前世の生活その8
カシス王国ダンジョン内35層
ルーク居ない…なんで?一緒に居てくれるって言ったじゃない…うぅ、ルークの嘘付き
独りにしないって言ったじゃない?眠って起きたら居ないし…酷い…うー、ルークのバカ…
「ルークのバカ、置いてくなんて酷いわ!」
水魔法のベッドを消してちょっと歩き回ってみた
ら痛っ!結界張ってある…。出れないわ
ルークが張ってたの?凄い強力なのね…
なんで私がルークが居ないってだけでこんな思いするの?前は独りでダンジョンに籠ってたわ
なのに今はルークと一緒に居るのが当たり前みたいで不安になるの?ルークが居ないとダメみたいになってるとか…あり得ないわ…
ルークのバカ…一言言ってきなさいよー
うー、涙まで出るなんて何なの?
「なんだ、起きたのか?」
「ルーク!!!酷い!どっか行くなら一緒に行ったのに!!!」
「良く眠ってたからちょっと用事をな。結界張ったし大丈夫だぞ」
「そう言う問題じゃないの!起きて居なかったから捨てられたかと思ったの…うっ…」
泣いてるとルークに抱きしめられた
「可愛いな、珍しく。怖い夢でも見たのか?」
「見てないし…ルークが居ない事なかったからビックリしたのよ、悪い?」
「へー、そうか、俺の我慢と努力も無駄じゃなかったって事だな…可愛いな」
ルークが更に私を抱き上げて額と瞳にキスをする
「どさくさに紛れて変な事しないでールークのバカ…どこに行ってたの?」
「あぁ、ライラックの王宮に忘れ物があってな。ちょっと取ってきた」
「忘れ物?いくら一瞬でいけちゃうからってこんな所で独りにするのはないわ!」
ルークに抱きしめられて動けない…
「悪かったよ。もうしないから許せ…ほら、泣きやんだか?あー、もう可愛いな!」
ルークが私を降ろす。すると片足をついて指輪を差し出す。とても綺麗な指輪だ…
「アロマ、結婚したい。とりあえず婚約指輪って事で受け取って欲しい」
「魔力を感じるけど…特別仕様?」
「あぁ、お互いに何かあったら分かるようになってるんだ。これと対の指輪だ」
ルークの指にハマってるのは装飾が一緒の指輪だが真ん中に宝石が埋まってる
「お前になんかあったら宝石の色が変わる」
「ルークになんかあったら?こっちのは宝石がないわ。似てるけど…」
「俺は加護が有るからなんか有る事はないぞ」
「分からないじゃない?一方的に私を監視するって事よね?」
「まぁ…そうなるな…じゃないと心配だからな。いつもずっと一緒とは限らないだろう?」
「ずっと一緒って言ったじゃない?」
「お前が元パーティメンバーに会いたいって言ったではないか?シルキーに相談したいとかなんとか」
「言ったわね…。最近、おかしいの…初めてだし相談したいの」
「同席してもいいなら別にいいが?」
「それはダメ!女同士で話すから!ルーク抜きでなきゃ意味ないもの」
「だから、用意したんだ。何かあった時にいけるようにな」
「私の為…?ルークって心配性なのね。元メンバーで命の恩人よ?今までルークに会う前はずっとメンバーと旅をしてたのよ?流石に大丈夫よ」
「それでも俺が心配なんだ。本当は離したくないが気分転換も必要だろう?その為の指輪だ」
「婚約指輪って言ってなかった?早い気がするけど」
「付けたら外れない仕様なんだ、後から文句言われたくないからな。だから婚約指輪として渡してるんだ。アルマ、付けてくれないのか?」
ルークは立つと私の手を取りキスをした
「外れない仕様がなんか引っ掛かるけど…貰ってあげてもいいわ…」
「そうか!結婚の意思は有るって事だな?」
「まだよ!まだ!出会って3ヶ月しか経ってないのに早過ぎだと思うからそこは忘れないでね!」
「付けたら外れないぞ?死ぬまで」
「別にいいわ、ルークが何でもしてくれるんでしょう?だから、責任取ってよね?」
「アロマ、一生大事にするって誓う。だから俺の側にいろ」
「急に居なくなったの、ルークの方だから…」
「根に持ってるな。結界張ったからそうそう簡単に壊れないぞ?安全を確認して転移したんだがな。まぁ、可愛いお前が見れたから何言われても構わない」
「ルークのバーカ、バーカ」
人を好きになるのってこんなに弱くなるんだ…
知らなかった…な…




