第六話 ダンジョン
エアコンです。面白かったら評価してもらえると助かります!
俺たちは装備は初心者用の片手剣1本でダンジョン攻略をしに街から出た。街の外は草原がどこまでも広がっている。時刻は夕方過ぎだから5時位だろうか。もうこの世界に来てから5時間は経ったかな。
リンがダンジョンの位置を察知したのか、飛んで行った。
「ご主人様、あれがダンジョンです! あの洞窟がダンジョンです。もうすぐ夜ですね……夜はフィールドにもモンスターが出現します。日光が出て来ると燃えて消失しますが早いところ入りましょう!」
「そういやリンは戦っている時に何するんだ?」
「私は敵の詳細なデータを調べ、ご主人様にお伝えします」
「そうか。戦闘になったら頑張れよ」
「はいっ!」
リンはにっこりと笑って返事をした。仕事好きか……
そんな事を話している間に洞窟に着いた。
まずは少し足を踏み入れる。
「うおっ」
びっくりした…。
俺はツールから表示されたインフォメーションにびっくりした。
【位置情報取得完了】
【平原の洞窟 ダンジョンレベル1】
ダンジョンレベル1かぁ……楽勝だな。
洞窟には所々に設置されている松明しか明かりが無い。
「よし、行くぞリン!」
俺たちは前へと歩き出した……と思ったのだが、新たな物を発見する。
水晶か? 青くて、優しい光だ。
「これは……なんだ? 触っていいのか?」
「はい。触ってみて下さい」
【現在までの状況をセーブしますか?】
これはセーブに必要だったのか。死んだらここから復活だな。
(YES)
【セーブが完了しました】
「ご主人様、そこの松明を持って行く事を推奨しますが」
「まずは明かりを確保しないとな」
松明を手に取り、また進み出す。
上から水が滴り落ちて「ポチャン」と音を立てる。
これがダンジョン特有の緊張感か……難易度は低くても敵が急に出現されたらビックリするんだろうな。
それからまた進むと、下りの階段を見つける。
「ここを降りましょう」
階段は意外と短く、すぐに下のフロアへと進む事が出来た。
おっと、分かれ道か。右か真っ直ぐかで分かれている。
「どうする?」
「私は右の方がいいと思いますよ。精霊のカンって奴です」
リンの言う通り右へ曲がる。すると前方にゆらりとした光が見える。
松明ではない。
「モンスターだな。きっと」
「そうですね。近付いてみましょう」
1歩ごとに明かりはこちらへ近付く。当たり前だがなんだか怖い。
「うわっ!」
先制攻撃を受けた。コウモリの様な外見だ。
痛くも痒くもないが。
「リン! データを取ってくれ」
「了解です。待ってて下さい」
俺は振り分けでAGIにも沢山振ったからか、身体が軽い。
しばらく攻撃を避け続けた。
「データでました! こいつはランタンバットというコウモリの様なモンスターです。光っている翼が弱点みたいです」
弱点を知ったらもう勝ったも同然だ。
俺は攻撃を回避した後、背後に回って翼を斬った。
「悪いな。999レベだ」
敵は散った。
「さあ先へ進もうか」
「……すごいご主人様!」
999レベルなんで戦闘が一瞬で終わってしまいます……w
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