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第33話:前世? にドン引きしてしまった



 交渉が終わり、地獄の神々が邪神ではなく獄神と呼ばれることが決まった後も、オライオンドーズとガオガオ、マロンちゃんはこのワシャルドに滞在していた。このワシャルドは異形再誕の被害を多く受けた大陸西側に位置しつつも秩序が保たれているほぼ唯一の国だ。だからワシャルドはこの状況においての情報収集の最前線と言える。なので彼らもここに留まっているんだ──とマキから説明を受けた。



 俺もあれから異形再誕を経てもファーカラルの下僕とならなかったワシャルドの者達をなんと呼称するかの会議を仲間内で行った。そして呼称決めには異形者の代表としてワシャルドの皇帝にも会議に参加してもらった。ワシャルド帝国・皇帝、ホーラ・ダンテ・ウェイグストス。かつてはやり手の爺さんだったらしい。だが今は、異形再誕により他の者たちと同じく肉体年齢をリセットされ、若い異形として存在している。



 ウェイグストスの異形としての系統は陸戦近接兵士型、人型の昆虫のような見た目で、超硬度の甲殻が体中に張り付いている。この甲殻はパージすることが可能で、それらは全て武器としての活用が可能。ウェイグストスの場合は脛の装甲2枚を合体変形させることで双頭槍にしたり、腕から3枚までのショートナイフを生み出せる。この装甲武器は自分のものなら回収することも可能なようで、結構な超スピードで回収されるのでそれ自体が攻撃にも転用できる。この装甲武器は全ての異形系統に存在し、異形達の基本技能のようだった。



「オレは元々武人だったし、この兵士型は会話もできるからあまり不満はないが……元々非戦闘要員だった者達はお前を恨んでおるぞ、ウナギィ・クローよ。異形系統のうち半分以上は声による会話が不可能なタイプとなると……オレにはあやつらの苦しみは想像もつかん……オレが異形系統の中でもランクの低いタイプとして再誕したことに怒るものもいるようだが、オレはこれを気に入っている。年老いて体が思うように動かなくなったオレが、全盛期を超える強さと、理想の動きを実現するだけの頑強さを持っている、正直、笑いが止まらん。ククク、このランクの低さに怒る者は何も分かっておらん、オレらは元人間で、ただの化け物と違い、技を使い、研鑽を積むことができるのだからなァ!」



 ウェイグストスは戦闘狂だった。だがその一方で民達の状態もよく見えていた。確かにウェイグストスの言う通り、異形達の多くが会話能力を失ったことが最重要問題だと思う。商人や文官だった者達からしたら、今までの自分の積み重ねをそのまま失ったようなモノで、その喪失感は大きなものだ。声による会話のできない者達にも意思疎通能力は一応存在する。それは人というより魔蟲に近い形式で、俺の体内にいるやつらに近い、短距離念話で言語されていない意思やイメージを飛ばすというモノだ。最上級クラスの異形以外は簡単なイメージしか飛ばす機能がないため、かつてのように高度な情報をスムーズにやり取りできない。



 では逆になぜ低ランク異形であるはずの陸戦兵士型は声による会話が可能なのか? それは陸戦兵士型が人間からの変異が比較的穏やかだからだ。甲殻を全てパージすれば、ほとんど人のような姿、俺の世界にあった人型アンドロイドのような感じというか、パージ状態から変装でもすれば、人間社会に潜伏も可能だ。その場合、文字通り人の皮を被ることになるだろうが……おそらくそうした工作要員としての活用も考えて設計されたんだろう。



 中ランクに空戦兵士型、と水陸兵士型、砲撃特化型、魔法戦特化型が存在し、この中では魔法戦特化型しか声による会話能力がない。上ランクに汎用指揮官型、空陸戦兵士型、竜種型が存在し、この中では汎用指揮官型のみが音声会話が可能。最上位ランクは空戦広域爆撃型と拠点防衛魔戦竜種型が存在するがどちらも高度な念話が使えるため、音声による会話は必要ない、むしろタダヒトであった時よりも便利と言える。



