小話:本編11話後
以前web拍手にあったものです。
ルフナとセイロン(+キィ)
お友達になったセイロン殿下は最近、よく家に遊びに来るようになりました。
最初に会った時に思った疑問が、ふと思い出されたので聞いてみます。
「セイ様、そう言えばたまに『僕』っていいますよね?」
「え? そう? 直ったと思ったんだけど」
「直したのですか?」
「う~ん、まあ王子だから箔を付けようって思って」
「僕って可愛かったですよ?」
「っう…そ、そう?じゃあ、ルゥの前だけなら戻そうかな?」
ちょっとだけ息抜きで使おうかなと笑うセイ様。
ふと何かを思いついたのか私を手招きします。
なんでしょう?
セイ様の前に立ち首を傾げます。
するとセイ様は私の左側に移動し、私の耳元に口を寄せ……
「ルゥ? 僕、ルゥのこと……」
「そこまでです」
キィの声が聞こえたと思ったら、ぱっと左耳を押えられました。
「何をなさっていらっしゃるので?」
「別に、話していただけだよ?」
「油断も隙もありませんね」
「何のことかな?」
「…お嬢様に何を?」
「話していただけだって、信用ないのかな? 私」
「ありませんね」
「ひどいなぁ」
あら、いつの間に!
やっぱり男の子同士は直ぐに仲良くなっちゃうのかな?
羨ましい!
「どうしたの? ルゥ、リスみたい」
ほっぺた膨らんでる~と私の頬をつつきます。
「羨ましいなって」
「「はい?」」
「だってセイ様とキィ、もう仲良くなってますし」
「だれと?」
「誰がですか?」
「セイ様とキィ」
「ありえない!」「ありえません」
「ほら同じ」
「違う!」「違います!」
え~ 同じこと言ってるのに!
お粗末。
2015/06/09 誤字、行間修正




