するデルタストリークの剣を受けたアルーカスは痛みから叫びをあげようとするが、その瞬間には剣は三度アルーカスを切り刻み、アルーカスは叫ぶこともできずに死んだ。


 あっさりと、静かに消えた。



「じゃ、お願いしますよ! セトラドーズ!!」


「あ、ああ……」


『チッ……』



 デルタストリークに困惑しつつもラインマーグを警戒するロストハーツ、デルタストリークまで敵に回したら勝ち目がないと不本意ながら手を引くラインマーグ。苛ついて舌打ちをしていた。



「カイアス・ヴォーテックス!」



 オレンジと黒の渦がロストハーツの掌から放たれ、デルタストリークの頭から浸透していく。そしてしばらくすると、渦は消えた。



「終わったぞ……」



『──なら、もういいよね。こいつを殺しても──』



 再びロストハーツを殺そうと即、攻撃を仕掛けるラインマーグ。



 ──ガガァン!!



 その攻撃をデルタストリークが剣で受け止める。その隙を狙ってロストハーツが破壊の攻撃を行おうとする──



──ドゴシュっ!!



 鈍い音が響いた。デルタストリークがロストハーツの頭を剣の柄で殴り、攻撃を中断させた。ちなみに殴られたロストハーツの頭部は、デルタストリークの馬鹿力で陥没している。ロストハーツは死んではいないようだが……痛みに悶え、地面を転がっている。



「二人共喧嘩はやめましょうよ!」


『デルタストリーク、そいつに洗脳でもされたのか!?』


「喧嘩じゃねぇ! 殺し合いだ! 俺は俺の運命を──」



「だって二人が戦う必要あります? どうやら本当に機能不全が治ったようなので、ロストハーツの記憶を見たんですが、ロストハーツはアラバイルを殺したいんですよね? ちなみに、私もアラバイルを殺すつもりです。そりゃあ、私を違法に操り、スパイ行為をさせていたのですから、断罪されるのは当然。そして、ラインマーグ、あなたもアラバイルを殺すこと、考えていたのではないですか?」



『……っ……わかったよ。ロストハーツが矛を収めるなら僕も矛を収めるよ。彼も気になることを言っていたことだしね』



「……矛を収める? 無理な話だな。ラインマーグはアラバイルの干渉を受けて神として再誕した。こいつが存在するだけで、アラバイルの狙いは達成に近づくはずなんだ」



「待てよ。アラバイルとかいうやつのことは知らねえが、仮にそいつの干渉を受けて生まれていたとしても、ラインマーグがそいつの思惑通りに動くとは限らないんじゃねーのか? もしもアラバイルが何もかも想定通りに事を進める、完璧超人なら、デルタストリークがここで機能を取り戻すことも、こんな仲裁だってさせなかったんじゃないのか? それとも、この流れこそがアラバイルの狙いだって言いたいのか?」



 デルタストリークはぶっちゃけかなり脅威なはずだ。一度相手を裁くと決めたら止まらない。アラバイルはもうデルタストリークにロックオンされたわけで、これは絶対に避けなければならないことなはず……しかし、気になるのはなぜロストハーツがデルタストリークの呪いを解くことができたのか……まぁ、ロストハーツの出したオレンジと黒の渦、あの色には俺にも見覚えがある。聖女、創世神由来の力とファーカラルの呪いの力だ。



「……そうだな。俺もアラバイルがここまで読んでいたとは思えない。ファーカラルの想定を超えて、予言をズラしたお前が言うのなら……一考の価値はあるか」



 邪神との遭遇戦は予想外な形で幕を閉じた。俺達はとりあえずさっき俺が落としたワーム・ドレイクの街の、誰もいなくなった宮殿で話し合いをすることにした。





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