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思春期拗らせたら大変な目に遭った  作者: 夢呂
そして今に至る
26/53

二人目の彼氏

「あんたたち、付き合っちゃえば?」


それは、突然だった。


「え?」「なんで?」

私と、その日初めて会った藤田東吾くんは同時に驚きの声をあげた。


「ほら、悠莉は彼氏欲しいって言ってたし。東吾(とうご)は彼女欲しいって言ってたじゃん?」


私の友達、美幸ちゃんと街を歩いていたとき、美幸ちゃんの会社の同僚だった藤田東吾くんに遭遇した。

そして、会って5分で、合コンではなく知り合った(シラフの状態で会った)彼と付き合うという話になったのだ。


「私は良くても東吾くんは――――」

美幸ちゃんの悪ノリにそう乗り掛かって答えると、純粋そうな彼はまっすぐ私を見て言った。


「僕で良かったら…」


「え…」

彼の発言に驚いていると、美幸ちゃんが私の思考を遮るように、


「はい。カップル成立ー!」

と、言って、お互いの連絡先の交換をするように命じる。

美幸ちゃんの強引な計らいで、驚くことに…―――秋以来の、…―――二人目の彼氏ができたのだった。




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