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私の話

 極々平凡な人生だった。

一般家庭に生まれて、大学まで行き、就職して、結婚して、子どもを産んで、孫ができて。

波乱万丈とは程遠いけれど、凪のような穏やかでまさに幸せな人生だった。



もう十分と言えるほど、長生きしたこの命の最後は、満足した気持ちで自分が歩んできた人生と同じように穏やかに終わった。




そう、なのだか……。





 ふと、学生からのつきあいの友人が言っていた言葉を思い出した。



「人の人生って、自分は平凡な人生を歩んできたって思ってても、他の人から見たら様々なドラマであふれているよね」


 


そういう彼女は学生時代、いじめや人間関係でかなり悩み、十年近くも片思いした相手と結ばれ、様々な仕事をして、最終的にお金持ちの社長になるというドラマに溢れた人生を送っていた。



 どう人生を振り返っても自分の人生に特に大きな事はなかったし、私は当てはまらないなぁと笑いながら言っていたのだが。



(どうみてもこの先、平穏な未来が訪れないよねー…)



まさか、死んだ後から、そんなドラマ、いやゲームのような日々が訪れるなんて。


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