第十四話 到着
エアコンです。
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ふう。そろそろだな。
後ろを振り向くと、アイアンゴーレムが階段を上れずにいた。
アイアンゴーレムは大剣を振り回し、階段ごと破壊しようと試みていたが、流石に無理だろう。
じゃあ早速やるか……
俺は少し後ろに退く。助走をつけて…………
大きく跳んだ。剣を振り上げ、狙いを定める。そして……剣を振る。
この攻撃力で弱点に当てれば死ぬとは思うが。
着地に成功したようだ。結構上から飛び降りたが、この位では落下ダメージは無いらしい。
ゴーレムの姿は無い。
俺はリンとシエラの居る場所へ向かった。
「あっ、ご主人様! アイアンゴーレムの討伐は出来た様ですね」
「まあな。……ってシエラ大丈夫なのか?」
リンの横には普通にシエラが立っていた。
「うん。さっき私の魔法でゴーレム倒したけど、実はあれ、私の唱えた魔法じゃないの。正確に言うと私が唱えた魔法なんだけど……」
「さっぱり意味が分からん」
「私唱えた時の記憶が無いの。私はもともと、“ウォータースロウ”って言う水を球体にして、相手に向って投げつける下級魔法を使ったんだけど、リンちゃんと私のレナちゃんによると私が“ウォーターストーム”って言う、水を魔力で渦にして嵐の様な攻撃をする上級魔法を使ったらしいの」
「じゃあ、関係無いとは思うんだけど、そのウォーターストームを使う前になんか唱えてたよな?」
「あれは全水魔法を使う前に必要な簡単に言えば“水を創る”魔法よ」
「で、その上級魔法を使ったところ魔力切れでダウンと」
「そうなんだけど。自覚が無いのよねぇ」
「まあ先に進めば分かるかもしれないし、魔導師になるなら進もうぜ」
という事で懲りずに先へ進んで行った。
何度も同じところに来たからなのか、敵の数が少ない。
「あっゴーレムよ!」
少ないと思った矢先にアイアンゴーレムが2体現れる。
「シエラは水魔法で足止めしてくれ。俺は1体に狙いを定める」
「分かったわ。右の奴を狙うわ」
俺は慣れた手付きで片方のアイアンゴーレムを階段へ引き寄せる。
もちろん上って来れなくなる。
落下ダメージが無いのは分かってる。緊張せずに行くぞ……
さっきと同様大きく片手剣を振り上げ、跳ぶ。
……勝った……
着地は出来た。すぐにシエラのところへ向かう。
「大丈夫か」
「うん。多分次の攻撃で怯むから待ってて」
「ああ」
シエラの手には水の塊が浮いている。
(我の名はシエラ・ストリングス。我に仕える精霊よ、力を放出せよ! ウォータースロウ!)
さっきと呪文が違う気がするが、手に浮いていた水の塊がさらに大きくなり、シエラはそれを投げた。投げた、というか発射した、というのが適切かもしれない。
それはアイアンゴーレムの足に直撃して体勢を崩す。
倒れたところを狙い、頭部を斬る。もしかしたらこちらの方が簡単かもしれない。
「ふう。その水魔法強いな」
「まあね。次のフロアへ行きましょ」
次のフロアへ向かう。そろそろ10F位まで行ったのではないだろうか。
そんな事を考えて階段を上り切って次のフロアへ到達すると、そこには大きな扉があった。
「大きな扉だな……」
人よりいや、アイアンゴーレムよりも大きい。
「ここがボス部屋ね……」
「そうですね。シエラ様の魔導師昇格のためにも頑張りましょうご主人様!」
「そうだな。頑張ってデータ調べてくれよ」
「はいっ!」
俺たちはラストフロアと思われる場所に到達した。
この扉の向こうがボスか……
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