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第6話 抱擁と再生

冴夢は〇〇を見上げた


なんで…△△がうちを愛してたって…


お母さんからよく聞いていたんです

亡くなった姉のこと

冴夢という魔法使いのこと

だから…お姉ちゃんならきっと

冴夢さんを必要としてたんじゃないかなって

そう、思ったんです


そう言って〇〇は冴夢が持つ

姉の瑠璃玉をそっと両手で包んだ


だから…この瑠璃玉は冴夢さんが持つべきなんです

お姉ちゃんの形見だから


〇〇の冴夢を見つめる瞳が力強い

冴夢がやった事実は変わらない

△△が亡くなったことを受け入れられず

その一族を自分のものとして瑠璃玉をコレクションしていた

それが一族を守る術だと自分で言い聞かせて


やり方が間違っていたかも知れない

だけど〇〇は冴夢の気持ちも

痛いくらいわかるから

大切な人がいきなり目の前からいなくなる恐怖と

受け入れられない現実と…


それでも残された者は生きていかなきゃならない

頭でわかっててもつらい現実が突き刺さる


〇〇はもう一度冴夢を優しく抱きしめた


大丈夫、お姉ちゃんは冴夢さんの心の中で生きてる

わたしはそう思ってます


冴夢の邪悪な魔力が消えていく

気づいたら夜が明けていた

朝焼けが美しい、もうすぐ日が昇る


〇〇…


煌星さん、朱那くんも


〇〇は立ち上がり力強く笑った

その笑顔が朝日で眩しく輝いていた


冴夢によって引き起こされた

夢晶病が終わりを告げた瞬間だった


〇〇は母親と抱きしめあっていた

その様子を煌星は暖かい気持ちで見つめていた


朱那、人間というものは尊い生き物だな…


先生…


生きていればいろんな事がある

それはボクたち魔法使いにとっても言えることだ

それを受け入れて許しながら生きることの

大切さを〇〇は教えてくれたのかもしれないな…


はい…


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