第7話 魔法使いニカ
ゴンッ!!
チュンチュン…ピチチッ…
いった…
もぉ!先生!またそんな所で寝てたんですか!?
ソファで寝ていた煌星が床にへばりついていた
いたた…
コンコンッ、ごめんくださーい!!
あ!〇〇ちゃんだ!
朱那はすっかり〇〇に心を許していた
はーい!〇〇ちゃん!いらっしゃい
満面の笑みで微笑む朱那
朱那くんこんにちは!
〇〇ちゃん!こんにちは!!
声がワントーン高いのである
えへへ
ケーキ買ってきたの
一緒に食べない?
わぁ!嬉しい
じゃあとっておきの紅茶を入れましょう!
ね?先生!
え、あ、嗚呼…
そうだね
煌星は寝ぼけ眼で答えた
煌星さん、昨日も徹夜だったんですか?
うん…昨日はある生物の習慣について調べていてね
ふーん…
相変わらず徹夜続きの魔法使い
目の下に濃いクマを作って
でも魔法に関しては一流
〇〇はケーキをテーブルの上に起き
クルッと振り返り煌星に言った
あの!わたしお話があって今日来たんです!
ん?なにかな?
煌星は立ち上がりイスに腰掛けた
ここで掃除婦として働きたいんです!
ぇえー!!!!
煌星よりも先に朱那がリアクションした
ふふ、朱那くん驚いてる
え!〇〇ちゃんここに住むの!?
煌星さんのお許しがでれば…
〇〇は上目遣いで煌星のことを見つめる
まぁ…別にいいんじゃない?
家が綺麗になるのはいい事だ
煌星は左手で頬杖をついて微笑んだ
ちょーっと待てぇぇえい!!!
いきなり窓から冴夢が現れた
冴夢くんいきなりなんですか
お呼びじゃないんですけど!!
朱那は冴夢を威嚇している
うちもここに住む!
はぁ!?
朱那は大きな声で答えた
な?ええやろ?煌星〜
みんなおった方が賑やかやし〜
煌星は苦笑いしていた
そうだね、賑やかな方が楽しいね
ほれ見てみ〜!
決まりや
先生!!!
冴夢は〇〇に抱きついた
〇〇ありがとう
〇〇は楽しそうに微笑んでいた
冴夢の胸元には△△の瑠璃玉が光輝いていた
冴夢のした罪は消えることはない
だけど冴夢は〇〇の傍にいることで
その罪と向き合おうとしているのかもしれない
罪を背負ったままでも、命は続いていく
そしてその音は誰かの心に静かに響いていくのだろう




