記憶を取り戻したその後
「ルークの嘘つき!ルークのバカ!ルークの絶倫!」
「いや、最後のはちょっと意味分からない」
「やり過ぎなのよ!」
「まぁ、まぁ、戦争はさっさと片づけたしお前の携帯持ってたのは俺の証拠画像とかあったから悪かったって。それにお前の訓練動画のお陰で浄化と癒やしは出来たんだからお前も活躍してるから」
「携帯はいいわよ?別に!そんな事じゃないのよ!心配したのよ!!すっごくね!!!勝手に帰すって決めて記憶も消して!私はずっと会えないかと思ったわ!!!」
「俺が心配だったの?そんなに?」
「当たり前よ!好きじゃないって確かに言ったけど夫婦だったのよ!生涯、ルークだけよ?今だってちゃんとルークの事を好きになったじゃない!?私の愛を信じてないのはルークの方よ!!!」
「…そうなるの?え…でも愛を感じなかったし…惰性的なところあったじゃん?」
「あるわよ?そりゃあー当然でしょう?倦怠期って言葉知ってる?それよ、それ!」
「けんたいき?ちょっとググっていい?」
「後にしなさい!!!何でも独りで決めるのは昔から悪い癖よ!チートだからってさ」
「悪かったって…でも距離置いてから改めてお前だけを愛してるって分かったしさ…アロマだってちゃんと俺を好きになるって感じも味わいたいじゃん?」
「そうね!今回はちゃんと段階踏んだわね!それにヤキモチも昔みたいに過剰じゃないし落ち着いた気がするわ」
「離れて生活したら余裕が出来たんだよ。昔みたいにあんな縛るんじゃなくてお前を信じられる気がするんだよね」
「それが普通なのよ?分かってる?」
「あぁ…こっちの両親を見てね…理想の愛し方なんだって学んだんだよ」
「ヤンデレルークの卒業ね!」
「いや、お前だけなのは変わらないよ?」
「それは当たり前よ。ルークに浮気されたら私…かなり凹むわ…」
「浮気なんて一度もないから。前世の今世も」
「ところで携帯で浄化出来たって本当?」
「ああ!お前の魔法を使ってる動画を再生したらあっちでも浄化出来たんだ。あの地球の歌が流れてさー。みんなビックリしてたよ。ギターとかないじゃん。あっちって」
「笑えるわね!言葉も日本語だったんでしょう!ノリノリの歌なんてないもんね!これからはわざわざ歌わなくてもいいのは楽よね~」
「あ、お前の力のコアが有るんだけど…」
「私の?それを壊すと私の力が増すの?」
「多分…不完全な大地の復活じゃなくて完全に使えるようにはなるんじゃない?」
「死んだ人間を復活させるとかなら要らないわ。怖いもの。しちゃいけない気がするわ」
「まぁね、主に癒やしじゃないの?身体を癒すとか回復魔法とかそう言うの」
「浄化は別に使えるしなー保留で。ルークが居るから必要ないわね…」
「流石に俺も見えない目を直すとか本来の聖女のようにはいかないけど?」
「聖女とか面倒臭いのよ!崇められるのも正直嬉しくないし…目立ちたくないわ」
「そこは変わってないんだね」
「とりあえず、ルークが保管しといてよ。なんかあったら聖セシリア王国の王女に譲渡出来ないの?王族なんだから活用出来るんじゃない?そしたら私が浄化しに行かなくてもいいし」
「加護の力はそう簡単に使えないよ。その為の加護持ちなんだから」
「ルークが加護を戻すからややこしい事になってるのよね…要らなかったわ」
「じゃないとお前を見つけられなかったし…」
「今はそうじゃないでしょう?力増して行き来可能ならさ。加護を返すって出来ない?」
「……分からない」
「可能なのね?なら…今すぐじゃないにしても子供が生まれたら…考えましょう?返して魔法を封印した後に子供に魔法が遺伝してたら最悪じゃない?勝手に日本で飛んでちゃったらヤバいわ!」
「そうだね…あれは…本当に疲れたし…」
「もう、子供達が先に死ぬのって見たくないわ…」
「分かったよ…それは追々、考えようか」