 意外にもクイーンとかキングとか、明らかな統率者といえるタイプは存在しなかった。おそらくその位置に邪神達が君臨するんだろう。



「そうか、俺もあいつらに声を与える方法を考えているところだが……中々難しい。俺と違って複数の生物で構成されているわけじゃないから、俺と同じ方式で進化するというのも不可能だ。何か別の方法を模索しなきゃいけない……会話のための装置だとか魔法を開発するとか、そういう……」



「クローよ。別にオレはお前を責めるつもりはない、むしろ感謝している。お前を恨む者も、抱えきれぬ悲しみから、お前に寄りかかっているだけだ。オレは他人に寄り掛かるだけの弱者として帝国の民を導いたつもりはない。悲しみを取り除き、いくらか余裕も生まれれば、お前を恨むこともなくなるだろう。さて、本題のオレらの事をどう呼ぶかだが、実はこちらですでに議論を重ねていた。聖女殿から今回の件の事情も聞いていたし、魔蟲の研究分析を進めるウナギィ氏に負担も掛けるのも悪いと思ってな」



「そ、そうだったのか! それで、考えたのはどういう呼び名なんだ?」



「異形再誕で生まれた者達の形は様々、甲虫から甲殻類、鳥に蛇にタコ、竜と、まるでバラバラ。だが、これもよくよく考えれば元のオレ達と大差ないのだ。ワシャルドは様々なタダヒト種族が共存し、己が能力の長所と短所をうまく噛み合わせて生きてきた。ワシャルド人としての魂が今もここにあるのなら、それは何も変わってなどいない! 結束し、巨大な一として、大望を果たす、偉大なる巨人なのだ!



 ──歯車巨人ギアド・ティターンそれがオレ達の、新たなる旅路の道標よぉ!


                                        」



「歯車巨人、いい名前だな! 結束が大事であるという願いは、きっとこれからのお前たちを支えていくはずだからな」



 こうして意思ある再誕異形は歯車巨人ギアド・ティターンと呼ばれることになった。まぁ実際巨人レベルにデカいやつらもいるからそこまで誇張表現でもないしな。



 それからしばらく、俺は歯車巨人達のための音声会話方法を模索していたが、行き詰まっていた。ドラッシャーは俺に対して協力的だったが、マキはこのことに興味がなかった。マキは邪神や神々、そして敵対する再誕異形国家の情報収集を行っているらしく、まるで時間が足りないみたいだ。ラインマーグとマロンちゃんも似たような感じで、暇そうにしているのは、煮詰まってしまった俺とガオガオ、オライオンドーズ、ラインダークぐらいだった。



 シャトルーニャは歯車巨人達に寄り添って、話を聞いてあげているようだった。もちろん殆どは声による会話はできないわけだが、それでもどうにか意思疎通を図ろうと頑張るシャトルーニャを歯車巨人達は受け入れていた。彼らは話すことはできなくとも聞くことはできる。シャトルーニャは子供だった者に読み聞かせをしたり、冒険の話をしたり、歌を歌った。その歌声はお世辞にも上手とは言えなかったが、歯車巨人達を思う心が乗っているようで、それは彼らの心を癒やした。



 別に、聖女の力なんて何も活用していないのに、シャトルーニャは俺からするとでっかく見えた。特別な力なんかなくとも、あいつは人を癒やし、前を向かせることができる。俺は元から立ち上がる気力のあるヤツをどうにかするのが精々で、弱っちまったヤツを救うことなんてできない。俺にできるのは眼の前にある問題や危機を解決するだけだ。



 そんな、腐った俺の心すら、シャトルーニャの下手くそな歌声は癒やした。



「下手だよねぇシャトルーニャの歌。でも頑張ってるのはよく分かる。ほら見なよ、元子供のやつらはノリノリだぁ、楽しそうに体揺らしてさぁ。いいよねぇ……クローはお悩み中みたいだけど、君が悩んだって意味ないとオイラは思うねぇ。大して賢くもないしぃ?」



