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僕の盾は魔人でダンジョンで!  作者: 純粋どくだみ茶
《第3章》精霊と妖精の城塞都市。
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68話.闇の双子(3)

妖精達により形勢が逆転したカル達。でも相手は魔人で・・・。


※すみません。また長くなってしまいました。


ライラが必死になって城壁の床面に敷き詰められた石の凹凸に手をかけ双子の陰の中へ引きずり込まれないよう抵抗を続けていたが、その目の前にカルが投げた小瓶が転がる。


「ライラさん。その小瓶の中身を全身にかけてください」


「でも、でも、手を離したら陰の中に引きづり込まれます」


カルが手を伸ばしてライラを陰の中から引っ張り出したいと思った。だが、まだ刺された腹の痛みがひどく動くことが殆どできない。


「そのラピリア酒が双子の弱点です。もうそれに頼るしか方法がありません」


「・・・分かった。カルさんを信じます」


ライラは、城壁の床面に敷き詰められた石の凹凸から手を放し、カルが投げた小瓶を手に取った。その瞬間、ライラの体が陰の中へと引きづり込まれ行く。でも、ライラは笑っていた。微笑みながら陰の中へと沈んでいった。


「ラッ、ライラさん!」


ライラを飲み込んだ陰は静かに双子の元へと戻っていく。ライラを救うことが出来なかった。カルは、ライラを仲間にしたばかりにこんなことになったと後悔した。


ところが次の瞬間。双子の陰の中から何かが吐き出され、それは空高く舞い上がった。


「キャーーーーーーーーー」。


"ドテ"。


「ムギュウ」。


変な音と変な声が城壁の上に響き渡る。


「痛いですぅ」。


それはライラの姿だった。双子の陰に飲み込まれたはずのライラが、なぜか双子の陰から吐き出されてきたのだ。


「ライラさんご無事ですか」


「痛い。すごく痛いの。でもあおの小瓶の液体を頭から浴びたら陰から出られた。助かった・・・」


でもライラの頭からは、少量だが血が流れ出ていた。カルは、慌てて腰にぶら下げた鞄の中からラピリア酒の入った小瓶を探した。だが小瓶は店で買った空き瓶ばかりで、ラピリア酒を入れたものは全て使ってしまっていた。


ドワーフのバレルから持って行けと言われた小樽は、鞄の中にいくつかある。でもそれを小瓶か器に移さないと双子にかけることができない。でも小瓶にラピリア酒を移している間に双子が復活しては、元も子もないない。


その時、鞄の中で何かを握った感触を得た。それを鞄から出してみると・・・ドワーフのバレルが作った例の短剣であった。威力が強すぎて使いどころのない短剣。短剣の形をした魔導砲。でも、カルには魔力が無いので使うことのできない短剣。


カルは、手にした短剣を見つめる。そして周囲にこの短剣が使える人がいないか見渡す。オルドアは倒れ、メリルも倒れている。ライラは頭から血を流してうなだれている。


ふと後ろを振り向くと、そこに大剣を構えたレオが立っていた。剣も盾も通用しない双子に成す術もなく大剣を構えてただ、ただ立ち尽くすレオの姿がそこにあった。


「レオさん。レオさんは、魔法が放てますか」


「あっ、ああ。出来る。だがあの双子には魔法は通じないぞ」


「普通の魔法ならそうです。ですがもっと強力な魔法なら効くかもしれません。この短剣を使ってください。この短剣は、強力な魔法を放てます」


カルは、そう言うとレオに向かって短剣を投げた。短剣は、レオの前で転がり足元でとまった。


「こんな短剣で強力な魔法を放てるのか」


「はい。ですが気を付けてください。形は短剣ですが中身は魔導砲です。少しの魔力で超強力な魔法が放てます。近くに魔法を放つと自分が吹き飛ばされて死にます」


「分かった。魔力全力でやってやる」


「あっ、魔力全力はやめて・・・」


カルがそう言おいうとした瞬間、レオは足元に転がる短剣を拾うと短剣を鞘から抜いた。短剣にはめ込まれた魔石が美しく輝く。短剣に刻印された小さな魔法陣と魔法回路がキラキラと光を放つ。


