初の大規模作戦
部隊名:ア島占領を目的とした陸海統合任務部隊
指揮官:第3護衛隊群司令官
隷下部隊
第3護衛隊群
・第3護衛隊
・護衛艦ひゅうが ・護衛艦あたご ・護衛艦みょうこう ・護衛艦ふゆづき
・第7護衛隊
・護衛艦ゆうだち ・護衛艦まきなみ ・護衛艦すずなみ ・護衛艦しらぬい
第1輸送隊
・輸送艦おおすみ ・輸送艦しもきた ・輸送艦くにさき
第1海上補給隊
・補給艦ましゅう ・補給艦とわだ
特殊作戦群
水陸機動団
・第1水陸機動連隊
・水陸戦闘大隊第1戦闘上陸中隊
第1ヘリコプター団
・第102飛行隊 UH-60JA 3機
・第103飛行隊 CH-47JA 3機
情報収集衛星を使った事前偵察では無人島であることが確認されているが敵勢力が残っている可能性も捨てきれないため、島嶼奪還作戦を元に作戦計画を設計した。
-------------------------------------------------------------------------------------
【護衛艦ひゅうが】司令官室 0455
「最高司令官。作戦開始5分前です。作戦開始の承認をお願いします。」
初の大規模作戦だ。緊張が凄まじい。
「私は最高司令官として作戦開始を承認する。5分後に作戦を開始せよ。」
自分の言葉を聞いた第3護衛隊群司令官はこう答えた。
「確認しました。各部隊に予定通りの作戦開始を下令します。」
-------------------------------------------------------------------------------------
【揚陸指揮艦 USSブルーリッジ】
「護衛艦ひゅうがより入電。最高司令官は本作戦を承認しGOを出しました。」
最高司令官が出した命令は直ちに軍港急襲に参加する3個空母打撃群を指揮する第7艦隊司令官に通達された。
軍港急襲作戦の指揮を執る第7艦隊司令官はすぐに各空母打撃群に作戦開始を指示するよう下士官に命じた。
「各空母打撃群に作戦開始を指示せよ。作戦は開始だ。」
「了解しました。各空母打撃群指揮官へ通達します。」
-------------------------------------------------------------------------------------
【東海艦隊母港】
監視兵の拠点から15分ほど歩いたと場所に担当する監視塔がある。
私は交代のため監視塔に向かっていた。
監視塔はもう目の前。そんな時だった。
大きな爆発とともに監視塔が吹き飛んだ。愛する仲間がいた監視塔が一瞬で消滅した。
その瞬間、轟音とともに凄まじい速度で何かが飛んで行った。
私はすぐに拠点へ戻り、敵襲を伝えようと元来た道を走って戻った。
「敵襲です!!監視塔が既に吹き飛ばされました!!」
その言葉を聞いた上官はすぐに艦隊司令部へ打電するが一向に返信もサイレンもならなかった。
「お前に伝令を命じる!司令部へ敵襲を伝えてこい!」
その言葉を聞いた私はすぐに司令部へ走った。
司令部があったはずの場所についた私は悲惨な様子を見た。
木っ端微塵になった司令部建屋。バラバラになった死体。目をそらうと近くの湾を見ると停泊していた戦艦が爆発して沈む様子が見えた。船体の周りには油や人と思われるものが大量に浮いている。
私は泣き叫んだ。正体不明の敵にここまでやられた事に怒りと悲しみが沸いたのだ。
-------------------------------------------------------------------------------------
【ア島】
そのころア島では統合任務部隊が島の占領を開始していた。
第一陣の特殊作戦群と水陸機動団がエアクッション艇LCACと水陸両用車AAV7で上陸。
その後後続部隊がCH-47JAでヘリボーン上陸した。
事前の衛星画像を使った偵察では居住用と思われる建屋が確認されており、抵抗勢力がいることも想定されていたが、上陸時には無人であったことが分かり交戦なく占領を完了した。
この島には陸海空自衛隊や米軍の拠点が設置され、王国本土攻撃時にはここから戦闘機や爆撃機が飛び立つこととなる。
-------------------------------------------------------------------------------------
【王宮】
軍港一斉攻撃により王国海軍の多く壊滅したことが国王へ報告されていた。
「海軍大臣、つまり王国海軍は世界有数の戦力を一瞬にして失ったということだな?」
「そのとおりであります。」
「回復にはどれほどかかる?」
「お言葉ですが陛下。遠藤拓海の死で我が国は軍艦の建造能力をほとんど失いました。自国の技術力は低下し、今作れる軍艦の性能は他国に及びません。」
「わかった。陸軍はどうだ?」
