表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
思春期拗らせたら大変な目に遭った  作者: 夢呂
そして今に至る
38/53

おかしな展開

「寮まで送ってくれるの?」

外山くんが運転していた私に、そう言った。


「え?」

ちょうど信号が赤に変わり、ブレーキを踏んで私は外山くんの方を見る。


「それとも、あんたの家?」

「・・・は?」

(“あんた”?今、“あんた”って言った?)


「めんどくさかったら、あんたの家でも俺は構わないけど?」


―――ちょっとの言動で、未来が変わる。

それは、今夜のことで実感したんだけど。


(なんなの?私がビビるとか思ってる?私だって“あんた”のこと何とも思ってないんだから!)


「いいよ、私も」

挑発に乗るように、私はそう答えていた。




部屋に入ると、冬なのに寒い。エアコンもつけないままだったからだ。ちなみにエアコン以外の暖房器具は我が家にはない。


「シャワー勝手に使っていいよ」

「どーも」

私の部屋を見渡しながら、外山くんが言った。

「っていうか…あんたの家、随分殺風景なんだな」


「あぁ。必要最低限のモノに囲まれて暮らしてるからね」

そう言いながら、テレビをつける。

外山くんはシャワーに入らずに、カーペットの上にごろ寝しだした。



「ねぇ、お客様用の布団とかうちにないんだけど」

「うん?あ、いいよ(ここ)で。」

「や。それはさすがに…」

硬くて痛そうだな、と思っていた矢先、彼がこちらを向いた。

「じゃあなに、俺もベッドで寝てもいいの?」


(なっ、なんなの?―――私、試されてる?)



私は外山くんなんて何とも思ってない。

だから、構わない。

外山くんも、私のことは興味ない。

だから、問題ないはずで。


「…いいよ?」

私はドキマギしながら、そう答えていた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