レオが魔力を短剣に注ぐと短剣にはめ込まれた魔石にみるみるうちに魔力が蓄積されていく。


「これはすごい。こんな魔法剣は初めてだ。しかも魔力を殆ど吸い取らるという感じがしない。これならいける。いけるぞ」


レオは、カルの忠告など耳には入っていない。もう目の前の魔法剣とその先でもだえ苦しむ双子の姿だけしか見えてはいない。


「いくぞ魔法剣。お前の力を見せてみろ!」


レオは、持てる魔力を短剣に注ぎもだえ苦しむ双子に向かって魔法を放った。


だが、レオは剣士である。魔法は放てるが魔術師ではない。魔法の制御は殆どできない。


つまり…放った魔法の光は、倒れもだえ苦しむ双子の遥か先の城壁に着弾すると凄まじい閃光とともに光と衝撃波と爆風をまき散らした。


城壁は跡形もなく吹き飛び、さらに城塞都市アグニⅡの街の一部をおも吹き飛ばした。


吹き飛んだ城壁からは、見たこともない赤い茸の様な巨大な火柱が上がり、黒煙を伴い空へと舞い上がる。


レオの放った魔法を見たカルは、空いた口が塞がらなかった。短剣を作ったバレルが短剣の試作の時に死にかけたと言った言葉を思い出したカル。


その時、魔法を放ったレオは、その短剣が放った魔法の威力に驚き目を見張り空いた口が平きっぱなしになった。


だが、次の瞬間。レオの心と表情は穏やかになる。


「私が求めていたものが目の前にある。これぞ魔法剣士の魔法剣だ。これぞ私の剣である。よくぞここでこの場所で出会えた」


レオは、そう言い放つと目が座っていた。明らかに先ほどと目付きが違う。


「双子よ。お前達にこの魔法剣の魔法をくれてやろう。さぞやこんがりと焼けるであろうな」


そう言い放ったレオは、短剣から続けざまに双子に向かって魔法を放つ。


双子も城壁と街を破壊した魔法の威力を見て絶句した。いくら魔法を防御できる防御壁を展開できる魔人であっても、あの威力の魔法を放たれては勝ち目はない。そう悟った瞬間、双子は足元に広がる陰を布でも拾い上げる様に自身の前に摘み上げて見せた。


双子は、陰を魔法防壁に使うつもりでいた。双子もカルに浴びせられたラピリア酒と妖精達に投げられたラピリアの実によってできた傷が殆ど癒えていないため、ろくに動くことすらできないでいた。


レオが放った魔法は光となって双子に向かって飛ぶと、双子が摘み上げた陰の中へと吸い込まれていく。陰に吸い込まれた光は・・・何も起きなかった。まるで魔力を吸い取られたかの様に。


だが、レオは攻撃をやめなかった。次々と短剣から魔法を放ち続けた。何かに取り付かれたかの様に。


そんな時、カルが構える大盾に変化が現れた。盾の裏側にある扉が開くと魔法スライム達がわらわらと現れたのだ。


「おまたせ!まだ生きてる。事情を説明して魔法スライムを集めて来たの」


大盾の上には、いつの間にか魔導書を広げた書の魔人が現れていた。


「書の魔人さん!」


「さっきは逃げたんじゃないわよ。援軍を呼びに行っただけよ。本当よ。嘘じゃないわよ」


「はい。ありがとうございます。それにしても魔法スライムさんの数が・・・」


カルの大盾から現れた魔法スライムの数は、ざっと300体。それがカルとレオの周囲に展開すると、炎魔法、氷魔法、雷魔法を次々と双子に向かって放ち始めた。


レオが放った魔法は、双子が持ち上げて陰の中へと吸い込まれていたが、その陰が赤く光り出すと空に向かって赤い炎の柱を出現させた。


赤い炎の柱は、陰を持ち上げる双子の体を包む様に空高く舞い上がり、双子の体を炎で包んでいく。


魔法スライム達の魔法もその炎の柱に向かって次々と放たれる。


既に混沌の世界と化した城壁の上では、属性を無視した魔法戦が繰り広げられていた。


カルは、思わす空高く舞い上がる炎の柱を見上げていた。


だが、自身がするべきことを思い出し慌てて作業を始めた。鞄の中に入っている小さな空き瓶に小樽からラピリア酒を移し替える作業だ。


まさか城塞都市アグニⅡで戦いが行われるとは考えてもいなかったカルは、ポーション用の小瓶を大量に買い込みそれにラピリア酒を入れて皆に配るつもりでいた。そう城塞都市に到着したら移し替えようと。


