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阿修羅道  作者: 葉月
6/10

egg

よろしくお願いいたします

ウボー「できるか!!」

シファー「そうか」


シファーは黒い刀を取り出してミストに斬りかかる。すると血龍白虎の能力が消失した。

やはりな、あの能力はかなりの集中力が必要な力だ。少しでもオーラーが分散すると駄目になるんだな。


シファー「壱の技、黒鬼の爪!」

ミストの肉体が裂けた。

裂けた肉がグニグニと再生しようとする。

まだ まだだ まだ私は負けてなどいない。肉体が再生可能ならば、いくらでも戦える。


兄さんは醜いよ。

誰の声だ、煩わしい、私が醜いだと、お前は誰だ?


百年前


私には弟がいた。名前はバッカス。バッカスはからだが弱くいつも咳をしていた。弱い人間は直ぐに謝る。

咳をして五月蝿くてごめん

からだが弱くてごめん


謝らないでくれ、大丈夫・・私が直ぐに咳など治る滋養のよい食べ物をもらってくるさ


つい魔が差した。私は卵をひとつ盗んだ。

町の偉い人間に通報された。私は警官に何時間もムチで叩かれた。痛い 痛い

でもバッカスはもっと苦しいはずだ。

早く帰らないと。


家に帰ると手紙があった

手紙には兄さんは醜いよ。俺の大好きな兄さんは盗みなんかしないのに。


最後の一行には血が滲んでいた。弱くてごめん・・・


バッカスは血をはいて死んでいた。

私は叫んだ。弱い人間は生きるのも許されないのか。

幸せに生きてはならないのか。


ありがとうございます

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