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私と外山くん
友達でもなく、恋人でもない。
だけどお互い気が向いたら連絡を取り合う。
そんなおかしな関係のままの外山くんと私。
彼と出会ってから3ヶ月、この間の“抱き締められ徹夜事件”から二週間が経とうとしていた。
「今日、街で飲み会」
外山くんから、そんなメールが来たのは前回と同じく金曜の夜だった。
(なんでいちいち連絡してくるんだろう、私のこと何とも思ってないくせに)
そう思いながら、気が付いた。
(―――そっか。
外山くんは変わり者だから女友達もいないんだ)
彼にメールを返すのも、私しかいないんだと思ったらちょっと優越感だった。
「楽しんでねー!終わったときもし起きてたら、また迎え行ってあげるよ」
そう返してから、ん?と首をかしげる。
(アレ?なんか私、自分からアッシーになってる?というか、外山くんにアッシー扱いされてる?)
・・・まぁそうだとしても向こうの勘違いだし、私も暇潰しの気紛れにしか思ってないし、毎回じゃないし…いっか。
それに…―――
外山くんが私を好きになることはないし。
というか、もし落とせたとしたらもう用なくなるし。
何より私が、外山くんを好きになることはない。
「マジ?じゃあ終わったら連絡する!」
それなのに、外山くんから返ってきたメールを見たら、なぜか私は眠れなくなってしまった。




