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34話 最強の母も、策士でした

 王立劇場で鑑賞していた、歌劇「銀のバラの王子」の最終幕が終わりました。

 歌劇公演が終わっても、観客たちは誰も立ち上がりません。

 一幕と二幕、二幕と最終幕の休憩時間の余興から、察したようです。

 きっと、最終幕の後も、なにかあると期待して、待っていました。


 二階の中央にある貴賓室で、王太子のレオナール様も、期待に胸を踊らせております。


「てっきり、アンジェみたいに舞台脇で歌うかと思ったら、母上は王立劇場の楽団の伴奏つきか。別格だな」

「……観客が立ち去った後に、ひっそり歌う母の予定を台無しにしたのは、レオナール様でしょう。

新しい秘書官殿が、公演中に王立劇場の支配人と交渉してくれて、母に楽団を準備してくれたんですよ。

思い付きで行動する、王太子の尻拭いをするために」

「ぐっ……側近たちには、特別手当てを出す。問題無いだろう」

「皆さんに、ごめんなさいと謝る気持ちは無いんですか?

後始末に奔走する、側近の苦労を考えたことあります? 今日だって、同僚たちは残業です。本当に側近の同僚たちが、かわいそうですよ!」

「……謝るさ、明日会ったら、一番に謝る」

「うちの家族には? 歌劇団の方々には?

レオ様は出掛ける間際に、私や弟も歌わせて、来月の特別公演の予行演習をしようと思い付きましたよね?

私がお世話になった歌劇団の皆さんにお礼として、観客席から聞いてもらう予定だったのに、めちゃくちゃですよ」

「うっ……せっかく観客が居るから、練習にちょうどいいと思ったんだ!」

「毎回、毎回、思い付きで、いろんなことをやらかしますよね? なんで学習しないんですか!

