218話.創生と破壊(2)
カル達の住む世界の破壊を目論む精霊ホワイトローズ。
ですが、何かが微妙におかしいのです。
盾のダンジョンの最奥で精霊ホワイトローズは、次元回廊を流れる情報量を監視していた。
次元回廊のあちこちに配置されたゲートウェイでスパニングツリー機能が停止していき、次元回廊を流れる情報がループを起こし衝突していく。
そして次元回廊のあちこちで情報が溢れ返る。
精霊ホワイトローズが解き放った龍の群れ100万体がカルの住む世界に溢れる。
それらは、容赦なく地上を焼き地上で生きる全ての生物を容赦なく抹殺していく。
さらにこの世界や別次元に配置された創生クリスタルを破壊すべく派遣された龍達が次々とクリスタルを破壊していく。
事は、全て順調に進んでいた・・・・・・ように見えた。
精霊ホワイトローズの目の前には、空中にいくつもの情報が映し出されている。
そこには、次元回廊のネットワークの状況。或いは創生クリスタルの稼働状況。或いは地上で龍達が破壊の限りを尽くす光景。
そんな映像がいくつも映し出されていた。
そんな映像の中に精霊ホワイトローズ一押しの妖精達を使った分散システムの稼働状況を示す映像が映し出される。
それを見ると分散システムの計算妖精達の稼働率が徐々に減っている様に見えた。だが、次の瞬間には元の稼働率に戻っていく。
分散システムは、複数の妖精達の脳を使い分担して計算を行っていく。妖精の数が多ければ多いほど不具合も多く、システムから一時的に分離され調整されたのちに分散システムに再参加するのだ。
そのため稼働率が常時100%という事はあり得ない。それが今日に限って分散システムの稼働率が常時100%である。
何か得体の知れない不安に襲われた精霊ホワイトローズは、分散システムを管理する管理妖精とリソース妖精にシステムチェックを行う様に命令を下す。
そしてそこに現れた結果は、精霊ホワイトローズが考えもしなかったものであった。
”コマンドまたはフィル名が違います”。
見た事もないシステムからの応答であった。
再度システムチェックを行う様に命令を下す。
”システムからの応答がありません”。
眉をしかめる精霊ホワイトローズ。
自身の目の前に映し出される映像では、全て順調に事が進んでいる様に見える。
そんな映像の端に小さなアイコンが映し出されている事に気が付いた。それを拡大してみると。
”フェアリーシステム Ver4.5”と書かれておりアイコンは、可愛らしい妖精の絵が描かれていた。
そのアイコンのプロパティを開いた瞬間。そこに書かれていた内容に悶絶する精霊ホワイトローズ。
疑似次元回廊制御システム&疑似創生クリスタル制御システム。
そして可愛らしい妖精のアイコンがひとつあり”停止”と表示されている。
精霊ホワイトローズは、そのアイコンを押して見た。
すると目の前に表示されていた映像が全て消えると、さっきと異なる映像が映し出された。
次元回廊のネットワークでは、ゲートウェイは全て正常に稼働している。創生クリスタルは、どのノードも消滅も停止もしていない。それどころか何処かのノードに対してフェールオーバーすらしていなかった。
そして龍達が地上で暴れているはずの映像。そこには、可愛らしい龍の着ぐるみを来た妖精達が模型で作られた街を踏み潰し、口から白い糸の様なものを噴き出す様が映し出されていた。
「やられたの。今迄のは全てフェイクだったの・・・」
そして精霊ホワイトローズの目の前に映し出されていた映像が全てブラックアウトした。
”ご視聴ありがとうございました。”
最後に表示された文字が全てを物語っていた。
精霊ホワイトローズは、盾のダンジョンの最奥からいくつもの扉を通り、分散システムを形作る妖精達の眠る妖精の森の区画へと足を踏み入れた。
目の前には、妖精達が眠っていたはずの硝子の容器。それが全て空になっていた。
さらに硝子の容器には、こんな走り書きがされた紙が置かれている。
”妖精達は、全て妖精の国で住民として預かります”。
妖精の森の区画で天を仰ぐ精霊ホワイトローズ。
不安を覚えた精霊ホワイトローズは、100万体の龍達を作る培養システムが置かれた区画へと足を踏み入れた。
そこには、培養装置にこんな走り書きがされた紙が貼られていた。
”龍達は、龍の国の住民として預かります”。
「やられたの。妖精にやられたの」
精霊ホワイトローズは、思わず床に倒れて込んでしまった。何百年とかけて準備をして来たはずが神々ではなく妖精達にしてやられたのだ。
途方に暮れる精霊ホワイトローズ。
ふと気が付くとある部屋の中に立っていた。そこには、見慣れた大盾が壁にたてかけられ書類の山と必死に格闘するカルの姿があった。
「あっ、ホワイトローズさん。お茶を入れますから待っていてください」
カルの言葉に促され、用意された椅子に座る。
「どうぞ。あまり高級なお茶ではないですが、美味しいですよ」
カルの進めるお茶に口を付ける精霊ホワイトローズ。
「美味しいの」
「ありがとうございます。で、今日はどんなご用件でしょうか」
