ヤンデレがでた!
「りおん、ちょっといい?手伝って欲しい事があってね…俺の部屋に来てくれる?」
私は今日は学校帰りにシリウスと一緒に帰らず数少ない友達とスタブでお茶して帰宅したタイミングでやってきた
「手伝って欲しい事?別にいいけど着替えたら行くね」
「あぁ、待ってるよ」
なんだろう…黒いオーラを感じました…昔あったあの感じ…嫌な予感しかしないんですけど…
「シリウス、入るよー」
って言って部屋に入った瞬間魔法を感じた!これこれ!結界張ってますよ、絶対!!!
「あのさ、りおん。友達とお茶してくるって言ってたよね?」
「うん…。お茶しながら話してただけですが…いつも通りですけど…それが?」
「友達少ないとは聞いてたけどさ。その友達の1人が男とは思ってなかったからさ。どうなのかな?それって」
「なっ!魔法で監視してたの?!樹くんとは友達よ!中学生の時から気が合って声優の事とか話すいわばオタク仲間で別にどうもこうもないわよ!?誤解してない?」
「誤解?あんなに近くで楽しそうに盛り上がってたけど。へー、中学からずっとなんだ…」
うわっ、ヤバいやつきたー。こんな事で嫉妬する所が前世から全く変わってない…
「女子も居たでしょう?美咲ちゃんって言うんだけど3人で話してたよね。別に2人きりって訳じゃないし…」
「うん、居たけどさ。その樹くんだっけ?あんなに仲良くしてるって君に好意が有るんじゃないかな?異性同士の友情は存在しないし」
「いやいや、存在するんですよ!樹くんはなんて言うか同じ声フェチ同士で美咲ちゃんはアニメ専門なんだけど声優に詳しくてね。今度、イベント有るから行かないかーって話で」
「あれ?推し活はしてないとか言ってなかったかな?ただときめくだっけとか言ってたよね」
「高校になって親の承諾なくても3人で行けるね~って話が出たからちょっと話を聞いてただけだよ?まだどのイベントに行くとか全然決まってないしさ!バイトしようかなーなんて話をね」
「バイト?りおんの家はお金持ちなんだしバイトなんてしなくていい身分じゃないのかな?それこそ意味が分からない。人間不信の君がバイトなんて出来るとも思えないけど」
「そ、そんな事ないよ。親のお金に頼らずに自分でお金を稼ぐって言うのは悪い事じゃないのよ。前世と違って人間不信も少しは解消されたのよ。そりゃ、極度にみんなでお出掛けとかは嫌だけど…3人なら別にいいかなって…」
私が何を言っても無意味なのは分かってる。前世からルークは凄い過保護で独占欲強くて嫉妬が半端なかった。今だっていつの間にかベッドの上で押し倒されてますから!
「まず、男ってところが気にいらないんだよね。分かる?アロマ。俺はあっちの世界でもかなりモテたけど君だけだったよね?なのに転生したからって俺の事忘れて他の男と仲良くしてるってさ」
いやーヤンデレきたー!!!理屈じゃないのよ、これ。前世なら監禁コース!結界張ってるし!
「あのね、ルークに会うまで記憶なかった訳だし、樹くんとは本当に何にもないの!ルークみたいに好きとかじゃないの!異性の間でも友情は有るの!日本は!アメリカみたいにスキンシップするみたいな事ないの!」
「そうかな?日本だって今は小学生から性行為するみたいだよ?男はさ、ヤレれば誰でもいいってやつだって沢山居るしさ。あっちの世界よりもむしろ開放的だよね?」
ふぅー、って耳に息を吹きかけるのやめーて
「ルーク!冷静になって話し合おうよ?とにかく、結界を解いて!この体勢も無しで!いくら前世が夫婦とはいえ私的には15歳で大人なお付き合いとか考えてなかったわ!」
「アロマは奥手だもんね。それは分かるよ、あっちでも君を落とすのに苦労したから」
「嘘よ!それはなかったと思うわ!ルークは何でも勝手に決めて出会ってそんなに経ってないのに手籠めにされましたけど!」
あ、手籠めって日本語分かるのかな?時代劇の言い方だから日本語って難しいよね~
「手籠めって…言い方が悪くないかな?両想いだなって感じてからしか手は出してないけど」
手籠めって分かるのね…。勢いで言ったけど
「そうだったけど!早かったと思うわー。初めてにしては…。それに今、15歳なのよ。そんな色気出して迫られても困るの!」
「……分かったよ。とりあえず他の男と一緒に行く時は俺も一緒に行くって事でいいよ。紹介してよ?樹くんにさ」
「だから美咲ちゃんって言う親友も居ます!」
「あとバイトはなしね。お金なら俺が出すから。特許取ってお金なら有るから。また養ってあげるよ、アロマ。その変わり、俺を癒してよ。昔みたいにさ」
なんだろう…昔は確かにルークに養って貰ってましたけども言い方が毒が有るよー絶対に樹くんの事で納得いってないんだろうな…
でも…この監視生活に慣れてた前世の私って大概だわー。今なら分かる!完全にアウトなヤンデレだって。




