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思春期拗らせたら大変な目に遭った  作者: 夢呂
そして今に至る
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嘘からの始まり

『惚れ直しちゃった』


――――あんな思わせ振りなメールを送った直後。


ピロンッ。


「早っ!」


―――外山くんからの返事(メール)は驚くほど早かった。


(心の準備すら、出来てないってば…っ!!)

私はそれをドキドキしながら薄目で見る。



「またまたぁ。そんな気もないくせに」


(ん?)


―――冗談だと捉えたのか、冗談で返されたのか。


(ヤッパリこの人…、変わってる…)


どうしてか、私の思い通りにならない。

男なんて、単純な生きモノだと思ってたのに。

きっとこの人は、私のメールにドキリともしてくれていないだろう。


(それってなんか、ムカつく――――…。)



「本気ですよ、彼女にしてください」


私は気付いたらそう返信していた。


(あ、やばっ…!!)

送ってから取消を押そうとしたが、すでに送信済み。


(コレ、完全に告白じゃん!?)


うわぁぁぁっと一人悶えていると、またすぐに向こうからの返信が届く。


「別にいいけど、俺はベッタリ汚れてるよ?だから 俺には悠莉ちゃんみたいなまっさらな子はもったいないと思うけど」


(・・・ちょっと待てー―――)


ヒトの告白に対する返事に、“別に”ってなんだ。別にって。


(だけど…これって…オッケーってこと、だよね?)


信じられない思いで、私は震える指でメールを打つ。


「よろしくお願いします」




――――こうして私と外山くんは、思いがけず彼氏彼女になりました。

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