約束ってそんな事だったんだ
夢を見ていた…前世の夢だ…最近、そんな夢ばかり見るのは何故だろう?
「私が先に死ぬ事はないと約束するわ。思うけど…もしも先に死んじゃったら迎えにくれば?ないと思うけど」
「お前が死んだら後追いする」
「はあぁー?何、怖い事言ってるのよ?大丈夫だって女性の方が長生きするのよ?加護持ちなんだしそんな簡単に死なないわよ?」
「俺が先に死んだらどうするんだ?」
「そうね…その頃にはいい歳だし子供達に頼るわね。」
「悲しくないって事か?俺が死んでもいいみたいに聞こえるが」
「だって先の話だし例えばでしょう?子供も5人も居るのよ?お互いに守る者が増えたじゃない?貴方だけって訳にはいかないわよ」
「一番愛してるのはお前だけだ。子供達は可愛いが居なくなったら生きてる意味がない」
「……だーかーらー私も愛してるけど親になったんだからちょっとはその愛情を子供達に分散させるとか出来ないの?」
「可愛いとは思うが愛情に関しては別物だな」
「なんでそんなに拗れてるのよ?そりゃあ、私だってルーク以上の人なんて居ないとは思うけど子供達にも嫉妬するしで子供が6人居るみたいだわ」
「作ったのは俺だが最初から双子とか思わなかった…子育てで2人きりの時間がなかった」
「そうね、ルークって絶倫って言うらしいわよ。シルキーが言ってたわ。そう言うなら5人も作らなくても良かったじゃない?」
「王位継承権を放棄したけど弟達が子供に恵まれなくてな…俺の魔法を受け継いだ息子には王位を継いで貰おうと思ってな。気付いたら5人になってた訳だが、お前似の娘が小さい頃のお前の成長過程を見ているようでな。みんな性格違うから余計に可愛いしな」
「ちょっと!どんな理由で子供作ってるのよ!産んだ私の苦労返して欲しいわ!いや、5人とも可愛いけど王様とか嫌がると思うわよ」
「まだずっと先の話だ。そこは父親権限で育てるさ。王族だってお前が嫌がったから放棄したが王族しか使えない魔導具や魔法書やらは子供達が喜ぶぞ」
「それは…確かに……加護がなくても使えるならルークに勝つんだって何でもしそうね。みんな、どうしてあんなに力に興味持つのかしら?」
「お前の加護は遺伝しないから使いたくても歌魔法は使えないしな。後は俺の全魔法が遺伝したのは1人だけだ。みんな他の者よりも力はあるが加護持ちの俺には勝てないのは仕方ない」
「ルークは最強だもんねー。父親として憧れてるけどルークが子供達に嫉妬して張り合うからそうなるのよ?」
「子供達は5人居るが妻は1人しか居ないからな。いつまでも母親に執着するのもどうかと思うぞ」
「執着ってルーク!貴方の事を言うのよ!?まだ上の子達は12歳よ!甘えていい歳だわ。親離れなんて早過ぎなんだからね!」
「俺は10歳の時には親離れしたもんだ。力があるって事は狙われる危険性だってあるんだぞ。化け物だと言われる事だってある。父親として教えてやってるんだがな。」
「そうだけど……あまり焚き付けないでね!張り合うのは無し!あくまでも普通の父親として接する事!愛情持ってますアピールしないと反抗期がきた時に嫌われるわよ」
「望むところだ。しっかりつけ上がらないように教育するさ。将来苦労するのはあの子達なのだからな」
「本当に分かってる?ルークってば息子達には容赦ないじゃない。娘達には甘いのに」
「そんな事はないぞ。お前みたいに面倒臭い事は俺に押し付ければいいと思って貰っては将来が心配だからな。俺はお前だけで手一杯だ。ちゃんと自分で解決するって教えてるところだ」
「なっ!だってそれはルークがプロポーズした時にいいって言ったじゃない?今はそんなに押し付けてないわよ。育児だってちゃんとやってるじゃない?」
「そう思ってるのはお前だけだ。夫婦生活にも詳しいシルキーにでも聞いてみたらどうだ?俺以外にお前を制御出来るやつは居ないと思うがな」
「何よ!そんな事言ってもいいの?私が先に死んだらさっさと違う世界に転生してやるんだからね!」
「先に死ぬ事はないってさっき言ってただろう?約束したはずだ。先に死んだら追っかけきていいと言ったと思うが」
「出来るんならどうぞご自由にー。ルークの事なんて忘れてるかもよ?」
「それは何とかするさ、そんな簡単にお前を離すはずないだろう」
「だから、拗れ過ぎよ。シルキーが言ってたわ。約束するけど先に死んでも後追いしないでね。子供達が悲しむわ」
「それも何とかするさ…」
って言うのを思い出しました。
約束ってもしかしてコレ?あんな昔の約束をずっと忘れずに異世界転移したって事?
どんだけヤンデレなのよ?




