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23.ガンセン、ソニーワイド

「どう策を講じましょうか」

「力のある者を集めてイカゴに攻め入るしかあるまい。今度はもう捕らえる必要もなく、手加減をせずに息の根を止めることができる」

「して、どの兵を派遣させるのですか?今使える戦力はユハ、ニラード、ヲサイヤ、そして王宮兵、私といったところでしょうか」

「ユハ、ニラード、そして兵の半分に行かせる。ヲサイヤ、そしてお前はここに残って別のことをやってもらう」

「といいますと?」

「今回の戦いに際し、力になってくれそうな勢力に連絡を取るのだ」

「長い時間がかかりそうなものですね。いくつか候補はお決めになっているのですか?まさか、南の巨人たちを当てにするのではありますまいな」

「それも考えたが、ともか、今は優先度の高いものから交渉をしてもらう。北の魔女たち、そして東の山海賊だ」

「どちらも巨人たちと同じくらい交渉に骨が折れますよ。彼らは自分達の事しか考えていないでしょうから」

「だからこそこの危機的な状況を変えるのに力を惜しまないだろう。やりようはいくらでもある」

「分かりました。では私はどちらに行けばよいのでしょうか?」

「いや、お前は国に残ってもらう。山海賊の元へはヲサイヤに、魔女の元へは余が行こう。ただの使いを行かせたところで応じるような輩ではないからな」

「そんなこと。国王様にそのような危険なことをしていただくわけにはいきません」

「何を言っている。これくらいの外交ができなくて何が王だ。何の為に余がこの国にいると思っている。この国を守るためだ。魔女も山海賊も、勿論巨人たちもこの手で守ってやる」

「しかし警護には最深の注意を払っていただきますよ。兵のうち、超級の魔法使いを3人遣わすことといたしましょう」

「それでいい。お前とソランとで国を守るのだ。余の任務よりもそちらの方が大事であるという事をソランにも教えてやれ」

「分かりました。くれぐれもお気をつけてください。ご自身の身が危なくなるようなことは慎んでくださいね」

「問題はない。自分の身くらいは自分で守れる」

王の行動は早かった。その話が終わるや否や、彼は召使数人と魔法使い3人を連れて秘密裏に王宮を出ていくこととなる。ヲサイヤについてはその翌朝、同じく召使数人と超・上級魔法使い2人ずつを連れて東の方角へと向かっていった。更にその翌日、支度を終えた白魔法使いと他の兵はイカゴへと向かい、これら全ての魔法使いの留守の間、国を残りの兵とソラン、ソニーワイドとで守っていく。


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