第2章
ついに第2章です。なんかめちゃくちゃながくなりそうだけど頑張るっ!
第2章 幼馴染興奮
「声が・・・・女になってる・・・?」
なんでなんで!?なにこれ?いやそんなことよりさっきまでペンダント光ってたのに、どういうこと?
「た・・・まき・・・?」
うわ、どうしよう。あいつ・・・いろいろ気づいてるよな。声とかペンダントとか。俺はとりあえず電気をつけた。
「ふう。」
「なんであんた声かわってんの!?」
俺に聞かれたってしるか。
「しらないよ。」
「なんでそんな声がかっこいいの!?」
「かっこいいかあ?この声。」
「私の告白がぶっとんだ・・・・。」
そういって気をうしなった。そういやこいつ貧血気味だったな。俺は瞳を抱きかかえてベッドにいれてやった。声、戻れよ。どうでもいいけどさ。
「ん・・・。」
瞳の寝息が聞こえる。窓をみると日が差し込んで・・・いない。時計をみるとまだ5時だ。そうか結局8時までには寝たんだもんな。おきるか。
「ふああ~ああ。」
あくびが出る。なんか違和感感じるな。なんだろう。俺がベッドからぬけだすと瞳も眼をさました。
「たまきぃっ~~?」
「なに?」
「声~~~。」
声・・・声・・・あっ。違和感はこれか!声がもとの声に戻ってる。
「戻ってる~~~。」
「え~~?つまんな~い。」
「つまんなくない。」
もう寝ろよ。
「告白の返事は~?」
「ない。」
ぐだぐだいう瞳をかわし俺は下に降りた。瞳の小母さんは起きていてご飯を作っていた。
「おはよう。」
「あら、早いのね。おはよう。」
瞳がごそごそしている。起きることにしたらしい。
「ご飯、もうちょっとまってね。」
「うん。」
瞳がおりてきた。
そして登校の時間がやってきた。
「いってきます。」
「いってきま~す。」
二人で登校。別にこんな生活が長かったらめずらしくともなんともない。読者のみんな別にこんなやつとあるいてもなにもないから安心してくれたまえ。嫉妬もしないように。
「なんで声かわったんだろうね。」
「さあ。」
不吉なことおもいださせんな。
「二人の気のせいだろ。」
「ありえないよ~。」
「原因がわかんないんだか・・・・。」
俺はいいかけて立ち止った。ペンダントが振動しはじめたのだ。
「???」
瞳はわけがわからないという顔をしている。するとペンダントがひもをちぎって俺の前にうかんだ。
「な、なんだなんだ?」
「ふ~。疲れたです。」
なんか妙に高い少女の声がペンダントからでてきた。豊崎○生みたいな。
「なんだよ、お前!」
「ボイスチェンジガジェットですっ!」
「しらん。もっと的確に説明しろ。」
「よーするにご主人様の声を変えることができるんです。」
「ご主人様?声?なんのために?」
「それは代々ご主人様が考えてきたことです。」
「つまり、答えはないわけだ。」
「そうです。」
「ちょっとストップストップ!あんたかってなこといってるけどさ!」
瞳が口をはさんだ。
「はい?」
「なんで話してるの?」
一瞬こいつの頭をうたがったがそうだ。なんでしゃべってんだ?
「だってお二人とも情報を把握できてなかったじゃないですか~。」
一理あるな。確かにこいつがいなかったらなにもわかんなかった。
「でもなんで昨日は女の声になったんだ?」
「自分でそういいませんでした?」
「言うわけ・・・あったかもなあ・・・・。」
「でしょ?人のせいにしないでください!」
怒られた・・・ただの石に。言い忘れてたけどこいつは黄色。
「そんなことよりせっかく人通りがすくないときをみはからってあげたのに・・。」
「ん?」
「契約しないと!」
「契約ぅ?」
「そうです。もう昨日でお試し期間は終わったんですから。」
「お試し期間・・・。」
「私があなたのてにわたって5時間たてばお試し期間終了です。」
「はやいなおい。」
「もちろんです。契約内容はどうしますか?」
「おいまてよ。俺は契約なんかしないぞ。」
「もう声一回かえたので無理で~す。」
なにっ。
「もう決めた。俺はお前を無視する。」
「無理ですよ。今から12時間以内に契約内容を決めないと大切な人が消えますよ。」
「大切な人・・・?」
「はい。声は心の現れ。それを変えるんだから代償をはらわないと。」
「くっそぉ。」
「どうするんですか~?」
「俺の大切な人・・・?」
誰だろう・・・。両親はありえない。ほとんど会わねえし。しかもこんなになってるのも両親のせいだし。姉ちゃん・・・?どうなんだろう。瞳・・・。瞳か・・・。ふと瞳をみる。俺に変なまなざしを送っている。
「そんなの誰が決めるんだよ。」
「私です。」
なんでだよ。
「お前は誰だと思ってんの?」
「瞳さん。」
「なんでだよ!」
瞳はうなずいている。訳わからん。ま、いいや。
「しょうがない。契約するけどまだやることきめてないからまだ時間をくれ。」
「はい。わかりました。瞳さん以外の人がいるところではでは心に直接語りかけますからおどろかないでくださいね?」
「というかなんで瞳?」
「さあ?自分で考えたらどうですか~?」
天の邪鬼すぎる、こいつ。
瞳はクラスに入るとほかの友達と話し始めた。俺は、引っ込み思案モード。俺は一番左端、一番後ろにいる。この席は俺がすわるには器が小さすぎる。となりにはおとなしそうな女子。ロングヘアーで今は本を読んでいる。こいつものすごくドジっ子で何度となく助けている。そうこうしてるとチャイムが鳴った。担任がはいってくる。
「はい、席について~。」
ったく、あの、えと、妖精みたいなやつのおかげで・・・
「ボイスチェンジガジェットですよ~。」
うわっ。行動には出なかったがかなりおどろいた。
「びっくりした。」
心で思ってみる。ていうかテレパシーとかいまいちやり方わからん。わかるほうがおかしいんだけどね。
「通じてますよ~。」
ったく。
「お前の名前はボッチェな。」
「え?なんでですか~?」
「略したの!言いにくい。」
「え~。・・・・・・・・・・・センスなさすぎ。」
「なんかいったか?」
「いえいえなにも~。」
担任がしゃべっている。
「このクラスできのう、盗難事件がありました。米川の財布が盗まれていた。」
米川っつーのはさっき話した隣のやつ。そうなんだ。全然知らなかったな。
「心あたりのあるものは先生に言いに来るように。」
来るわけねえだろ。
ホームルームが終わると俺は米川に話しかけてみた。
「盗まれたのか?」
「うん・・・・。」
「そうか・・・。」
みると泣きそうになっている。なんとか・・・なんとかしなくちゃ。そう考えていると机に影ができた。見上げるとそこには瞳がいた。
「助けるわよ!」
「は?」
いつからそんなキャラに。
「あんたの特殊能力つかってたすけるのよ!米川さんを!」
おいおいマジかよ。あ~あ眼が光ってる。マジかよ。
「頑張ってくださいね!」
豊崎○生にいわれるとなんかやる気出るな。よし、やってみるか!!
ありがとうございました。次も頑張ります!