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6話『再会』久しいな少年……彼女ができたのか?

久々な投稿!!そしてあの男が登場!

夜遊我世。


僕が出会ったただ一人の夜遊。


僕が関わったら事件の全ての黒幕に我世がいた。


そして今回も我世はいるのだ。


しかし黒幕としてではなく、以外な事に仲間としてだ。










僕、小野町仁は白昼の公園で盛大に飲み物を吹き出してしまった。


それはなぜか?


我が地上ノ星学園は昨日から夏休みを迎えた。


まぁ転校して一月ちょいしかたっていない僕にとっては余り実感が持ちずらいのが正直な感想だ。


監視する名目で常に銃器を持ち歩く赤沙汰朱が隣に居るのも一役買っているのだろう。


彼女は『夜遊一族』を敵視している。


僕は『夜遊一族』の事は知らないが『夜遊我世』と言う人物をよく思っていない。


そんな二人で散歩がてら公園に行き、自販機で飲み物を買い、喉を潤している時の事だ。


ふと、少し離れたベンチに目を向けたのが失敗だった。


「………」


「………」


そいつと僕は目が合い、しばらくの沈黙。


そして


「ブホッ!?」


吹き出してしまった。


「………何しているのよこのバカは?」


冷たい視線を浴びせながら言う赤沙汰に僕はむせながらも答えたのだ。


「な、なんでアイツが!?」


「誰か知り合い?」


違う!


そんなレベルじゃない!


そんなやり取りをしている僕達にそいつのほうから近づいて着た。


「久しいな少年……彼女ができたのか?」


黒いスーツに黒いシャツ、ネクタイや靴まで黒色一色に統一した長身でやせ形の男。


赤沙汰が探している人物の一人。


「や、夜遊…我世」


夜遊我世が目の前に居た。











赤沙汰の行動は早かった。


どこに隠しているかわからないが拳銃を抜き出し、夜遊我世に向け、引き金を引いた。


しかし、夜遊我世の方が早かった。


「物騒だな…そんな

『水鉄砲を出す』

なんて」


夜遊我世の胸に水が当たり服を濡らす。


「なぁ!?」


赤沙汰の驚いた顔を見たのはこの時が初めてだ。


まぁ、拳銃がコンビニで売っていそうな水鉄砲に変わっていたら誰でも驚くか。


「しかし、物騒な彼女だな、少年。吾が輩を見た瞬間に発砲するとは……もしや反夜遊同盟とか言う組織の一人か?」


「だったら何?私を殺す?」


手を後ろに回す赤沙汰。


別の武器を出そうとしているのか?


そんな戦闘体勢な彼女に我世は以外な一言を言った。


「めんどくさい」


「なぁ!?」


「それよりも、本当に久しいな少年、元気そうで何よりだ。どうかな少し話さないか?」


「……暑いから勘弁してくれ」


正直この男と余り関わりたくない。


皮肉めいた僕の言葉に我世はニヤリとイタズラめいた笑みを浮かべ宣言した。


「暑い?何を言っている?吾が輩達は今

『クーラーが効いた喫茶店に居る』

ではないか」


「……またかよ」


気が付けば先程まで熱く感じていた空気が涼しいものに変わっていた。


気付かない内に公園に居たはずの僕達は今、クーラーが効いた喫茶店に場所を移動していたのだ。


これが夜遊我世。


彼は科学ではない全く別物の謎の能力を使う、男なのだ。












夜遊我世との再会は同時にこれから起きる事件の幕開けになる事を僕は薄々だが確信していた。


夜遊我世が登場!


前作を読んでくれた人は知っていると思いますが前作を知らない人の為に簡単に説明させてもらいますと小野町仁が転校する切欠になった謎の人物です!


うん、前作でもこんな感じの説明だったし、これでいいだろ!!



次回、物語が幕を開けます!!


御意見、感想、質問等お待ちしています!!

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