表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トーキング フォー ザ リンカーネーション  作者: 弐屋 丑二


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/1587

失言

朝飯を貰ってきたミーシャとともに

部屋でゆっくり食べていると、

アルデハイトがヌルッと扉を開けて入ってくる。

自然にテーブルの端の椅子に着席して、

「おはようございます」と一言告げ

微笑ましく食べている俺たちを見つめる。

「なんだよ。私たちは食べてるんだけど」

食べづらくなったミーシャがアルデハイトに抗議する。

「いや、家族とはいいものだな、と」

アルデハイトはそう言って立ち上がり、窓の近くで、外の土砂降りを見つめる。

「今のうちですねぇ。雨期で本当によかった」

「そうなのか」

「舞台装置が機能すると思いますよ」

「なんでもいいけど、兄さんを無事に連れて帰ってきてよ」

アルデハイトは立ったままミーシャの方を見て

うやうやしく胸に手を当てて、頭を下げると

「外で天気を読みながら、お待ちしていますよ。

 ゆっくりでかまいませんよ」

と告げ、部屋から出て行った。

ルクネツア城に今から二人で行くのである。

もちろん目的は巨大竜のライグァークを騙しに、である。

「……わっけわかんないっ」

ミーシャがブーブーと俺にアルデハイトの文句を言う。

「……なんかさ……」

「……?」

「あいつなりに今、凄い礼を尽くしたって感じがしたよ」

何故か伝わったのだ。

とはいえ、ちょっとナイーブになっているのかもしれない。

実は内心色々ありすぎてショック受けてたりしてな。

「そう?私は失礼だなとしか、思わなかったけどね」

ミーシャは扉の方角に毒づくと、パンをかじり始めた。


飯を食べた俺はミーシャにチェックして貰いながら

銀のプレートメイルと彗星剣を装備した。

その上からレインコートを羽織る。

「時間だ。じゃ、行って来るわ」

「うん。無理はしちゃだめだよ」

ミーシャは城塞の外まで出てきて、俺を見送る。

「たぶんあとでクラーゴンさんが教えてくれるだろうけど

 竜が来たら避難しろよ。要塞もかなり破壊されると思うぞ」

「兄さんが寝てるときに、アルデハイトからみんなと聞いたよ。

 避難の仕方もバッチリ。心配しないでっ」

「よかった。じゃあ行ってくる。みんなに宜しくな」

土砂降りの中、手を振るミーシャを背にして

俺はレインコートのフードを目深に被りなおし、

目の前で翼を伸ばして、悠然と立っている

同じくフードを被ったレインコート姿のアルデハイトに歩み寄る。


「さあ、行きましょうか」

アルデハイトはしっかりと俺の手を自分の腕に括りつけると

雨を切り裂きながら急上昇する。

そして南側を見据え、水平に高速で飛び始める。

「まずはマルガ城に行きます。レインメーカーの様子を見るためです」

「任した。俺は今回はお前に言われたとおりにやる」

「助かります」

要塞の南もやはり、どこまでも続く土砂降りの雨である。

「この雨期って、この星全域なの?」

「いえ、まさか。ローレシアン王国近辺だけですよ」

「タカユキ様の居た世界と同じように

 緯度や経度でそれぞれに季節や天候は違います」

「ここらってどの辺りなの」

「北部寄りの中部ですね」

「勉強になるな」

雑談しながらも翼を休めないアルデハイトは

微笑むと、前方に指をさす。

「見えてきました。マルガ城です」

ポッカリと空に穴が開くように、その大城の周辺十数キロは晴れている。

堅牢そうな幾重にもなっている城壁の上には

黒を基調とした旗に真っ赤に何か大きく書かれた旗が

いくつも揺れている。

アルデハイトは晴れた上空でホバリングしながら

「やはり、レインメーカーが周辺に居ますね。

 もっと南側か……国境付近です」

と呟いて、空の果てに浮かんでいる黒雲の切れ間を眺める。

「何で居るんだ?」

「ゴルスバウのデータ収集でしょう。

 とはいえ、マシーナリーが浮遊城を操作できるという前提ですが」

「……?」

意味が分からん。

何で機械人(マシーナリー)がゴルスバウのデータを収集するんだろう。

「ふふ。今のは推測ですが、

 レインメーカー周辺にガーディアンが居るのは事実ですからね」

「……???」