「海軍との共同で使用している3か所の航空基地とそこに配置されている兵のほとんど全てを失いました。しかしながら、王都航空基地と西方面航空基地および訓練のために移動していた1個戦闘飛行隊は使用可能です。」
「4年前に航空基地を統合したのは失敗だったか。」
その時、王宮の通信室から伝令がきた。
「陛下、お話し中失礼いたします。日本国を名乗るものから電文が届きました!」
「読み上げてくれ」
「承知しました。...ブリュンヒルド王国国王に告ぐ。こちらは日本国最高司令官。我々は貴国に属する海軍艦艇より攻撃を受けた。我々はこれを貴国からの宣戦布告と判断する。これを受け貴国海軍の艦艇を全滅させたことを宣言する。...以上です。」
「海軍大臣、敵の正体はわからないのか?」
「不明です。最初に確認されたのは4隻の船でしたがそれはほんの一部でしょう。強力な戦闘機を大量に持ち、我が海軍を壊滅させるほどの能力をもった軍団としか評価できません。」
「生存者の捜索救出作業および基地機能復旧を急げ。王国に敗戦は無い。新聞で国民に呼びかけよ。王国は全面戦争状態に入ったと。呼びかけ後に志願兵を募れ。」
「仰せの通りに」
国王は戦争継続を選んだ。
-------------------------------------------------------------------------------------
【ア島】
自分は占領が完了した島にヘリで降り立った。
航空基地と海上部隊の基地を召喚するためだ。
タブレットを操作するだけで作るのに何年もかかるような軍事基地を一瞬で作り上げることが出来る。
A滑走路 09L/27R 3400メートル ILSカテゴリーⅢ対応 大型機離着陸用
B滑走路 09R/27L 3400メートル ILSカテゴリーⅢ対応 大型機離着陸用
C滑走路 08L/26R 2700メートル ILSカテゴリーⅠ対応 戦闘機離着陸用
D滑走路 08R/26L 2700メートル ILSカテゴリーⅠ対応 戦闘機離着陸用
E滑走路 01L/19R 3400メートル ILSカテゴリーⅠ対応 横風時離着陸用
F滑走路 01R/19L 3400メートル ILSカテゴリーⅠ対応 横風時離着陸用
滑走路6本を有する超大規模な航空基地を召喚したらタブレットにこんな通知が来た。
<自由に装備を召喚し、部隊編制が可能になりました。>
これまでは現実にある部隊単位でしか召喚できなかったが、自由に戦闘機や艦艇を召喚して部隊編制ができるようになったらしい。今後活用しよう。
~航空自衛隊 部隊~
第8航空団 F-2A 42機
第6飛行隊
第8飛行隊
第9航空団 F-15J/DJ 42機
第204飛行隊
第304飛行隊
第1航空輸送隊
・第401飛行隊 C-130H 14機・KC-130H 3機
・第404飛行隊 KC-767 4機
警戒航空団
・飛行警戒管制群
・第602飛行隊 E-767 4機
・飛行警戒監視群
・第601飛行隊 E-2D 6機
・第603飛行隊 E-2D 6機
航空救難団
・2個救難隊 U125A捜索機 4機 UH-60JA救難ヘリ 6機
高射部隊
・1個高射群
・2個高射隊 地対空誘導弾ペトリオット
航空保安管制群
・飛行管理隊
・飛行情報隊
・ア島管制隊
・移動管制隊(平時はア島管制隊の援助業務を実施する)
航空気象群
・ア島気象隊
ア島航空警戒管制団
ア島防空管制群
ア島警戒隊
~海上自衛隊 部隊~
第3護衛隊群
第3護衛隊
・DDHひゅうが ・DDGあたご ・DDGみょうこう ・DDふゆづき
第7護衛隊
・DDゆうだち ・DDまきなみ ・DDすずなみ ・DDしらぬい
ア島地方総監部
~陸上自衛隊 部隊~
特殊作戦部隊および即応部隊 総人員5900名
・特殊作戦群 人員 300名
・第1空挺団 人員1900名
・水陸機動団 人員3000名
・中央即応連隊 人員 700名
第1ヘリコプター団
第1ヘリコプター群
・第103飛行隊 CH-47JA 8機
・第104飛行隊 CH-47JA 8機
・第105飛行隊 CH-47JA 8機
・第106飛行隊 CH-47JA 8機
輸送航空隊
・第107飛行隊 V-22 9機
・第108飛行隊 V-22 8機
・第109飛行隊 CH-47JA 8機
第102飛行隊 UH-60JA 5機
特別輸送ヘリコプター隊 EC-225LP 3機
連絡偵察飛行隊 LR-2 2機
航空補給本部
海上補給本部
陸上補給本部
中央警務隊
航空中央業務隊
~米海軍 部隊~
第5空母打撃群 ロナルド・レーガン打撃群
第8空母打撃群 ハリー・S・トルーマン打撃群
第10空母打撃群 ドワイト・D・アイゼンハワー打撃群
とりあえずの部隊配置はこんな感じ。
基地の名前は【日本国ア島統合基地】とでもしておこう。
この基地がこの世界での拠点になる。