表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
思春期拗らせたら大変な目に遭った  作者: 夢呂
そして今に至る
16/53

合コンの席で

最初は緊張した合コンも、回数を重ねると慣れてくるものだ。


今では幹事になることがほとんどだ。



初めて会う男の人を見る瞬間が、私の中での楽しみだった。


クリアかどうかの条件は三つ。


自分より背が高いか、話しやすいか、そして、あまりがっついてこない人。



金曜の会社帰り、会社の違う部署の人に頼まれて、

私は合コンの幹事をしていた。


私は同僚の渚と一つ上の太田先輩に合コンの話を持ちかけた。


渚は同僚の中で唯一彼氏と別れたばかりだった。

そして太田先輩は…モテない残念な女子。

金曜は午後に半休をとって、帰っていったのに、待ち合わせの時間に来なかった。

(太田先輩…なんで休みとって先帰ったのにまだ来ないんだろ?)

渚と先に店に入っていると、先輩からメールが来た。


「ごめん、ちょっと遅れるから先に始めてて」


「うわ、先輩の必殺技出たよ…」

渚の言葉に、私が首をかしげると、


「“遅れてごめんなさーい”って高めの声で言いながら登場する気だわ。先輩の十八番よ。」


「マジか…」


「それで視線を独り占め、的なね。先輩よくやるわ…」

渚と私は呆れていた。


暫くすると、男の人たち三人が居酒屋の個室にやって来た。


「こんばんわー」「はじめましてー」


そんなところから、自己紹介が始まる。

そしてお互いが自己紹介を終えて雑談していると、

先輩が現れた。


「遅くなっちゃってごめんねー」

地声より高めの声で、先輩が登場した。

(あれ?今日会社ではパンツスタイルだったのに、スカートはいてる…しかもアイメイクバッチリ過ぎて怖い。)


さすが残念な女…と思いながらも、(あ、私もか…)と自嘲する。



「ところで皆こんな可愛いのに本当に彼氏いないの?」

男の人の一人が、ビールを飲みながら言う。


「いないから今日来てるんですよー」

私が笑って答える。


(好きな人はいるけど、彼氏ではないですから)


内心そんなことを思っている私は、相当歪んでるんだろうか?





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