第1章
今回で2作目です。よろしくおねがいします。でも第1章は途中で飽きるかもw
第1章変化届物
「はあ。」
俺、坂下環は普通の中学2年生。まあ、ちょっと普通じゃないんだけど。理由は二つ。一つは皆は違うかもしれないけど俺、クラスでおとなしいグループなんだ。引っ込み思案というか。そんなことはわかってるんだけど。もう一つの理由はもしかすると生命にかかわるかもしれない。いま、学校帰りなんだけど・・・帰っても食べるものがない。いや皆のいうこともわかるよ。それがどうしたんだって。でも、皆とはちょっと事情が違うんだ。俺の両親は離婚している。喧嘩したとかそんなんじゃなくて二人は考古学者なんだけどいくとところがいつもちがうから離婚したほうが都合がよかったらしい。だから姉と暮らしてるんだけど。高2。いつもご飯作ってくれるんだけど今日はいないらしい。文化祭の準備だって。で、僕の家にはなにもないわけ。インスタントは健康に悪いからっておいてないし。こうなったらしょうがない。あいつんちいくか。
自分の家を行き過ぎて、と。となりの家に来た。表札には「飛田」と書いてある。さてと。インターホンを押す。少ししてから声が届く。きっと「はいはい」とか言いながら廊下をわたってきたんだろう。こいつの家は玄関付近にインターホンがあるからな。
「どちらさま?」
「環だよ。」
「あら、たまくん?はいってはいって!」
たまくんか。もうなれたけどそろそろやめてほしいかな。俺はなかにはいる。このにおいは・・・なんだ?扉をくぐると小じわを少々顔に従えたあいつの母親。飛田夏海だ。なんで本名しってるかというと昔から知っているから。
「あの子は帰ってきてすぐ自分の部屋いっちゃったから・・・。」
「いいよ、別に。」
あのことはあいつのことだ。飛田瞳。いちおう幼馴染?かな。幼稚園から一緒だし。今日はピリ辛いもの作ったな・・・。なんだ?
「今日はマーボー豆腐よ。」
なるほど。その臭いか。納得。にしても腹減ったー。キッチンとつながっているリビングへとやってきた。もう用意されていた。
「美野里ちゃんからきいてたわよ。」
そういうことか。美野里ってのは姉ね。あいかわらずしっかりしてるな。さて席についたし、たべるか。
15分後。俺は2杯目をたいらげた。うまかったー。さて、帰ろうかな。すると、ドスンバタンという音が2階からした。瞳かな。なにやってんだろ。
「たまくん。ちょっと見てきてくれない?」
仮にも命の恩人だ。
「はいはい。」
俺は立ち上がり、とぼとぼあるいてった。階段をのぼるとすぐにあいつの部屋はある。ノックをする。
「ああ、全然気にしないで!大丈夫―!」
ってなかからきこえる。落ち着いた声だから大丈夫だろうが・・・。念のため、はいってみる。するとそこに飛び込んできたのはとんでもない光景だった。ベットから落ちたのかな?なんか胡坐書いた感じで腕が体にまきついている。俺は語りかけた。
「お前・・・なにしてんの!?」
「た・・環!?」
「お前・・・・パンツみえてるよ?」
「っ!?」
声なき声が彼女から発せられいそいで体のくんずほぐれつを直していた。
「なにみてんのよ。」
「もうお前のは小母さんの洗濯ものの手伝いで見あきた。」
「ひっどーいっ!せっかくただでみせてやったのに~!」
「金はらったら見せんのかよお前は。」
「あ、やっぱり見たい?」
こいつはどうにもならん。
「で、なにやってたんだ?」
「きまってんじゃない。ヨガよ、ヨ・ガ!」
「なんでお前みたいなやつが・・・。」
「あなたには幼馴染フラグたってるわよ~?」
「は?どういうことだ?フラグってなに?」
「しらないの~~?じゃ、いいや~。」
「いいやって・・・。もう帰るな。」
「え?なんで?」
「別に飯くったからもういい。姉ちゃん帰ってくるし。」
「ああ。どうぞ帰ってください環がだーい好きなお姉ちゃんのところへ!」
「ったく。いる意味がないんだっつの。」
「そんだけしゃべれるのにクラスでは全然しゃべれないのよね~。」
「うるせえな。」
いいあっていると、下から声が聞こえた。
「たっまく~ん?おねえちゃんから電話。」
こんな至近距離で?俺は下に降りて行った。そして受話器をわたされ俺は電話に出た。
「もしもし。」
「あ、でてくれた~。私のかわいいた・ま・き!」
「・・・・・・・・。用件は?」
「友達が家に来て文化祭の作業するんだって~。だから飛田家にとまってくんない?」
「そういうことか。わかったよ。」
「じゃあね~。あ、そうだ父さんから小包とどいてたよ~。」
「父さんから?珍しい。」
「な~んか速達っぽかったから。一応着替えとか含めて取りに来て。」
「わかった。じゃあ。」
電話をきる。じゃあ、家にいくか。
「環かえっちゃうの?」
「いや、今日は泊まるらしい。」
「ホント!?私の部屋で寝る?」
「んなわけあるか。」
俺は家からでた。
「あ~、たまきぃ~!」
声がでかいよ、声が!
「これが、着替えで~。これが小包ね~。」
いうなりこいつは俺のほっぺにキスしてきた。
「愛してるぜぃっ!たーまきっ!」
もうよしてくれ。話はとんで1時間後。俺は風呂からあがり7時だというのに寝ようとしていた。ま、部屋にはいつも困らないからさっさと寝るとしよう。俺は部屋に入り、寝始めた。すると後ろに気配がした。何者かがベッドに侵入している。まだ7時だし、泥棒じゃないと思うが・・・だれだ?
「私・・・。」
「なんだ瞳か。」
「なんだってなに?」
「なんで寝るの邪魔するんだよ。」
「いいたいことがあって・・・・。」
「何?」
「環・・・・す・・・・」
「す・・・?酢?」
「違う。好き。」
「ふ~ん。寝る。」
「あっ!ねえっ!」
「おやすみ。」
「信じられないわね。じゃあ、これならぁ!」
「お前いままで何回俺に告ってんだよ。」
「え・・・。」
「2か月に1回ぐらいのペースだろ。幼稚園から。」
「う・・・だってそれは本心だから。」
「そんなマンガみたいなことあるかよ。」
「あったっていいじゃない。」
「俺が女になれば告白されなくてすむのにな~。」
ドクンっ!胸が動悸した。
「それこそマンガじゃん!」
「俺はお前とは付き合わない・・・と思う。」
「・・・・・・?」
「どうした?」
「声が・・・・おかしいよ?」
「おかしい?なに・・・が・・・。」
自分でも気がついた。俺、声がおかしい。高くなってる・・・。あえていうなら声優の真○アサミみたいな・・・・。
「声が・・・女になってる・・・?」
下をみるとペンダントが光っていた。
続くっ!
終わり方微妙ですいません^^次もよろしくう。