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摩訶不思議食堂のほっこり飯

西田朋代の罪の意識とほっこり飯

作者:修羅観音
最新エピソード掲載日:2026/03/20
西田朋代(35歳)は、京都のスーパーで事務員として働く独身女性。20代を無為に過ごし、30歳を過ぎて掴んだ今の仕事も、単調な事務作業の繰り返しに過ぎない。刺々しい性格が災いして恋愛も婚活も失敗続き。SNSで幸せを謳歌する元同級生たちに激しい劣等感を抱き、学生時代の素行の悪さを後悔しながらも、出口のない閉塞感の中で日々をやり過ごしていた。

そんな停滞した日常に舞い込んだ、小学校の同窓会の案内状。朋代は、かつての親友であり、今は音信不通となった木村真由美との再会に期待を膨らませる。しかし、期待に胸を躍らせて向かった会場で待っていたのは、予想だにしない冷ややかな現実だった。

会場に真由美の姿はなく、幹事や元クラスメイトたちは彼女の名を聞いた瞬間に態度を一変させる。「自分で調べろ」と突き放され、かつての親友が「禁忌」として扱われている事実に、朋代は困惑と孤独を深める。結局、何の手掛かりも得られないまま、彼女は逃げるように会場を後にした。

虚無感と空腹を抱え、夜の京都を彷徨う朋代。かつての思い出のファミレスで腹を満たそうと考えていた矢先、街灯の下で奇妙な少女「えらいこっちゃ嬢」と遭遇する。黒いセーラー服にベレー帽という出立ちの少女は、無表情に朋代を見つめ、彼女の空腹を「報いを受ける鐘の音」と不気味に告げる。

「晩御飯を食べへんかったら、えらいこっちゃ」

少女は驚異的な力で朋代の手首を掴むと、なす術もない彼女を暗い路地の奥へと強引に引きずり込んでいく。夜の京都が歪むような感覚の中、朋代は抗うこともできず、怪しげな「摩訶不思議食堂」の暖簾をくぐることになる。
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