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ボイ☆チェン!  作者: 豊崎ライダー
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第3章

3章です。よろしくお願いします!

第3章 陰謀罠

自分が変われば世界が変わる。誰かがそういってたのを思い出す。俺の場合変わるのいみがちがうんだけどね。さて、今回俺はクラスメートの米川の財布盗難事件を解決しなきゃいけないわけだが。そうだな。とりあえず今放課後なんだが話を聞こうかな。俺は米川をよんだ。

「米川・・・?」

「なに・・・?」

「盗難事件について、くわしく教えてくれないか?」

「いいけど・・・・なんで?」

「いや、力になれればとおもってさ。」

「うん。わかった。えと・・・。」

彼女はポツリポツリと話し始めた。要約すると昨日の朝学校にきたときはあったはずの財布が気づけば5時間目の体育終了時にはなかったらしい。

「それってさ、体育の時に盗まれたってことか?」

「それは、わかんない。確認したのは朝だけだったから。」

「そうか・・・。」

話を聞く必要がある。だれか詳しいやつに。



俺は早速瞳に報告した。

「なるほどね!」

なに納得してんだよ。教室の真ん中で。ま、今誰もいないんだけど。

「話をきくって誰に聞くの?」

「えと・・・・麻生とか?」

「あ~春香ちゃんか~。確かにいいかもね!」

麻生春香。クラスの人気者の女子。ノリが良くて先生からの人気も高い。でも悪口や噂を良く流す。

「あの~お邪魔して悪いんですけど・・・。」

豊崎○生の声がした。

「なんだ。」

「いえ、契約まであと20分を切っています。」

そんなこともあったな。どうしよう。

「人助けをする!」

瞳が口をはさんだ。

「ばかやろ!」

「私もそのことはそうていしてました。」

なにやってんの?ボッチェ!

「私もそのほうがいいと思います。」

「おいおいおいおい。かってに決めんなよ。」

俺は瞳を見た。夕日が差し込む教室。瞳は微笑んでいた。でもなんか、薄い。存在が。輪郭が・・薄くなってる。

「瞳・・・?」

「あ、これってもしかして存在が消えるの?」

と瞳。

「そうです。ご主人様がしっかりしないから。」

やばい・・・な。確かに。

「じゃあ、それでいい。」

「オッケー!契約完了ですっ!」

石が光った。俺は眼をつぶる。すぐに目をあけた。

「はい。契約完了です。」

「あっ。人助けってさ、ずっと際限なしにやるわけ?」

「そうだ。これを渡しておきます。」

「これは?」

つぼみたいなのを渡してきた。

「ご主人様の前のご主人様がつくりだしたものです。」

なんだそりゃ。

「私のような存在は多々います。それぞれ力もちがうのですが。」

「で?」

「私たちがなんでうみだされたのか・・・それを知るカギがこのつぼにあるらしいのです。」

「お前の前のご主人様ってなんなんだ。」

「私もつかえてて大変だったんですよ。」

「なんで遺跡なんかにいたんだ?」

「ご主人様はあそこにすんでいたんです。」

「というかどこの遺跡なんだ?」

「さあ。私わかりません。」

ったく。なんだそりゃあ。

「お前はどうやってそのご主人様から抜けたんだ?」

「死にました。そうすれば契約も必然的になくなります。」

なるほどな。よし、話をききに麻生んところにでも行くか。



「お~い、麻生~。」

俺は麻生春香を廊下で引き留めた。

「え???坂下君?」

「えと・・・なにをそんな驚いてんのかな?」

「坂下君が大声だせるなんてしらなくて・・・。」

「確かにそうだね。」

「えっと・・・なに?」

「ああ、昨日の体育の着替えの時最後に出た人ってわかる?」

「なんでそんなこと聞くの?」

「あ、いや~特に理由はないんだけどさ。」

なにいってんだ、俺!?

「ふ~ん。まあいいけど、最後に出た人かあ。私かもね。」

「え??」

「いや、タオルわすれちゃってさ。」

「うん。ありがとう。」

俺はそういうとすぐに走って行った。げた箱には瞳がいた。

「どうだったの!?」

俺が言う前にボッチェがしゃべった。

「それがてんでだめだったんですよ~。」

「え!?なにしたの?」

「まあ、きいてくださいです!」

そしてなんとこいつはさっきの会話を再生して再現したのだ。なんてやつだ。いつの間にかそれは終わっていた。

「あんた、最低の男子だとおもわれたわね。」

「なんで?」

「質問が変態じゃない。」

「そうかなあ。まあ、途中で自覚はあったんだけど。」

「それならまだましだけど・・・。でも、話を整理すると最後にでたのは春香だったわけね。」

「多分。でも確信はしないほうがいい。」

「そうね・・・。」

そして俺たちは家に帰った。




瞳の家。

「で、どうするんだ?」

「もちろん!張り込みよ!」

「はりこみい?」

「そうよ。明日犯人はうごくわ!」

「なんでわかんだよ。」

「勘よ!勘!」

なんだそりゃ。

「ふざけんな。俺は行かん。」

「なんでよ!」

「根拠もないのにそんなことできるか!俺は行かないからな。帰るぞ。」

「そんな・・・。」

「いいんですか?ご主人様。」

「当たり前だ。」

心がむかむかする。もうしらねえ。俺は俺で動く!

「ちょっと環――!」

帰ろ帰ろ。おそらく明日は勝負の日だ。明日で犯人が分かるはずだ。俺はあるわなを仕掛けたからな。明日が楽しみだぜ!


よんでくださった方々、ありがとうございました。

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