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家族のヒミツ  作者: ikiru
2/2

1、複雑  陽汰said 2

今日で手紙が来てから1週間


「やっぱ、何もねーじゃんか。」

俺はホッとしてたんだ


ピピピピピッ


「おっ、條からだ。」


「はい、もしもし。」


『ああ、陽汰。どうだ?あの手紙の・・・。』


「ああ、あれさ、やっぱいたずらだったみたいなんだ。来ないし誰も。」


『そっか。よかったな!』


「おおっ。気楽だぜ。」


『んじゃーなっ。』


「さんきゅー」


ピッ



いたずらなんてしょーもないことすんなよな~

今時の高校生?わ




と、その時―


ピンポーン


!????


「も、もしかして・・・。」

俺はひやっとした


おそるおそるドアを開けた


「よーぅちゃん♪」

そこには同じ大学に通う亜莉紗ありさが居た


「な、なんだお前かよっ。」


「なんだって何よ!!ひっどぉ~。」

「ん、なんでもねーよっ。つか、何しに来たんだよっ。」

「失礼ね~。ほ~らっ、これっ!」

亜莉紗は、いつもの紙袋を渡してきた


「ああ。さんきゅー。」

こいつは1人暮らしの俺に時々食料や日用品を持ってきてくれる


「いえいえ♪」

「あぁ、せっかく来てくれたんだけど、今日はいそがしくてさ・・・。」


「そーなんだっ。わかった!帰るね。」

笑ってるけど、本当は嫌だってのはわかってる

「ごめんな、また今度来いよっ。」

「うん!!」


亜莉紗が帰ろうとした時だった


ピーンポーン


嫌な予感がした

体が止まった


「ようちゃん?お客さんじゃない?出なくていいの?」

「ああ、うん・・・今出るよ・・・。」


ガチャ―


「ん?」

俺は固まった

誰だよっ こいつら

高校生ぐらいのかわいらしい女の子と、小学生の低学年か?っていう小さい女の子が・・・

も、もしかして―


「あ、あのっ。大内陽汰さんです・・よね?」

「は、はい・・・。」

「あの、お手紙読まれました?沖、紗和香なんですけどっ。」


やっぱりーーーー!!

まじかよっ


「あのぉ、意味がよくわからないんですがっ・・・。」

「はいっ!ちゃんと説明しますっ!」

???


まじでどーしょう



「ようちゃ~ん。どーしたの?」

「亜莉紗っ。」


「あっ。お取り込み中でしたか?」

遠慮がちに紗和香が言う

「はっ?そんなんじゃねーしっ。」


「誰?この子達ぃ。」

少し膨れた顔で言う亜莉紗

「わ、わかんねー。」

「はあっ?」



「あ、あのっ!」

いきなり大きな声で紗和香がきりだした


「私達、お兄さんの家族なんですっ!兄妹なんですっ!」


「はあーーーー!?」

亜莉紗と俺の声が重なる


「ここに置いてほしいんですっ!お願いです!もう、行く所が無いんですっ!」

泣きそうな顔で叫ぶ紗和香

深刻な空気を読んで、俺はひとまず亜莉紗を返すことにした


「ごめんけど、今日は帰ってほしい。」

「う、うん。またね。」

小走りで階段を下りて行った


「は、入れよ。とりあえず・・・。」

き、気まずい・・・

「は、はいっ。あやめっ、行くよ!」

このちびがあやめかっ

ってか、これからどうすりゃいいんだよっ


わかんねーよ





俺の頭は混乱していた




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