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第十一話 数の暴力そして謎の女



 酷い倒し方をしたな。これにひっかかるカラスの方がおかしいが。

 それにしても……


「盾に刺さったカラスどうしようか」


「そうですね……低能なカラスですね。斬ってしまいましょうか」


「うーん。じゃあ……」

 少々グロテスクな状態になるかも知れないがしょうがない。


 俺は剣を大きく振り上げてヤタガラスを一突き。

 羽だけが飛び散り、個体は消滅した。非常に哀れだ。


「それにしても俺よりおにぎり優先とはな」


「バカなんで獲物がタダで貰えるとでも思ったのでしょう」


(タダ、か……いやいや忘れろ。これはゲームだ)


「今何と?」


「いやいや。先へ進むぞ」


 まだまだ先はありそうだし、ここで立ち止まってはいられない。

 どこからモンスターが出現するか分かればいいんだがなぁ……


 次のフロア。敵はスライムだけか。

 新たな敵が襲って来ないかだけ心配したが、2体という数だったのであっさり倒せる。


 階段も気は抜けない。

 上からも下からも来る可能性があるし弱い敵とは言え、俺の体力は意外と少ない。


 次のフロアに行っても内装は相変わらず石造りのままだ。そろそろ豪華になって欲しいな。


 階段にも敵は居なく、難無く次のフロアへ。


「おっ水晶がある。中間ポイントかな」

 早速セーブをしに向かう。


「待って下さい! 一度その水晶を攻撃して欲しいのですが」


「はぁ? 壊れるに決まってるだろ」


「それが本当の水晶なら絶対に破壊は出来ません」


「そうなのか?」


 怪しみながらも弱めに剣で突く。ガラスの割れた様な音が鳴り響く。


 水晶は少し欠けてしまった。


「おいおい、欠けちゃったぞ」


「それ、モンスターです。気を付けて!」

 そんな訳無い、と思ったが後ろを振り向くと見覚えの無いゴーレムと見られるモンスターが二体。


「なななななんだコイツら!」


 さっきから思うがなんでコイツら足音が無いんだよ!


「逃げるのは不可能に等しいですね」

 見つかったのがホールのど真ん中だったのが幸運だったかそうでなかったか、周りをスライムにも囲まれて逃げ場はもちろん無い。リンは攻撃出来ないのでまさに四面楚歌だ。


「ゲームオーバーか」


「諦めないで下さいご主人様! 何か勝機があるはずです!」


 といってもどこに勝機があるんだよ!? 中級者ダンジョンってこんなに難しいのかよ!

 ああーこれは早く死んで水晶から復活しないと生き地獄だぞ。


 うん死のう。しょうがなかったんだ。


 さようなら〜

 俺は目を閉じて敵の攻撃を待った。


「そこのキミ! 今助けるわよ!」


「誰!?」


「ウォータースロウ!!」


「何も出て来ないぞ?」


「……あれ?」


 急に現れた女性は大きな声を挙げたが何も起こらず、標的は女に変わった。


「ちょ……誰か、誰か助けてぇ!」

 今ので分かった。この女弱い。それに自ら魔物を呼んだ。魔物も驚いて俺の事など忘れたのか女の方へ一直線。

 しかしそれによって背後を見せた魔物を俺が斬った。


「リン! 見覚えの無いこのゴーレムみたいなのを調べてくれ!」


 ……マズい、やってしまった。何がマズいかって?

 今大きな声でリンを呼んでしまった。

 薄々思っていたが、このゴーレムの様なモンスターは音に敏感だ。見た目の割に。

 ゴーレムの真後ろで叫んだらどうなるか。またまた標的は変わるであろう。


「おい、止めろ。うわぁぁぁぁぁぁ!」

 断末魔が塔にこだまする……


 

 

感想や評価待ってます!


句点、改行の指摘がありましたので本日中に取りかかります(※物語に変化はありません)



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