 遠巻きでシャトルーニャ達を見守る俺を、オライオンドーズのおっさんが煽ってくる。ニヤニヤ笑ってスルメを食べている。



「まぁそうだな。でもよ、ここにいるやつらは俺とあんた、ガオガオ以外は精一杯に頑張ってる。それを見てると、大して動けてない俺が、情けなく感じてよ」



「おいおい、ガオガオちゃんは深い悲しみを背負ってるんだから仕方ないって、許してあげようよ。元から戦の神なのに彼より強いやつらが沢山いるせいで情緒不安定だったのに、今は支配地域全滅からの信者激減で、そこそこ強い人間程度の力しかないんだ。そのうえ同じ職場の後輩は力をまるで落としてないんだ。もうガオガオちゃんのプライドはズタボロのボロ雑巾だよ」



「じゃあオライオンドーズあんたは?」



「ちょ、さっきの根に持ってる!? はぁ、オイラだって頑張ってるんだよ。こんな世界で生きてなんかいたくないのに、絶対に叶うことのない夢を、頭から消すこともできないんだからさ」



「何? うつ病? 絶対叶うことのない夢ってなんだよ?」



伊藤秋夜いとう しゅうや



「え? それ……あれ? 日本人の名前みてーな……」



「日本人みたいじゃなくて日本人ね。オイラの名前だよ。あの頃は自分のことは俺って言ってたなぁ~」



 待て待て、どういうことだ? オライオンドーズも元人間でこの世界に転生してから神になったのか?



「はは、予想通り混乱してるね。でもオイラは元からこの世界で生まれた存在だよ。創世神に生み出された新時代の神さぁ。この世界の神々はあんまやらないけど、他の世界の神々の間じゃ、異世界の人間に自分の魂を送り込んで、人としての生活を楽しむ遊びが流行ってるんだよ。ゲーム感覚で始めるわけだけど、実際人として生活してる間は、本気も本気、神であった自覚だってない。オイラはそうやっていくつもの世界を経験、プレイしてきた」



「え……?」



 それってオライオンドーズが何度も人としての人生を経験してきたってことだよな? だけど、ゲーム感覚で人間として生活してた……か。なんか言い方が不快だな……



「まぁプレイ中いくら自覚なく、本気でプレイしてたって死んでその人生が終わったら、まぁただのゲーム。本体には影響なんて残らない……そのはず、だったんだけどね。あったんだ、ただ一つ、俺の心をかき乱す程に、死んだ後も本気の本気のままにした人生がさ。それが伊藤秋夜の人生。伊藤秋夜は家庭環境に恵まれない人間として生まれて、その現実に打ちのめされて、ダメ人間みたいな生活を送っていた。だけど40歳の時、親戚のガキに説教されて、情けなくなった俺は家を飛び出した。職もなく、金もなく、空腹から万引きをして逮捕された。元々終わってたけど、その時完全に終わったと思った」



「それは確かにハード……だな……」



「だけどそれは終わりじゃなくて始まりだったんだよ。逮捕された時にさ、警察に中学校の同級生、達也がいた。達也は俺を見捨てなかった。ダメダメな俺を、それでも良いところだってあるって言ってさ。お前には普通の人生は向いてない、もっとデカいことをやれって言った。40歳の無職に対して、あいつは本気で言っていた。もう終わりだ、もう無理だって言うと。だったらここで人生が終わったと思え、ここから始まったと思えばいいって言われた。俺は泣いたよ……俺はそこで決めたんだ。もう終わってんなら、この先どう生きて、どう失敗しようと、今よりマシだ、だから……だから馬鹿げた夢を本気でやってやろうって思った」



