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春の興り、富士


山中湖から果てる富士は、その白化粧を微かに落とし始めた


白鳥は投げられた餌を貪欲に食べている、湖面は揺れてきらめくばかりだ


滑らかな白が形作る暴力的な美を前にし、貴賎を問わずおしなべてこうべを上げる


ああ、その白の奥の、その網膜の裏側にいる作家の小説を、600万円の会員証を有する賓客は読んだことがあるのだろうか?


数多くの偉人が、其のまなこに富嶽を映じてきた

しかし、偉人は死に、遺るのはげに空恐ろしい美しき粉黛だけ!


俺はふじがこわい・・・


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