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踏みにじられた気持ち

そして話は冒頭の「好きだよ」に繋がるわけですが―――。



中学を卒業した秋は、私と同じ市内の工業高校に進学した。

そして私はそのまま私立の女子校にエスカレーター式で進学したわけで。



笑里は今、地元の(こないだの彼氏とは違う)同級生と付き合っている。


そして柚希はまだ金子と付き合っていた。



「ついに悠莉も大人になるわけかー」

すでに経験済みの二人が私に向かって言う。


「で、次はいつ会うの?」

柚希が私に興味本意で聞いてくる。


「もうすぐ誕生日だから…その時かな」

私が言うと、二人は異常に興奮していた。


「キャーっ、誕生日に私をあげる、とか!?」

「悠莉ってば大胆ーっ」


(いや、いつ会うかって言われたから答えただけだけど…)

呆れた目で、二人をみながら私はふと気が付いた。


(あれ?でも…秋も…そんなこと考えてたらどうしよう。)


『私なんかで良ければ』と送ってしまったことを思い出して私は赤面する。


(あーやばい…どうしよう…)



その日の夜、秋からメールが来た。


「昨日はごめん」


(ごめん?何のことだろう…ーーー)


私はすぐに、「何のこと?」と返信した。


すると、すぐにメールの着信音が鳴った。


「昨日変なこと言ってごめん。あれ、友達がふざけて送っただけだから」


(は?)

私は最初、意味がわからなかった。

でも、その文面から想像できたのは…ーーー。


数人の男子が、私の反応を楽しむ姿だった。


(なにそれ…ーーーー)


私の気持ちを、友達と笑ってたの?

私のこと好きだって言ったのも、全部?


全部からかって楽しんでたの?



私はまさか秋がそんなことするなんて夢にも思ってなくて…。

こんな風に裏切られたのが悲しくて…悔しくて…。


「絶対許さない」


そう返信したのを最後に、秋のアドレスを消した。



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