「お、おい! なんだよ。その馬鹿げた夢ってのは!」



 いつの間にか俺は伊藤秋夜の人生の続きが気になってしまい、オライオンドーズを急かしていた。



「ヒーローだ。それもただのヒーローじゃない、ダークヒーローだ。悪党を許さず、ぶっ殺すヒーロー。幼い頃に感じていた絶望や不遇を吹き飛ばすような嵐のようなヒーローに、俺は憧れていたから。だけど、今までまるで体を鍛えてこなかったし、頭だって秀才止まりだった俺が、覚悟を決めたからってそうホイホイなれるほど甘いもんじゃない。だから賭けに出た。米軍が行っていた秘密実験、ミュータント兵士開発実験の被験者として参加した。戸籍や個人情報、何もかもを削除して、どこでどう死のうが誰も問題にしない、最高の人体実験モルモットとして俺はその実験の被験者になったんだ」



「ブーーーーーーッッ!???」



 あまりに予想外の所をついて来たので吹き出してしまった。



「人体実験のモルモットになったものの、そう都合よく実験成功なんてしない。俺は失敗作だった。だけど、元から死なばもろともだった俺は実験に耐えられた。体はボロボロになる一方だが、研究者達は俺の体を最早遊び感覚で実験しまくった。本人が人体実験を望むイカれ野郎だったから躊躇なんてない。失敗に失敗を重ね、ついに一つ能力を手に入れた。それは幻覚を見せる能力だった。ついに到達したと感じた俺は、お礼に研究所の人間を皆殺しにし、研究資料を燃やし、街に飛び出した。


 それからは最高だった、悪党を殺して殺して、殺しまくった。相手がどんな権力者だろうと関係ない、悪党を殺して奪い取った金で組織を作った。悪党を憎む復讐者集団の組織、そっからしばらくして組織が分裂する。俺の考えは過激過ぎるとか言ってな。で、結局分派した組織の、正真正銘のヒーローに俺は殺された。道半ばで倒れた訳だが、面白かったよ。だって俺を殺したヒーロー、俺が教育した悪党の息子だぜ? 俺を殺す時に泣いてたんだぜ? すげーだろ! 邪魔するなら味方だろうと殺す俺が、その馬鹿弟子を殺せなかった。チャンスはあったのにさぁ」



 俺が思っていたよりもとんでもないやつだった……伊藤秋夜……



「凄かったなぁ~別にオイラ本体が運命の操作とか行ったわけじゃなくてさ、本当に偶然、奇跡の連続でそんな人生になったんだよねぇ。しかもリアル系の世界だったんだよ? ほんとファンタジー要素とかほとんどない世界でさ、むしろオイラが暴れた結果そっち方面に傾いていった世界でさぁ。でも笑えるよねぇ、本当のオイラのリアルは、あの頃の俺よりもずっとファンタジーだったんだからさぁ。まぁともかく、オイラは伊藤秋夜として生きていたかったけど、もう死んじゃって……あの世界にまた飛びこんだとしても、オイラは伊藤秋夜としては生まれてこない。オイラの生きた時間からすれば、ほんのちっぽけな時間だけど、今のオイラには、この世界のリアルこそが、おまけのように感じるんだ」



「なるほどなぁ……確かにそれは、叶わぬ願いだな。だけど、あんたが俺に興味を持ったっていうのもなんとなくわかった気がする。別の世界ではあるけど、似たような土地に生まれて、似たような体験をした。あんたは伊藤秋夜として、俺はウナギィ・クローとして、悪党に復讐する歪んだ実験体。まぁ、俺は実験よりも拷問が主体だし、方向性も全然違うけどよ。なぁ、もしかして……デルタストリークにジェットパックをやったのもあんたなのか?」