ガーディアンって言うと確か、浮遊城を守る防衛装置だったけか。

さらに俺の頭は混乱する。

「材料が揃いすぎているということですよ」

アルデハイトは意味ありげに言い放つと、

空中でターンして、東側へと飛び始めた。

「ルクネツア城跡に向かいます」

「いよいよか……」

十分ほどそのまま高速で東に飛び続けると、

次第に眼下の光景が真っ黒になっていくのが分かる。

「……なんだこれ……」

「要するにライグァークが暴れまわった後ですよ」

森の跡らしき場所が消し炭になっていて、

おそらく町があったであろう切り開かれた平地が真っ黒になっている。

殆ど平らになって、消し炭である。

「こわいな……」

「怒れる巨大竜は天災と同じですから、

 住民や獣たちは来る前に逃れたと思われますよ」

「少しホッとした」

人死にとかできれば無い方がいい。胸を撫で下ろしていると

ルクネツア城跡らしきものが見えてきた。

うん……やばいわ……やばすぎるだろ。

黒く漕げた穴だらけの広い城壁の中から大きな鼻の長い顔が見える。

確かにドラゴンである。トカゲの顔を大きくして赤い鱗まみれにした上に

横にむりやり広げた感じだ。とにかく恐ろしい。

あの顔に目を開けられたら、俺はショック死する気さえする。

禍々しく黒い深紅皮の節々が紫に鈍く光る折り畳まれた

蝙蝠のもののような形状の巨大な羽根は

背後の城壁跡に立てかけてあるが、その状態で片翼五十メートル近くあるんじゃなかろうか。

そのさらに後ろの城壁には、長いとげまみれの真っ赤な尻尾が、

まるで意志をもった蛇のようにようにうねっている。


ホバリングをしてライグァークの様子を観察しているアルデハイトに

掴まっている俺は

「……でかすぎないか?」

と恐る恐る訊ねてみる。

「立ち上がると150メクロンあります。尻尾を入れた体長は300こえているはずです」

えーとおよそ百五十メートル。全長は三百メートル以上ってことか。

たしか大体そうだったはず。にしてもでけぇ。

建物や機械ならまだしも、生き物でこれはありえない。

「よく立って歩けるな」

重力があるから本来はああいう百メートル超えている怪獣は

重力の関係でそもそも立ち上がれないとネットで以前見たことがある。

たぶんこの世界の重力は地球と同じくらいだろう。

「筋力に加えて、体内で生成する魔力、そして空気中の共鳴粒子を常時取り込みながら

 支えているようです」

「……なんかすげぇな……」

「なので、エネルギーを放出しすぎると彼らは寝ます」

「なな、アルデハイト。竜って耳いいの?」

「どうでしょうか」

「いま、衝撃の告白していい?寝てるから、多分いいだろう」

「どうなされました?」

「ガーヴィー殺したの俺なんだよ」

「……!!」

アルデハイトはクールな表情を崩して一瞬愕然とした顔をする。

「はやく、言ってくだされば……」

「いや、何か言いにくくてさ。剣を教えて貰ってた師匠だったんだけど

 殺してくれって言われたから、しかたなく……」

「……後で、詳しくお聴きします」

「師匠、十メートルくらいだったんだけど、何であの巨大竜と仲良かったんだろうな」

「彼等の"格"は大きさではないそうです……」

そういったアルデハイトが広い城跡で眠っている

ライグァークに顔を向けたところで、さらに絶望的な表情をした。


  ……きいたぞ……貴様が我が友の仇か……流れ人よ……


周囲を震わせるような威厳のある声を放った

ライグァークは大きな顔を城壁跡から上げ

燃えるような二つの真っ赤な眼を大きく見開いて、空中に居る俺たちを

まっすぐに見つめている。


「やばくないか……」

震えが。震えがとまらないんですがああああああ。

本能的に死を感じたらしい身体がずっと振動している。

頭は……冴えているな。やばすぎるからか……、

周囲の様子がいつもよりクリアに見える。

「ええ……絶望的ですね」

アルデハイトはそう述べながらも頭の中で何かを計算しなおしている。

「……よし、これでいきましょう」

そう言うが否か、アルデハイトは西のマルガ城の方角へと

最高速度で飛んで戻っていく。

背後では、ライグァークがルクネツア城の残った城壁を

ボロボロと壊して、振り払いながら


 ピギアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!


