Infighting boy is attacking "All times"
兎に角、容赦ない攻撃描写が目立ちます。
84話
「オラオラオラオラッ!! オルゥアアアア!!!」
「ぐあああああああっっっ!!」
俺は、宙を吹き飛ぶカルロスの下衆野郎と、頭
1つ分まで飛ぶように間合いを詰め、右ブロー、左
ストレート、右アッパー、右下段蹴り、左後ろ回し
蹴りの5連撃を秒未満で繰り出し、それぞれ左肋骨、
右肩、左顎、左脚、下腹に炸裂させて、より勢いよく
ぶっ飛ばした。
『ガガガガガッッ!!』
「クソガキャアアアアア!!」
下衆野郎は土道を踏み抜いて減速しながら、憎悪
の目で俺を睨みつけ、悔しげに慟哭を上げやがった。
「死n…!?」
『バギャギャギャギャギャ…………!!!!』
奴は渾身の飛ぶ斬撃を放とうとしたが、そうは
させねぇ。俺は持ち前の速度のまま、木々の間を
ガックガクに飛び交いつつ、奴の死角から接近
してやったのさ。
「潰したらぁ!!!」
『ドッゴォォオオン!!!』
そして、そのムカつく横面に、身体を地面に水平に
傾けた状態での縦回転踵落としをブチ込んでやったぜ!!
「がはあああっっ!!!」
『ビキビキィ!!!!』
しかし、奴は腐っても実力者。俺様の渾身の一撃
だってのに、頭蓋骨にヒビを入れるのが関の山だった。
「舐めんなぁ!!」
木を十数本ぶち抜いた先で体勢を立て直した野郎は、
俺の姿を捉えた。…………だがなぁ、
(低能の直進か。飛ぶ斬撃d…)
「オラァ!!!!!」
「ゴブゥアアアッッ(一瞬だとぉ)!?」
半端な集中力で、俺様の速度に対応できると
思ってんじゃねぇ!!
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!!」
そのまま断崖に埋まりながら、サンドバッグに
なれやゴルゥアアアアアアア!!!
「グガガガガガガガガガガガ…………(このガキャ!
分っかりやすい予備動作の分際で、それをエゲツねぇ
攻撃速度で無理やり隙を無くしているだとぉ!?
調子こくのも大概にしろやぁぁああああ!!!!)」
『ミシィ…!!! バキ!! ボキィ!!!』
スタミナ配分ガン無視の、全力の攻撃によって、
軋み、時折折れる奴の骨の数々。だが、それでも奴
自身を倒すには至ってねぇ。だったら、倒しきるまで
攻撃を続けるまでだぁ!!
しかし、奴も生粋の脳筋。ただやられているなんて
事はなかった。
(だが、パワーで俺様に敵う生命体はいねぇんだよ!!)
俺様のラッシュに構わず、
「オラァアアアアッッ!!」
無理やり拳を振るってきやがった。斧なら兎も角、
直線の拳は避けられねぇ!!
「ぐぼおっ…!!!!!!!」
過去一重てぇぇええ!!!!
…………だからどうしたよ?
『ヴォ"ラ"ア"ア"ア"ア"ッッッッ!!!!!!!』
『ドゴギャァァァアアアアン!!!!!!』
その分、カウンターの威力上乗せだぜゴルゥアア
アアアアアッッ!!!!
「ゴブゥア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ッッ!?」
『ベゴッッ!!! バギィイィ!!!!』
断崖ごとテメェの顔面陥没だぜぇ!!!
『ボォオ"!! ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!』
受けたダメージなんざ考えねぇ!! 血反吐吐き
ながら、落石を駆け上がり! 崖崩れに逆らって
アッパーラッシュだあああああっっ!!!!
「ゴブァブァブァブァブァ!?」
『ドガ!! バゴ!! ドギャアアッッ!!』
奴をカチ上げる度に、落石と衝突を起こし、それで
減速する奴に追い付き、追撃をクリーンヒットさせ
まくるぜ!!
『ア"ア"ッ!!!!』
『ドギャァァァァン!!!』
「…………ゴラ!!!!」
ラストの1発で、小振りの落石を貫いて奴を宙へと
ぶっ飛ばしたが、俺の方を見て睨み付ける余力を
残していた。
『ウ"オ"オ"オ"オ"オ"!!!』
半狂乱状態な俺は、最後の落石を足場に奴へと
超音速で飛びかかる。
「死に晒せぇ!!」
だが、奴は俺が飛ぶタイミングに合わせ、斬撃を
飛ばしてきた。空中なら避けられねぇと、思ったの
だろうなぁ!