おバカさんじゃないんですから、いい加減、成長してください!」

「えっと……アンジェ、機嫌を直せ。ほら、幕が上がりだしたぞ」

「誤魔化さずに、さっさと最前列に戻ってください! 今回の母の余興は、王太子の慈悲で行われることにしたでしょう!」

「あーもう……お前も来い、僕の秘書官なんだから! クレアの隣に座ってろ!」

「力一杯、引っ張らないでくださいよ」


 口達者な秘書官に言い負かされる、王太子。ごまかすように私の手を引っ張り、最前列に移動しました。

 私は有無を言わさず、最前列に強制連行されました。仕方なく、クレア嬢の隣に座ります。


「レオ、急いでください。歌劇団の座長が余興の説明をして、時間を稼いでくれています」

「分かってる」


 レオ様を手招きしたのは、いとこのラインハルト王子です。さっきまで、ラインハルト王子の隣には、東のクレア侯爵令嬢が座っておりました。

 最前列中央に王子二人が並び、レオ様の右隣はクレア嬢、私の順で座ります。

 ラインハルト王子の左隣は、うちの弟が座っておりました。


 私たちと一緒に来ていた王宮の医者伯爵の息子と、婚約者である私の妹は、目立ちたくないと廊下に逃げました。

 ……たぶん、うちの弟と言う、邪魔者がいないうちに、二人の世界に浸るのでしょう。弟は妹を嫁にやらないと、婚約者を敵視してるので。


「よし、皆、座ったな。合図を出せ」


 レオ様に命じられ、弟は両手で丸をつくりました。合図に気づいた座長は、打ち合わせ通り、母の紹介に入ります。


「さあ、休憩時間の間に、余興を演じてくれた新人役者。そのお二人を育てた、特別な方をご紹介しましょう。

私が最も尊敬する歌劇団、雪花旅一座。その座長のご息女、アンジェリーク女史です!」


 雪花旅一座の名前が出たとたん、観客席から大きなざわめきが起こりました。続いて、割れんばかりの拍手。

 母方の祖父の旅一座は、我が国最古の歌劇団です。国内外でもファンが多く、有名だとは聞いていました。

 ですが、観客席の様子を上から観察すると、いかに祖父の旅一座へ、人々が期待を寄せているか、見てとれました。


 舞台袖から一歩進み出て、軽く一礼した母。わが領地の特産品、藍染の絹のドレスを身にまとっていました。

 そして、同じく特産品の藍染の糸で、北国の刺繍が施された白いストールをなびかせ、舞台中央まで進みます。

 舞台役者だった母は、動きの一つ一つの洗練され、そこらの貴族よりも貴族らしい優雅さと気品を併せ持っていました。

 座長の隣に立つと、淑女の礼をします。雪の天使の微笑みを浮かべ、口を開きました。


「ただいまご紹介に預かった、雪花旅一座の元役者、アンジェリークです。

役者を引退した私が、またこの舞台に立つ日が来るとは、おもいませんでした。

このような素晴らしい機会を与えてくださった、レオナール王子様とラインハルト王子様に、最大の感謝を捧げます」


 再び淑女の礼をする母。母の言葉に、観客たちは二階の中央の貴賓室を見ます。

 歌劇鑑賞が趣味の王子たちがお忍びで来るときは、必ずここに座る。と、王都中の国民は知っているくらい、有名な指定席ですからね。

 王子スマイルを浮かべ、右手を振って応える王子たち。私と弟も、母譲りの雪の天使の微笑みを浮かべておりました。


「ああ、説明が遅れましたわ。王子様たちの席の両端に座っているのは、先ほど余興で歌っていた、私の娘と息子です。私にそっくりだと、皆さん、口を揃えて誉めてくださいますの。

