小話:本編24話と25話の間
以前web拍手にのせていたもの第三弾
小話:あるお茶会での話
ニールも次期侯爵としての勉強をそろそろ始めるようです。
そうなるとあまり一緒の勉強はなくなるみたいでちょっと寂しい気もしますが、
お姉さんは我慢しますよ!
そんな決意をした日ある意味恒例の3家のお茶会。
今日は我が家が開催場所です。
いつもの様に大人と子供に分かれてお話。キィはサーブに徹しています。
今日はニールが第一声。
「ディン様!ディン様はもう次期当主のお勉強をしているのですよね?」
どういったものですか? と瑠璃色の瞳ををキラキラさせてディン様に尋ねます。
「そうだな~色々?」
「色々って…大雑把すぎでしょう」
「だってさー、ホントに色んな事があるんだし」
それでいいじゃんと笑うディン様に苦笑いのセイ様。
「色々なんですか……ぼく、大丈夫かな」
「ニルギリは優秀だからすぐディンを追い抜かすかもね」
「本当ですか? セイロン様!」
「うっ、否定できない……」
喜色を浮かべるニールとは逆に落ち込むディン様。
いつもながらお二人のかけ合いは楽しいです♪
「でも、どうして私はニールと一緒の勉強ではないのでしょうか?」
何故か固まる皆様。あれ?
ぎぎぎとゆっくりした動作で私の方に向いてセイ様が尋ねます。
「……ルゥは侯爵になる勉強がしたいの?」
「? いえ、色々と学んでみたいのです。でも…」
「でも?」
「『女侯爵』って格好良いですよね~」
憧れの響きですね。ジャスミン様とかアル姉様に似合いそう♪うっとり~
「ダメだよ」
……セイ様?
「ダメ!」
ディン様まで?
「だめだよ姉さま!」
えぇーニールも?
「承服しかねます」
キィまで、なんで?
「あら、そんな制度なくしちゃいましょうか」
エリア様?
「そうだな」
陛下!? 何時の間に!?
「そうねぇ、やめちゃいましょう。ね、旦那様?」
ジャスミン様!
「そうですね」
ウヴァ様!?までー
「あらあら、ダメですよ?」
お母様!
「色々、却下ーーー!」
お父様~
「え~と、あの……みなさま?」
「ルゥ、女侯爵なんて……」
「ぜーったいに」
「「「「禁止です!」」」」
なぜー!?
A、女性が爵位を継ぐと結婚せずに養子を育てるという制度があります。
この国の昔の国王様が定めたものですが、過去2人くらいしか女性で爵位を継いではいません。
まあ、色々あったという事で。ファンタジーなのです。
お粗末。
2015/06/09
誤字、行間修正
最後の部分Q→A
A、以下修正。
ご指摘ありがとうございました!