雲が吹き飛ぶような雄たけびをあげ、立ち上がり翼を大きく広げた。

俺はその様子を驚愕してしまい、再び振り向いたらショック死しそうなので

とにかく前方だけを見ていることにした。

アルデハイトは飛び続ける。

自らのレインコートと上着を破り上半身裸になり、そして靴を脱ぎ捨てて

「プレートメイル脱いでください!!あと靴も!!」

と俺に焦った様子で急かしてくる。

いつの間にか二本の見事な角が頭から生えている。

擬装するのもやめたらしい。

言われたとおりにプレートメイルと靴を眼下に脱ぎ捨てる。

重量を減らして

さらにスピードアップしたアルデハイトはすぐにマルガ城周辺に到達した。

相変わらず周囲は晴れている。

背後からは巨大ドラゴンが猛スピードで追って来ているのが分かる。

俺は怖さで振り向けないが、背後から空気を伝わって振動と

大きな羽音が響くのではっきりと分かる。

マルガ城を盾にする形で、西側の城壁の死角に逃げ込んだ俺たちは

すぐにゴルスバウの兵士たちが近くの城門から大量に逃げだしていくのを見る。

城中もすぐに悲鳴に満ちだした。

「我々に、一発もエネルギー波を吐き出してこなかったので、

 まだ身体は回復し切っていないようです」

「そ……そうか」

そこでアルデハイトは俺に小さく耳打ちを始める。

作戦変更の確認である。

「わかった。それでいい。早くやろう」

震えは止まったが、今度は頭が恐怖で固まり始めている。

急いだほうがいい気がする。その瞬間

ズガアアアアアアアアアアアアアア!!

という反対側の城壁から衝撃音が聞こえる。

俺らを見失ったライグァークが城を殴って破壊し始めたようだ。

「よし、もう良いでしょう。ここまで更地にされてはたまりませんから」

あくまで冷静さを崩さないアルデハイトは羽根を思いっきり伸ばし

マルガ城の南側の曇り空へと、俺と共に一気に上昇していく。


 ……そこか……地の果てまでも追っていくぞ……


城の東側城壁を破壊していたライグァークは俺たちを見つけると

ピギャアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!

と地上から身の毛もよだつような叫び声をあげて

飛び立つ。……これさ、気を失うよね。

そろそろ精神的にやばいよね。

と俺は思いながら、後ろを見ないようにして

アルデハイトと共にマルガ城南側の黒雲の中へと突っ込んだ。

アルデハイトは息を切らしながら羽根を羽ばたかせ、

急速上昇していく。背後には再び大きな物体が追って来る気配がある。

「ありました!!!レインメーカーです!!」

おお、雨雲の中に"逆さの城"が浮いているではないか。

灰色で一辺二キロはありそうな正方形の上部が、

ただっ広く平坦になっていて、

そこから下に伸びる逆さの城壁に全体が囲まれ、

その中からは数多くの塔が

以前見たときと同じように雨雲の下まで長く伸びている。

普段だったらビックリするだろうが、

恐怖心で、心折れかけている今の俺には感動が薄い。

アルデハイトは逆さの城の平坦で広大な上部に着地する。

「……1、2、3、4、5、よし、来ました」

アルデハイトのカウントが終わると、城の城壁の脇から

人間ほどの大きさがある蜂の様な形状の

ブゥーンという大きな羽音を響かせたロボットたちが大量に飛んでくる。

数百体は居るようだ。次々に俺たちの周囲を取り囲んでいく。

さらに全長五十メートル程はありそうな、巨大な龍のような長い緑色のロボットも

その後ろからゆったりと飛んでくる。

「ガーディアンです。剣を抜かないでくださいね。攻撃行動に反応します」

そうかこれが……。


  ……どこだぁ!!!!


城の下の雨雲からライグァークの恐ろしい声が響く。

「タカユキさま……」

アルデハイトが俺の肩を叩き、

俺はさっき教えられたとおりに精一杯、空中に叫ぶ。

「我らは"凶"様の配下なり!!ゴルスバウに命じられて貴様をここまで連れてきた!!」

「ガーヴィーを殺したのも、本当は凶様だ!!」

「罠にはまったな馬鹿モノめが!!」

「……そこで高笑いです」

アルデハイトが耳打ちして教える。

「わっはっはははははははははははははははは!!!」

俺のやたらよく響く声は、雨雲の中に反響して、

すぐにライグァークが真っ赤な頭をレインメーカーの上部端へと乗っけた。

手足のツメで逆さまの城壁に取り付いたらしく、少し全体が揺れる。


 ……それは本当か……


「あとはレインメーカーの、この防衛装置群が貴様を叩きのめすだろう!!!」

アルデハイトが精一杯胸を張り、ライグァークの恐ろしい顔へ向けて

指をさして、叫ぶ。

俺たちの周囲のロボットたちは一斉にライグァークの方を向き

臨戦態勢に入った。すでにこちらは眼中にないらしい。


 ……困ったことになった……


ライグァークの巨大な顔は炎を少し吹き上げてため息をついた。

あれ、迷っているのか……。

意外とかわいいかもしれない。と俺はつい思ってしまった。

「なんだ!?来ぬのか!?怖気づいたか!!