カルは、赤い炎の柱と300体の魔法スライムが放つ魔法を背にしながら、必死にラピリア酒を小瓶に移す。


いつ双子が復活するか分からないのだ。今もあの炎の柱の中で次の手を繰り出す準備をしているかもしれない。


程なくしてカルは、小樽から20本のポーションの小瓶に赤いラピリア酒(薬)を移し替えが終わった。


その小瓶の蓋を開けると自身の口の中へと流し込む。刺された腹の傷の痛みがみるみる消えていく。


「レオさん。もう十分です。攻撃をやめてください」


だがレオは、返事をせず魔法攻撃をやめない。


「レオさん。レオさん!」


カルは、レオの名前を叫びつづけ短剣を持つレオの腕を握る。


「はっ、私は何を」


「もう十分です。後は僕がやります。レオさんさんはオルドアさんとメリルさんにこの薬を飲ませてあげてください」


そう言ってカルは、レオに赤いラピリア酒(薬)の入ったポーション瓶をいくつか手渡す。


「分かった」


レオは、そう言うと短剣を構えるのをやめて鞘に短剣を戻す。


「この短剣は、すごいな」


「ええ、レオさんには、後で大剣型の魔法剣を差し上げますから」


カルは今、さらっと言った。さらっと凄い事を言ったのだ。この短剣ではなく大剣型の魔法剣があると。つまりこんな超威力の魔法剣が他にもあると言ったのだ。なんだそれは、いつこの城塞都市が魔法都市になったのだ。


レオは、カルの言葉を信じられずにいた。だが、カルの後ろ姿を見てその言葉を信じない自身を悔いた。現に目の前に信じられない魔法を放つ短剣型の魔法剣があるのだ。


レオは、カルから手渡されたポーション瓶を持ち、城壁の上で横たわるオルドアとメリルにラピリア酒を飲ませる。


「遅くなりました。薬です。しかもカル様特製の薬らしいです」


城壁の上で腹を刺されてうずくまるオルドアの口にラピリア酒を飲ませるレオ。


血の気が引いて青くなっていたオルドアの顔に精気が戻り始める。


「すみません。助かりました」


「まだ起き上がらない方がいいです。きっとカル様があの双子を倒してくれます」


城壁の上で横たわるオルドアは、安心した表情を浮かべて意識を手放した。


その後、レオは太股を刺されてうずくまるメリルにラピリア酒を飲ませる。レオとメリルの目線は、双子の元へ向かうカルの後ろ姿を追った。


カルは、魔法スライム達に魔法による攻撃をやめるように合図を送る。その瞬間、魔法を放っていた魔法スライム達の魔法攻撃が一斉にやんだ。


双子を覆っていた炎の柱も徐々に小さくなり、双子が姿を現す。


炎の柱と魔法スライムの魔法攻撃にあれだけさらされたにも関わら双子は生きていた。やはり魔人というだけのことはある。


黒いドレスは焼け、裸体を晒す双子。体中が泡立ち白い煙を吹き出し、そこに追い打ちをかける様に炎の柱が双子の肌を焼き尽くし、ところどころ黒く変色しボロボロと皮膚が剥がれ落ちる。


人ならば生きてはいない魔法攻撃を受けた双子だが相手は魔人である。とどめになるか分からないがカルは手に持ったラピリア酒の入った小瓶の蓋を開けて双子の口元に近づけた。


その瞬間、微動だにしなかったはずの双子が突然動き出すと城壁の欄干へと向かいそのまま城壁の外へと落ちて行った。


そう、双子は魔法攻撃が止むのを待っていたのだ。魔法攻撃が止んだと思った瞬間に逃げに転じた双子はまんまとカルの目の前から逃げ御失せてしまった。


だが、カルの目の前から逃げることができてもあれからは逃げるのは困難であった。そう”あれ”とは、妖精達のことである。妖精達は、は馬車に戻り積んであった熟したラピリアの実を抱えて戻って来ていた。逃げた双子を追いかけながら空から抱えていたラピリアの実を双子に向かって投げ落とす妖精達。


城壁の上からは見えないが、双子の凄まじい悲鳴が何度も聞こえてくる。妖精達の容赦ない攻撃により悲鳴を上げながら逃げ惑う双子の姿がカルの目にも浮かぶようであった。






カルは、城壁の下で待機していた警備隊の兵士達を呼び、倒れている人達を運ぶ様に指示を出す。この場で無傷だったのはレオただひとり。軽傷で済んだのは、ライラひとりであった。


ルルとリオは、双子に腹を刺され重傷。オルドアも腹を刺されて動けない。メリルは、太股を刺されて歩けない状態。そしてメリルをかばったゴーレムのカルロスは、ゴーレムコアを両断されて動かなくなった。


カルは、胴体とゴーレムのコアを両断されて動かなくなったカルロスの体に手を当てた。カルの目からは涙が流れ出る。そう、今のカルがやってこれたのもゴーレムであるカルロスがいてこそである。