「ああ、そうだよぉ。オイラが体験した世界の知識を使って作ったんだ。まぁちょいちょいオイラは異世界の発想を使ったモノを開発してるからねぇ。そうだ、これをあげるよ」



「なんだこれ? メガネ?」



 オライオンドーズがメガネのようなものをワイシャツの胸ポケットから取り出し、俺に渡してきた。



「こいつは、それを通して見た相手のステータス、ようは戦闘力を見ることができる装置だ。ゲームっぽい挙動をどうにか再現したもんだから表示された戦闘力が必ずしも正しいとは限らないけど、おおよその強さを判断することができるんだぁ。君は邪神達と自分の力の差をよく分かっていないみたいだからねぇ。これがあれば力の差を認識できるはずだよぉ」



 とのことなので、まずは俺を見てみる。戦闘力5017、お? 詳細情報まで見れるのか……体力4000、攻撃力500、防御力3000、素早さ1500、魔法力1000、精神力5万……精神の数値がやたら高いが、この数値がどういう意味を持つのかよく分からんな。次にオライオンドーズを見てみる──



 ──はぁっ!? 戦闘力512億6000万!? 体力700万、攻撃力無限、防御力500万、素早さ300億、魔法力1万、精神力3万……バグってるだろ!?



「ははは、数値でおかしい所があったろ? 無限て所、そこまではいかなくとも、邪神の強いやつらも得意分野では似たようなステータスを持ってるはずだよ。でも正直、こんなのは全然おかしいことじゃない。高いステータスって、結局世界の概念と繋がってるか否かの差で、自分というよりは世界の力だからねぇ。シャトルーニャとガオガオを見てみなよ。面白いものが見えるからさ」



 俺はオライオンドーズに言われた通り、シャトルーニャとガオガオを見てみる。ガオガオの戦闘力は2119、シャトルーニャの戦闘力は──220……ついでに隣にいたドラッシャーを見たが、ドラッシャーの戦闘力は2560……はぁ?



 ガオガオがそこそこ強い人間程度に弱体化したってマジじゃねぇか……ドラッシャーよりも弱い、というか俺もドラッシャーとそんな大差なくね?



 ていうか、そんなのどうでもいいわ。シャトルーニャの異常な数値の前では……



「シャトルーニャの戦闘力220だったぞ」



「そうだねぇ。ははは」



「なのに……あいつはグローカスと互角……いや、それ以上だ。上回っていた」



「うんうん。グローカスは実際みたことないからあれだけど、戦闘力は最低でも200億は超えてたんじゃないかなぁ? でも聖女は220程度でも、なんならきっと50程度でもグローカスを倒してしまう。それこそが理不尽であり、聖女の力の根幹なんだよ」



 聖女の力の異常性は、俺も気づいてはいた。だけど数値として出されるとより異常性は際立った。まぁオライオンドーズが言っていた通り、正確な指標ではないんだろうし、戦い方でもある程度変わってくるとは思う……聖女の力がこの眼鏡の力を弾いているというのも考えられる。だが……実際シャトルーニャの戦闘力は220ぐらいだと思う。中学校のクラスで一番強いガキ大将レベル。スポーツ漫画に出てくる巨漢の天才小学生には及ばないレベルだ。



「けどねぇ、異常なのは君も同じなんだよクロー。その眼鏡、君の体質には対応してないから……君の本体しか見ていないはずなんだよねぇ。つまりは君の意識体だけの話。だから魔蟲だとかの力を計算にいれた実数値は全然違うはずだし。物理面のステータスは全て0で表示されるはず。だけど君は肉体を持たないはずなのに、物理面のステータスが表示されている。体力4000、防御3000、そして──



              ──攻撃力500。



 君は、精神体、意思の力だけで物理干渉が可能ってことだ。意識体の力だけで物理干渉を軽減し、微弱ながらも人間の戦士クラスの物理干渉が可能。こんなのは普通ありえない、どんな上位の精神生命体でも、直接の物理干渉は不可能。魔法を使って間接的に影響を与えるのがせいぜいさぁ。精神力5万の数値も中々の数値だけど、そんな程度の数値でこんな現象は起こせない。明らかに表示がおかしい。君もおそらく聖女と同じく、正体不明の強い力を持ってる。その攻撃力500には計り知れない価値があるのさぁっ!」





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