『ドォン!!』
俺は腕の向きを空気抵抗が増大する角度にして、
全速力で振り抜くことで、空気を押す反動で進行方向
を微調整した。
『スカッ!!』
「……nな"っっっ!!?」
間抜けが。テメェも脳筋なら、この程度は想定
しとけや。野郎の反応が鈍っている内に、まずは、
「親父の痛みぃぃ!!!!!」
「ゴヘァァアアアッッ!!!!」
斜め後ろ回転蹴落としで、地面に激突だぁああっ
っっ!!!
『ドッゴォォオオン!!!!!』
「直ぐに追撃してやるぜ」
奴が地面に埋まって硬直している内に、俺は空気を
蹴押して、下へ下へと加速し続ける。普通の蹴りじゃ
なくて、0からMAXまで瞬間加速する縮地で蹴ること
で、空気蹴りでより強い加速を得られるんだとさ。
「ウガアアアッッ!! 落下中に殺したらぁ!!!」
けど、やっぱ地上と比べたら遅すぎるようで、奴の
復帰の方が早かった。そしてそのまま、奴は無数の
斬撃を飛ばしてきやがったぜ。
『ドドドッ! ドドドドドドッッ!!』
「おー、おー、予備動作がほぼねぇアイツを見慣れて
いるせいで、どこに飛ばしてくるか面白ぇ位分かるぜぇ」
「クソがクソがクソがァア(当たり前のように空気を
弾く反動で、避けてんじゃねぇ)!!!」
空中だろうが、鍛えた速力でごり押しするのが脳筋
だぜぇ!!
「だが、これは避けれねーーーだろぉーーー!!」
けど、遅ぇは遅ぇ。奴は数m範囲に、高密度な斬撃を
繰り出す事で、俺が避けようがないようにしてきた。
(お? あの斬撃に…………)
だが、俺はこれまたシンプルな解決案を思いついて
しまった。
先ずは空気を蹴って横にズレる。だが、これだけ
だと、上半身と下半身が真っ二つになるだけだ。そこ
で、両手を組み、鉄槌を作り…………、
「ドルゥアアアアッッッ!!!!」
『バッッキャァァァアアン!!!!』
振り下ろーーーす!!! 狙い通り、鉄槌は飛ぶ斬撃
の芯に、横から直撃。これにより、俺様は莫大な反動
を獲得し、全弾回避してやったぜ! ザマァ見ろ!!
「ぁあんの…………野郎ーーーーー!!!!!」
怒りに振り回された奴が、俺並みに雑な追撃を
繰り出した。ハッキリいって、クレインさん並みに
少ねぇ動作で軽く避けれたぜ。
俺は背を反らせた拍子に、直近でへし折れた木を
発見した。
(次は大心友の分だなぁ…………!!!)
やられたらやり返す。アイツが受けた仕打ちの分
をやり返すんだ、本気故に小細工も組み込むアイツ
らしくやってやるぜ。
木影に着地した俺は、その隙間を最短距離で移動し、
折れた木を持ち上げた。
「オ"オ"ッ!!!」
そして、奴が俺を見つけるより早く、直線で開いた
隙間から、投げる!!
「ウオオ!!?」
急に真っ直ぐ、木が数百kmで飛んで来るんだ。
ダセェ飛び退きをしちまうわな。
「ラ"ァア"!!!」
『ドォン!!』
次に、顔大の石を超音速カーブで投げる。コイツ
は…………
『バギャアアッッ!!!』
「ごぶぅえ!?」
側面から右下顎をカチ上げることで、頭の向きを
俺の正反対に向かせる。ここまでくれば、やること
は1ォつ!!
「大心友の苦しみだぁああっっっ!!!」
『ゴギャッッ!!!!!』
「ガアアアアアッッ!!!!」
全速力で、右鉄槌を落とし、左肩を脱臼させて
やったぜ。当然、追撃はある。
「ウォオオオオオッラアアアアアアアアッッ!!!!」
『ドゴガァァァアアアアン!!!!』
ブッコ抜いた奴の左腕をブン回し、うつ伏せで地面
に叩きつける。そして、
「へし折れろやぁぁぁあああああっっ!!!!!」
『バギィイィイイイ!!!!!』
「ウグゥアアアアアアッッッ!?」
奴の腕を…………へし折ったぜ。人類最強のパワーだか
知らねぇがよぉ。腕一本のパワーと俺様の全身全力の
パワー、どっちが勝るか明らかすぎだろ?
(俺様が腕を折られるなんて…………、コイツはヤベェ!!
殺るなら、今しかねぇ!!)
この時、奴は俺を驚異だと思っていたらしく、何と
しても殺そうと思ったらしい。そして、俺は致命的な
ミスを犯していたんだ。
"奴に背中を向けていた"というミスをな。
最後までご覧くださりありがとうございます。




