インフルとコロナと重症化
データを見る中で最新データでうーんと思える部分が出てきた。重症化患者の増加傾向になる。書いてたことが破られてしまったとなる。他にも陽性率が高いままって点。検査数が上がると陽性率が下がると思われていたが、患者数の増加がそのまま反映されてる結果になった。
ただここ最近検査数がまた横ばい傾向にあって、患者数も似たような面があるので、どうしても日本は検査数に患者数が影響を受ける結果になりやすい。この点は今後も続いていくので患者数の増加が止まらない時には検査数をこまめに確認した方がいい。
問題は人工呼吸器やエクモなどの器具に限界がある点になる。後は単純に入院患者数のベットとそれに関わる医療従事者の数の問題になる。こここそが問題になるので重症数は極めて重要なデータになる。ただ医療機関の体制の強化も同時になされるためこの辺りは単純に数の増加だけで見てはいけないと思うがとにかくここがキーになる。
さて、経済との兼ね合いで見るべきだという点を全く考慮に入れない政府批判にびっくりしてるわけだが。どう対応して良いか?分からない時期に下した判断をいつまでもひきづるのはどうか?と見ている。前回の緊急事態宣言は医療機関の問題があり、実際短期間で急激に重症化患者が増加したためパニック的だと言えない部分もある。
それでもやや過剰反応だった気もしている。悪い意味で正解が出されてしまったようなところがあるから。多くの人がここにすがってしまような所がある。まずは景気の悪化がいつ横ばいになるか?を今探ってる時期で、そこから回復はさらに遅くなる。悪化のピークはもうすぐじゃないか?とか言われてるが実際はなんとも言えない。
明らかに思ったより面倒になってきてるコロナの患者数から2つの問題がある。本当の問題=医療機関の崩壊になるならまた強い自粛の期間を設けないと行けなくなる。そうなったら悪化のピークはさらに下に行く可能性はあるし、かつ回復なんてとんでもないとなる。もう1つが、ピークに達した後回復するのか?になる。
政府が規制しなくても個人で自粛を取るケースが当然あるだろう。コロナ前は大げさでもコロナの影響がない時期まで回復するのか?なら多分今のままじゃ無理。どうなるか?で完全にコロナを無視する様な状況にならないとならないのじゃないか?と思う。
そこでどういう事とか?と言う話になる。インフルとの比較になる。インフルは無視してるのに何故コロナは無視できないか?で海外の死亡率は圧倒的にインフルなんて比じゃないからになる。ただそれが東アジアだとそうでもない。日本は確かに東アジアの中では失敗したんだと思う。
ただこの点も日本の高い高齢者の率から見て失敗だったとは言えないという意見もある。成功したアジアの国との高齢者の割合が違いすぎる。2倍3倍は違うため、それほど大失敗だとは言えない。
全く解明されてないが、欧米と同じ対応を取るべきなのか?ならなんとも言えない部分がある。
インフルは無視するのに何故コロナは無視しないの?これに対して明確な答えを持ってる人は多分いない。何故ならインフルも流行が拡大すると政府から多少はメッセージが出るからになる。その程度の差が大きい。
じゃインフルみたいに無視するのが正解なのか?ならそうでもない。そこで最初に戻るのだが、重症化率になる。インフルの重症化患者は人工呼吸器を必要する患者と違う。同様か以下の死亡率でもその過程の重症化の違いによって医療崩壊の状況が全く違う。死ななくていい人が死んでしまった点がイタリアの異常な死亡率につながっている。
これを防ぐことに政府は気を使ってると考えてほしい。
インフルのように無視してほしいとは思わないが、経済との兼ね合いで考えている政府の判断をヒステリックに国民一致で無能だと言うのはどうなのか?と思うのだが、こういった意見を言うのにも気を使わないといけないのが本当に面倒。あって当たり前だと思うだが、本当に誰も言わないんだ。
否定的に単純にこき下ろす方が受けるからね。