レオナール王子様のお隣に座っておられるご令嬢は……うふふ、今は内緒ですわ。

お忍びでこられているんですもの、皆さんも詮索しないでくださいね」


 にこやかな母の言葉に、貴族の微笑みを浮かべていたクレア嬢は固まりました。驚いたのでしょう。

 クレア嬢は、将来の王妃筆頭候補です。貴族たちは知っていますし、王立学園の生徒たちも知っています。

 ですが、王都の国民の前にでるのは、初めてではないでしょうか。

 王立劇場には、貴族以外の裕福な平民もいます。その人々の前で、存在を示唆されたのです。


「さて、今日、私が歌うのは、レオナール王子様のリクエスト。歌劇『雪の恋歌』の最終幕、雪の天使の『喜びの歌』ですの。

この歌を王立劇場で歌うのは、ニ十年ぶりですね。二十年前の雪の恋歌、最終公演が、私の役者人生の最後の日でしたから」

「おかえり、アンジェリークちゃん!」

「アンジェちゃん、あの舞台は最高だったよ!」

「まあ……あのときの舞台を見て、覚えていてくださった方も、おいでるんですね。感激です、役者冥利につきます」


 観客席からの声援に、目元の涙をぬぐいながら、母は微笑みを浮かべました。懐かしいのでしょう。


 ひとしきりして、王立劇場の楽団の演奏に合わせて、母は歌い始めます。


 歌劇「雪の恋歌」の喜びの歌。雪の天使と王子の結婚式のフィナーレで歌われる曲です。

 王太子のレオナール様が、雪の恋歌の中で、最もお気に入りの歌ですね。リクエストしたのも、頷けます。



※※※※※



 歌い終えた母は、アンコールに応え、もう一度、同じ歌を歌います。

 その後、観客席からの歓声に押され、少しばかり思い出を語りました。


「この喜びの歌は、本当に思い入れの強い曲なんですの。

主人との結婚式のときに、親戚の北の侯爵家の方々や先代国王夫妻の前で披露しました。

王都の近くにある侯爵領にある湖畔に浮かべた船に、新郎新婦の私たちが乗り込んで、主人の竪琴に合わせて私が歌いましたの。

それをまた、舞台上で披露できて、本当に嬉しいですわ」


 母の爆弾発言に、二階の席にいた貴族たちから、ざわめきが聞こえました。貴賓室の内部も同じです。


「おじい様とおばあ様の前で、歌った? というか、親戚の前って……おい、アンジェ!」

「レオ様、私も初耳です。両親の結婚式は、内輪で行った小さな式と聞いていましたので」

「そうか。娘のお前も知らなかったのか。あとで、話を聞いてみよう。

湖畔に浮かべた船の上で歌うなんて、歌劇の通りで、素敵じゃないか♪」

「ええ、素敵ですね。私も、あのような結婚式には、憧れておますから♪」

「そうか、前に言ってたもんな」


 ロマンチストなレオ様は、驚きもそこそこに、王子スマイルを浮かべました。

 私の両親の結婚式の様子を想像して、悦に入ったようです。


 雪の恋歌の結婚式は、湖畔に建てられた館で行われ、湖畔に歌声が響いたと、北地方のおとぎ話で伝わっています。

 だから、歌劇の最後は、湖畔に浮かべた船の上で雪の天使が歌い、幕が下りるんですよね。


「それでは皆さん、またお会いできる日まで、ごきげんよう」


 母が優雅に淑女の礼をすると、観客席から母への声援が飛び交います。

 王立劇場が揺れんばかりの拍手に包まれ、舞台上から母は、去っていきました。


 さて、母が貴賓室に帰ってきたら、玄関に行くまでの廊下は、握手会ですかね。

 今夜は、元雪花旅一座の人気女優の、凱旋舞台になりましたから。

 貴族たちは、母の発言の真意を探りながら、握手と雑談をしてくるでしょう。


 そんなことを考えていたら、クレア嬢のお顔が間近に迫っていました。

 母の発言の真意を探りたい貴族の代表として、東地方の侯爵令嬢は尋ねてきます。



「アンジェさん、内輪の結婚式で侯爵家や、先代国王夫妻さまが出席するなんて、普通じゃないですわよ! 説明してくださいませ!」

「あー、まあ、クレア嬢が驚くのは無理もないでしょうが、母の言ったように北地方の侯爵家は親戚なんですよ。

新興貴族の父が、世襲貴族の侯爵家に後見人として、仲人を頼んだんだと思います。ほら、さっきの「銀のバラの王子」の一幕と同じ内容ですね。

それに、先代国王夫妻は、雪花旅一座の熱狂的なファンですから。その縁だと思いますよ」


 私の説明に納得できなかったのか、クレア嬢は詰め寄ります。

 言葉足らずの私に代わり、ラインハルト王子が口を開きました。


「両親の親戚って……詳しく説明してくださいな!」

「クレア。アンジェは、父方も、母方も、北の侯爵家の血筋が入っているんですよ」

「父方と母方ですの?」

「そうだ。アンジェで四代目のはずの男爵家の戸籍が、六代前から始まっていたからな。

新興貴族なら初代から戸籍が始まるのに、おかしいと思って、戸籍を洗い直した。

そしたら、北の侯爵家の五女である末娘が、豪農の息子に嫁いでいたんだ。嫁ぎ先が、アンジェの父方の血筋と言うわけだ」

「なるほど! うちの父方の祖先には、貴族がいると言い伝えられていましたが、北の侯爵家だったんですか!

あ、豪農と言うことは、平民ですよね。どうして、男爵の爵位を頂くことに?」

「お前の母方の方の侯爵家の分家、男爵家が、跡継ぎに恵まれず、取り潰しになっていた。

それで、王家が爵位を預り、侯爵本家の流れを組む、豪農に新しく爵位を授けて、新興貴族にしたんだ」

「なるほど、平民ながらも、ひいおじい様も侯爵家の本家の血筋ですものね。

レオナール様、教えてくださってありがとうございます」

「王太子様、ありがとうございます!

僕らの祖先について、初めて知ったね、姉さん。領地のおじいさんに教えてあげないと。きっと驚くよ♪」

「そうですね、驚くでしょうね♪」


 のんきな私と弟の会話。あっけにとられる王子たちが、ジト目で見てきました。

 だって、本当に知らなかったんですよ、仕方ないでしょう!


「あの……アンジェさんは、母方も知らないんですの?」

「ああ、母方は知っていますよ、クレア嬢。

雪花旅一座の座長の血筋は、三代前に北地方の男爵家の三女を、妻に迎えたんです。

その男爵家は、当時の北の侯爵家当主の次男の家ですよ」

「……北の侯爵家のお孫さんが、お母様のおばあ様ですのね」

「そうなりますね。男爵家には、雪花旅一座から嫁に行っていたので、次の代で返してもらったんです。

うちの下の弟も、同様ですよ。母が父の男爵家に嫁いだので、次の代である弟を旅一座に帰します」

「……まあ、そうですの。雪花旅一座は平民なのに、貴族の血を持つのですわね」


 貴族の微笑みを浮かべながら、話しかけてくるクレア嬢。青い瞳の奥に、動揺の色が見えますね。

 クレア嬢は、あまり肝が据わっていないようです。動揺を悟られるようでは、将来の王妃として、マイナスポイントですよ?


 だって、雪花旅一座の座長の祖先は、北国の王家に連なる血筋です。

 王家の血筋に、侯爵や男爵の血が入ったくらいで、動揺する要素がありますか?

