表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/70

太一は発散したいだけ

『よう!太一!』


『ああ、行馬。授業終わりか?』


大学の学食で久々に旧友に会う。

『うーん?太一、なんか一皮剥けた気がするぞおっ?』


『いつも通りだよ、行馬。』


『そうかあ?そういやよ、久々に懐かしい顔に出会ったぞ?』


『萩島か?』


『おお、察しがいいな。お前はもう会ったのか?』


『いやたまたまバイトが一緒でさ。なんか懐かしい話してたら、ファミレスで盛り上がってしまってさ。』



『そんだけかあ??萩島、ずいぶん大人びた感じだったぞお?』


『そ、そうなんだ。まあ、3年も会ってなかったんだ。女の子は変わるよ。』



『ほうほう、萩島を女の子扱いねえ。』



『な、なんだよ?何が言いたいんだ?行馬?』


『いや、べっつにー。まあ、萩島にはさ、幸せになって欲しいなぁって。ほら、高校最後の日。俺もお前もいなかったけどよ、、、、聴いてるんだろ?萩島の退学理由。』



『いや、俺は何も聴かされて・・・・。』



俺が荻羽生村から帰ったら既に退学しており、何が起きたか誰も教えてくれなかった。



涼子も何も、語らなかった。



『そっか、、、今さらって感じだけどな。』

そう萩島は、ひどい目にあいさえすれば良かったのだ。涼子はあんなに満足してたのだから、何も問題はない。



俺はただ涼子の筋書き通りに動くだけだ。





♦︎♦︎♦︎♦︎♦︎

太一くんからチャットが飛んでくる。


『今日、バイトの帰り会わない?』


バイトか。あの女豹がいるバイト帰りに会うなんて、どうしたのかしら。


『いいよ。』



それだけ返信した。








いつものように太一くんのバイト先近くに潜んでいる。今日は子どもも少ない。

『そっか、クリスマスか。』


クリスマスの日に、太一くんとデートか。悪くないわね。



盗聴を開始する。




『先生ーさようなら!』


『はい、さようなら。』


萩島の声だ。



『萩島先生、ちょっと教室に・・・・。』

太一の声がする。教室に音声を切り替えた。


ガラガラ。戸が閉まる音がした。

『太一・・・・ダメだよ。昨日たくさん・・・・。』


『萩島、だめなんだ。お前の顔を見てると・・・・。』














全てが終わったようだ。


『太一、今日はどうしても来れないの?』

『ああ、今日はちょっとサークルで集まりがあって。』

『そっか。明後日は?』


『うん、明後日は行くよ。大学が終わったらな。』


『わかったよ。その・・・太一が喜ぶ下着つけておくから。』


『萩島!』




もう見たくもない、聞きたくもない。



ああ、どうしてやろうか。ていうかただ寝とるなんて無理だろうなあ。萩島、あんたの面の皮を暴いてやるよ。クリスマスイブは萩島。で、今日は私。太一くんはただの性欲の捌け口でしか私らをみてない。だったら寝とるなんて生ぬるい方法では、だめだろう。萩島の社会的抹殺。しかも、立ち直れないくらい。なんなら、死んでもらうくらいしないといけない。



『そう言えば・・・・。』

お父さんは昔、荻羽生村とズブズブだったんだよね。弁護士と村。何か公になったらまずいことくらいあるに違いない。



チャットを送る。


『太一くん、ごめん今日はいけない。』



『あ、萩島。今日サークルの集まり中止だわ。』


『え、じゃあ・・・。』


『うん、今日も泊まるよ。』


『やったあ!』



作戦変更だ。せいぜいそこの淫乱女と楽しむことね。そいつには死んでもらうけど。



私は父の事務所に向かうことにした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