 我ら、いつでも"凶"様のために死ぬ覚悟ぞ!!」

アルデハイトは城の上部の端に大きな顔だけ出したライグァークを挑発する。


 ……機械人は関わると、面倒なのだ……


ライグァークがどんどん戦意を萎ませていっているのが分かる。

よかった。助かるかもしれない。

ここまで流れを読んでいたのならアルデハイトを俺は見直す。

「ならばこれでどうだ!!聞け!!巨竜よ!!」


 ……なんだ……わしはレインメーカーには手を出さぬぞ……


「"凶"様は貴様とゴルスバウでの決戦を望まれている!!」

「望まれているぞ!!」

俺も合いの手を入れてみる。それに頷いたアルデハイトは

「我等をここから解放すれば

 "凶"様と貴様の決戦を実現させてもよい!!」


 ……本当か。逃げるつもりではないだろうな……


「我が"凶"様と貴様との決戦を実現させるまで

 ……この大尉がここに残る!!

 凶様ほどではないが、彼も流れ人だ!!人質としては十分であろう」

ええええええええええ……いや、

まあ、アルデハイトが俺を選んで連れてきている時点で

そういう展開になるのは何となく分かってはいたが。

身体が異常に強靭な俺は、囮とか捕虜とかそういう役にうってつけではある。

とりあえず黙って頷く。

「貴様も知っての通り、わが国はローレシアンを攻めているわけであるが!

 "凶"様も当然、ご参加なされている!!

 しかし、腹心である我らがお呼びすれば、必ず貴様との決戦に赴くであろう!!」

「"凶"様はガーヴィーを殺したことを誇らしげにしていたぞ!!

 貴様もすぐに血祭りだ!!」

こんな感じだろうか。俺も思いついたので、再び合いの手を入れてみる。

今度は拳も振り上げる。

叫びすぎて、額から血管が浮き出ているアルデハイトが、隣で頷いた。


 ……


「当然決戦は、ゴルスバウ国内で行われなければならない!

 その場所は国都が相応しいであろう!!貴様はそこでよいか!?」

アルデハイトがまくし立てていく。彼も必死である。


 機械人がいなければ何でも良い……早く、その"凶"とやらを連れてこい……


おお、ライグァークが"凶"の名を認識したようだ。

こりゃあ、いけるな。と俺は心の中でガッツポーズをする。

その隣でアルデハイトが再び、大きく叫ぶ。

「ここには連れて来られない!!

 しかし、貴様との決戦の地である国都にならば、必ず私が今から連れて行くであろう!!

 そして連れて行った暁にはここまで戻ってきて、貴様をその場所まで招待しよう!

 貴様も知っているであろう!!敬虔なゴルスバウ軍人はウソをつかない!!」


 分かった……御託はいいから早くしろ……長くここに居たくない


アルデハイトは俺を見て頷くと、すぐに翼を広げ、雨雲の中へと飛び去っていった。

俺は数百体のロボットと対峙した巨大なドラゴンの頭に見つめられて待つ。

とりあえず立っているのも何なので座る。

アスファルトのよう地面は冷たく硬い。

ライグァークがこちらへとまったく殺気を向けていないので

恐怖心は不思議と消えうせた。

しかし、大掛かりだな。アルデハイトはよく思いついたもんだ。

というか、ライグァークが向かうゴルスバウの人民は大丈夫なのだろうか。

うん……まあそこまで考えてやる必要はないか。

一応敵だしな。"凶"からはついこないだ殺されかけたし。

他国に攻め込めるほど強い国家なら、自国民くらい何とかするだろう。

アルデハイトが要塞まで戻って、"凶"をゴルスバウの国都まで

連れて行ってから、ここまで戻ってくるとしたら

国都までの距離は知らないが、たぶん全部やって半日くらいだろうか。

とか周囲の雨雲を眺めながら、雨に打たれてボケッと考える。

すると、いつの間にか背後に何かの気配があることに気付いて振り向いた。

「あら、ライグァークさん。それに流れ人様まで」

その女性の声に振り向くと、俺の後ろに

全身銀色で目鼻口のある部分に穴が開いている

服を着ていない背の高い女性のマネキンのような人型の物体が立っていた。


 ……われは人を待っているだけだ……この者は人質である……


ライグァークの巨大な顔はうざったそうにそれだけ言うと目を閉じた。

「中にご案内しても良いかしら?どうせ待たれるのでしょう?」

そのマネキンもどきは

ロボットたちに囲まれて目を閉じたライグァークに訪ねる。


 ……好きにしろ、だが、ここからは出すなよ……


「もちろんですわ。何かお約束があるのは存じておりますわよ」

そのマネキンもどきは、顔の穴から言葉を発し

「さあ、どうぞ。お城の中へ。お茶などいかがですか」

と俺の手をとる。一瞬ためらったが、悪い感じは受けなかったので

俺はされるがままに手をとって、マネキンもどきに引き寄せられて隣に並ぶ。

すると俺たちの足元の床がいきなり円形に区切られ割れ、

そのまま床下へと下降していった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