そのカルロスは、もう動かない。


そのカルに声をかける者がいた。それは・・・。


「カルよ」


「剣爺。ゴーレムのカルロスが・・・」


「そうじゃな。カルロスは、わしが回収する。治るか分からんがあてにせずに待っておるのじゃ」


「分かった・・・」


「そう落ち込むでない」


「・・・うん」


カルロスは、言葉を発したりしない。だが、それでも意思の疎通ができるカルロスを兄の様に思っていた。


カルロスの肩に乗り、城塞都市アグニⅡを攻略し、国境の砦で戦い、砂漠ではワームの群れとも戦った。そんなカルロスはもういない。


誰かに頼るだけでは、生きていけない。でもひとりでは生きていけない。そんな言葉がカルの頭の片隅をよぎる。




カルもこの戦いで双子から短剣で腹を2ヶ所も刺された。だがライラの精霊治癒魔法と赤色のラピリア酒(薬)のおかげでなんとか傷口も塞がり毒と呪いからも回復に向かっていた。


歩けないほどではないが、盾を杖代わりにしないと歩けない。


それに盾の魔人も倒されてしまった。


メデューサのメリルも太股を刺されて歩けずに目の前を担架で運ばれていった。


無傷だったレオは、双子の再来を考え警備隊の隊長と城塞都市の警備体制について議論をしている。


城壁と街の一部を魔導砲の短剣で破壊してしまった件は、双子がやったことにした。そう無理やりに。幸いにして兵士達が住民の避難誘導を行っていたため、住民に死者は出なかった。


ライラは、双子の足元に広がっていた陰の中に飲み込まれたが、赤色のラピリア酒(薬)を浴びることで何とか難を逃れた。だが、陰から放り出された拍子に城壁に頭をぶつけたせいで出血していた。


「ライラさん。この薬を飲んでおいてください」


「はい。ありがとうございます。でも・・・私、あまり役に立てませんでした」


「僕の命を救ったよ」


「そうですが、他の方々を助けることができませんでした」


「なら今度からこのラピリア酒を持っていて。これで他の人を助けてください」


「はい」


カルは、ラピリア酒入りの小瓶を手渡す。その小瓶の蓋を開けると口の中に流し込むライラ。


「あーーー、世界が回ります。クルクルですう」


ライラは、いきなり城壁の上に倒れ込んだ。


「ラッ、ライラさん大丈夫」


ライラは、ポーションの小瓶に入ったラピリア酒だけで目を回して酔いつぶれていた。


倒れたライラを開放するカルであったが、ライラの体から何やら透明な人の様なものが現れると、みるみる実体化していく。


「おっ、おおっ、おーーーーーー。やっと下界に出られたにゃ」


突然現れたのは、全身に毛をまとった猫獣人である。思わずポカンと口を開けて目の前に現れた猫獣人を見つめるカル。


「あっ、あなたは誰・・・ですか」


「私にゃ、私はお猫サマにゃ。精霊界の神にゃ。まあ、神でも位は下の下の下にゃ」


「えっ、えーーーーーー」


自称神様と名乗る剣爺は見慣れているし、精霊も幾人かは知っているカルだが、やはり神と言われると驚く。


聞くところによるとお猫サマは、前々からライラの体の中にいてカルとライラの出会いも見ていたし、その後のふたりの行動もずっと見守っていたとのこと。


「お猫サマって何の神様なんですか?」


カルの何気ない質問に答えるお猫サマ。


「時を司る神にゃ。時を進めたり戻したりできるにゃ。でもそれ以外は、大したことはできないにゃ」


そう言いながら城壁の上に転がっている剣と盾を集めると、器用に剣と盾に自身の指から爪を伸ばして突き刺した。


「こうやって爪で盾を三枚おろしにできたり、剣をみじん切りにできるにゃ。盾なんて三枚おろしにすると紙切れの様にペラペラにゃ」


盾と剣を切り刻んだ自身の爪を舌でなめ回しながらさらに続けるお猫サマ。


「この爪で剃毛ができるにゃ。病院の看護師さんの剃毛とは年期がちがうにゃ。悪い奴らの局部の毛も全部剃ってしまうにゃ。お猫サマが毛を剃ると一生毛が生えてこないにゃ。子供みたいになるにゃ。にゃにゃにゃ・・・」


お猫サマの下品な笑いが城壁の上にこだまする。


カルは、盾を三枚おろしにできるお猫サマの爪が不思議でならなかった。さらにドワーフのバレルの前で矛盾の話をした事を思い出して後悔していた。盾を貫通する槍はないはずである。だが、カルの目の前には爪で盾を三枚におろせる者、いや神様がいた。


双子は隙をついて逃げてしまいました。代わりに変な神様の登場です。盾を三枚おろしにできたり看護師さんより剃毛が得意な神様(下級神)です。


※神様と精霊が増殖ぎみです。どうしよう・・・。増殖と言えばYMO・・・古いなぁ。


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