前世の生活その14
ライラック王国の二人の新居
「ルーク、そんなに慎重にしなくて大丈夫だと思うわよ?」
「王族は基本的に子育てはしないからな…しかも二人も居る。やっと寝かせたと思ったら急にもう1人も泣くから何がなんだか分からないんだ」
「さっき、ミルクあげたしオムツも変えたじゃないの?」
「じゃあ、なんで泣くんだ?しかもこの子達また寝ながら浮いてるぞ…」
「魔法使ってるってルーク達の家族もビックリしてたわね」
「風魔法のステータスが異常に高いからね…ステータスオープン……うん。加護持ちはないけどルークの全魔法と私の風魔法と水魔法でかなり底上げされてるわね…こんなに小さいのに浮くなんてどうやって覚えたのかしら?」
「しかもこの子達、シンクロするんだ。1人が浮くと自分もとフワッと浮くんだ。そしてそのまま寝るんだ」
「ベッドが気にいらないのかしらね?王族御用達の高級ベッドなんだけど…」
「水魔法で使わないだけマシだな。びしょ濡れになってはかなわない」
「そうね…あれを維持するのは0才には無理よね?」
「……んっ?誰か来たな…母上とキャルだな…」
「結界張ってるのよね?解いてあげたら?」
「せっかく寝かし付けたのにな…」
「王宮に連れてってくれるなら有難いわ…正直、あんまり眠ってないのよね」
「あんなに関わりたくないって言っておいてな」
「二人も居るのよ…いっぺんに…疲れるわ。ルークはミルクあげるのも出来ないしオムツ替えも手間取るし使えないんですもの…」
「王族は育児は乳母と侍女の管轄なんだ。これでもやってる方だぞ!?」
「はいはい、早く行ってあげてよ」
「分かってる!今、行く」
「母上とキャル、またお越しですか。城に連れて行ってもいいとアロマの許可が出ましたが」
「ほら、母様!大丈夫だって言ったでしょう?アロマ姉様も大変なのよ。兄様は使えないし」
「そう言う事なら連れて行ってあげるわね!あの子達、浮きながら眠るから面白いのよね」
「そうそう、ちょっとクルクル回したけど眠ってたわ。母様!」
「人の子供で遊ばないで下さい!」
「可愛い初孫よ。勿論、可愛がっていますよ」
「そうよ。私だってもうすぐお嫁に行くのよ?会えなくなるんですもの。今の内に叔母という事を覚えて貰わないと」
「お前は転移魔法で来れるだろう?まだ0才だぞ。覚えてる訳がない」
「いいのよ。あの子達、可愛いから。クライン兄様とラークも母様のコスプレショー見て楽しんでるわよね?母様」
「あぁ、あの猫耳フードに尻尾付けたベビー服とかですか。どっちも嫌がってないようだからいいですが程々に」
「ちゃんと寝かしつけて貰ってるし面倒は見てるのよ?アロマもゆっくりしてくれたらいいのよ」
「アロマ姉様もいきなり二人じゃ大変よね~」
「じゃ、行きましょうか。孫の元に!」
「はい!母様」
「寝かし付けたばっかりだから静かにお願いしますよ、母上」
「分かってるますよ。キャルの転移魔法で一瞬じゃないの?心配しないで貴方もゆっくりしなさいな」
「それは…感謝します…私も寝不足で…」
「兄様、任せなさい!ルナもルーイもどっか飛んでいかないようにちゃんと見てるから」
「アロマ、お疲れ様ね。大変でしょう?ゆっくりしなさいな」
「ありがとうございます。王妃様」
「母親、見て!また浮いて眠ってるわ」
「本当ねー。なんで浮いてるのかしらね?可愛いけど」
「私達にもさっぱりで…数cm浮いてるだけなので今の魔力の限界だと思うんですが…」
「ルークの時だって普通に眠ってたわよ?不思議ねー。じゃ、キャル。このままベッドごと転移して」
「はい、母親。アロマ姉様、ゆっくりしてねー兄様も」
「宜しくお願いします」
と言うと転移で子供達と消えた
「またコスプレショーでもするんでしょうね?」
「あぁ、楽しんでるようだな…」
「服はルークの収納魔法で保管してくれたら毎回増える洋服を整理しなくていいわ…」
という感じで双子の育児は大変だった