 王家と貴族の血のやり取りは、当たり前のことですからね。


「姉さん。王太子様のお話から推測すると、お父さんよりも、お母さんの方が、北の侯爵家の本家に近いのかな?」

「あー、そうなりますね。ですが、我が国では、父方の血筋がすべてですよ。

母方も重視する北国とは、違いますからね。平民の身分である、雪花旅一座の血筋は、見向きもされないでしょう」

「そうだよね。いくら両親が北の侯爵家の血筋を引いてても、農民の子孫と旅一座の子孫だもんね。

姉さんが国境を守る辺境伯に任命されてても、うちは新興貴族として、王宮でバカにされ続けるんだろうな」

「五代目の当主になるあなたが、頑張れば良いだけです」

「姉のアンジェの言う通りだぞ。北の侯爵家の本家の血筋を持つ貴族は、お前たち兄弟だけだ。

北の侯爵は本家も、分家も、四年前の暴動のケガが元で、全員、王都で息を引き取ってしまった。

だから、北の侯爵家が代々担ってきた、辺境伯を任せられる北地方の貴族は、もうお前しかいない。頑張ってくれ、期待している」

「はい! 王太子様のおおせのままに!」


 私と弟がのんきに話していると、レオ様が割り込んできました。

 この辺りは、民衆心理を掌握する術に長けた、王子ですね。言葉巧みに、弟をたきつけましたよ。

 いずれ、五代目の当主になる弟は、つたないながらも騎士の礼をとっておりました。

 この分なら、将来の心配はいらないでしょう。


「……アンジェさんの伯爵家は、王家の覚えがめでたいですわね。同じ貴族として、羨ましいですわ」

「いや、覚えがめでたいのは、僕らだけじゃないぞ? 北国の王家もだ。

三か月前に北の王家が、アンジェを嫁に欲しがったときは、本当に焦ったぞ!」

「レオの言う通りですよ、クレア。北国は母方の血筋も、重視しますからね。

四年前に国王のおじ上の命令で、アンジェが母上と一緒に北の王家と外交対談したのをきっかけに、血筋を調べたのでしょう。

金髪碧眼に色白肌の二人は、どうみても、この国では無く、北国の容姿でしたから」

「まあ、僕も金髪碧眼だが、アンジェとは肌の色合いが全く違う。

夏の日差しでも日焼けせず、雪のような白さを保つのは、北国の特徴だ。

アンジェの弟だって、あれほど炎天下で剣術稽古をしてるのに、全く焼けないんだぞ。不公平だ!」

「……え? レオナール様。もしかしてアンジェさんは、北国の血をお持ちですの?」

「そうだ。北の侯爵家は、クレアの家と同じくらいの古い世襲貴族だったからな。

北国の高位貴族たちとも、何度か血のやり取りをしている。

王宮の貴族の戸籍には、すべての記録が残っているから、間違いない」


 王太子レオナール王子と宰相の子息ラインハルト王子から、交互に説明されたクレア嬢。段々と顔色が、悪くなりました。


「……そうですの。アンジェさんは北の侯爵家の血筋をお持ちだから、北地方唯一の領主として、伯爵になりましたのね?」

「そうだぞ、クレア。両親とも、侯爵本家の血筋を持つからな。北地方の領主として、全く問題がない。

だから、国王である父上が、伯爵に格上げして、辺境伯に任命することに決めたんだ。

去年の秋、アンジェを伯爵に封じたとき、北の侯爵家の本家と分家が治めていた、すべての領地を任せた理由でもある」

「四年前の暴動で、北の侯爵の本家と分家の血筋が、すべて途絶えていますからね。

両親が侯爵本家の流れを組むアンジェたち兄弟は、現在の我が国の貴族の中で、最も北の侯爵家の血筋を濃く持つと言えます。

アンジェの両親の結婚は、偶然とは言え、運命的な導きがあったとしか、思えませんよね」

「うんうん、ライの言う通りだ。これこそ、運命の赤い糸で結ばれたと言えるだろう」


 頷き合う王子たちの脇で、クレア嬢は、黙りこくっておりました。

 新興貴族で格下と思っていた私が、クレア嬢と同じくらい古い、北の侯爵家の血を持っていると知ったからでしょうね。


 しかも、北の侯爵家には、北国の高位貴族の血が混ざっています。

 下手をすれば、東地方の侯爵家であるクレア嬢より、血筋に価値があるかもしれません。

 おそらく、私の侯爵の血筋の話は、クレア嬢を通して、貴族たちに広がるでしょう。



 当人の私から言わせると、侯爵家の血筋くらいで、驚く必要はないと思いますけど。

 母の本来の血筋は、後から入った侯爵家よりも、もっと価値があるので。


 まあ、世間一般の人は雪花旅一座の座長の祖先が、北国の王家に連なる「雪の天使の血筋」と知りませんからね。

 王子達は、北の侯爵家の血筋を隠れ蓑にして、雪の天使の血筋を隠してくれました。




 ……後から知ったのですが、母は王宮の貴族たちの態度に、辟易していたようです。

 「旅一座の元平民が男爵風情に輿入れしたくらいで、王宮に居座るなんて立場をわきまえない」と、あからさまな影口を叩かれることも、よくありました。


 なので、王子たちから歌劇鑑賞の同行の交渉に来たとき、一計を案じたようです。

 腹黒策士の王太子と、対等以上に渡り合える、最強の母ですからね。

 ホロリと泣きながら、貴族たちの影口に心を痛めていることを告げました。

 そして、自分の雪の天使の血筋を隠しつつ、祖母の侯爵の血筋を貴族たちに知らしめて、不当な扱いを無くして欲しいと訴えます。


 絶世の美女である母が、泣くわけですからね。しかも、北国の王家の子孫なので、王子たちは姫君扱いしています。

 レオナール王子とラインハルト王子が、母の力になると決意するのは、当たり前でしょうね。


 本当に私の母は、最強の策士ですよ。

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