「カルは、妖精達の事は知っているの」
「妖精達・・ですか。今、闇の精霊さんと違う星に行って新しい世界を作るって言ってました」
「新しい・・・世界」
「僕も妖精さんの言っている事がよく分からないんですが、僕が住む星っていうんでしょうか。そんなところがいっぱいあるって言ってました」
カルは、目を輝かせて話を続ける。
「妖精さんの話では、生き物もいなくて木々さえも生えていない星がいっぱいあって、そういうところなら破壊も創生も好きなだけ出来るって」
「好きなだけ・・・」
「精霊ホワイトローズさんは、この世界の破壊を目標にしてましたよね。では、その後はどうされるんでしょうか」
「その後・・・」
「破壊して終わりでしょうか。それとも創生してまた破壊を繰り返すんでしょうか」
「・・・・・・」
「僕は、破壊より作る方が好きです。もし破壊するなら何か凄いものを作ってから破壊するのもいいかもしれませんね」
「・・・・・・」
「精霊ホワイトローズさんもどうですか。破壊の前の創生というのは?人が作ったものを破壊するよりも自身が作った最高傑作を自身で破壊するとか」
「・・・・・・」
「精霊ホワイトローズさんは、ダンジョンで魔獣を作っていましたよね。だったら世界も作れるんじゃないですか。それも闇の精霊さんよりも凄い世界を。例えば神様ですら唸らせるような最高の世界を」
精霊ホワイトローズは、お茶を飲む手を休め少し考え込んでいた。
静かな時が流れ精霊ホワイトローズの口からこんな言葉が返って来た。
「闇の精霊よりも最高の世界を作るなんて簡単なの。私を誰だと思っているの」
「では、どんな世界を作るかこれから打ち合わせしませんか。最高の破壊に相応しい最高の世界を作りましょう」
カルは、妖精達と行動を共にしているうちに妖精達のやり方をいつしか真似ていたようだ。
とりあえずこの世界は、精霊ホワイトローズの破壊から免れた様である。だが、精霊ホワイトローズが世界の破壊を目指すその日がいつまたやって来るとも限らない。
その日まで妖精達の様に言葉巧みに騙せる様になろうと心に決めたカルであった。
さて、カル達の住む世界の破壊を目論んだ精霊ホワイトローズ。だが神々は、あえて精霊ホワイトローズをこの世界から排除する事は無かった。
それは、精霊ホワイトローズを排除しても同じ様にこの世界を破壊ないしは再創生しようとする者がどこからともなく現れるからだ。
同様の事象は、他の世界でも無数に起きていた。
当初は、そういった者達を排除していた神々。だが、いくら排除しても次から次へとそういった者達が何処からともなく現れた。
そこで神々は方針を変えた。排除するのではなく制御しようというのだ。
悪党も手の中で踊っている内は御しやすい。それが手駒になれば尚可である。
さらに彼らが何処を攻めて来るのかを見極める事で、他の世界にもそれが応用できる。
精霊ホワイトローズは、自身も分かっていなかったようだが、この世界で神々の恩恵を受けて生きる者のひとりでもあるのだ。
この世界の未来を左右するそんな出来事が裏で行われてる事など誰も知らない。
そんな者達が普通に暮らす城塞都市ラプラスにとある者達が姿を現した。
数台の馬車が護衛の騎士隊に守られ城塞都市ラプラスの国境となる検問所にやって来た。
それは、ヴァートル王国の全権大使である。
カルがふたつの国の暫定的に統治する様になってから随分と時が経っていたが、ヴァートル王国とヴィシュディン王国は、国内の諸侯がまとまらず、あちらこちらで小さな内乱が頻発していた。
それがようやくと平定され城塞都市ラプラスへ大使を送る運びとなった。
全権大使とは言っても国の閑職をあてがわれた下っ端貴族に責任を押し付けようという貴族達の思惑で生まれた役職である。
全権大使を任命された貴族も、この大陸の南の片田舎に左遷されたという思いが強かった。
峠の坂道を下る馬車の窓からは、遠くに巨大なセスタール湖と森と砂漠が見える。
「しかし、不思議なところだな」
「はい。遠くに砂漠が見えるというのにそこを囲む様に深い森が広がり、さらに巨大な湖まであるなんて」
「我らの国に現れた龍族も最近は、姿を見せなくなった。このまま国内が安定すれば、国力も盛り返せるだろう」
「この城塞都市ラプラスという小国の属国などという屈辱にいつまでも甘んじる事もなくなるという訳ですね」
「そうだ。あの時は、ヴィシュディン王国との戦争と龍族というふたつの敵、さらに王と武闘派の諸侯を同時に失うという悲劇が重なったからどこにあるかも分からぬ小国の属国になったのだ」
「龍族さえいなければ、王国連合による魔王国討伐という大義も果たせますね」
「私も南の辺境の大使などという閑職にいつまでも甘んじる訳にはいかんからな。なんとしても中央に返り咲く方法を探さんとな」
城塞都市ラプラスという都市国家を知らない新任の大使の心は、既に国の中央へ返り咲く事にしか向いていなかった。
だが、それを成し遂げるには、城塞都市ラプラスとの深い絆が最も重要である事に後から気が付く事になる。
峠道も終わり草原へとやって来た一団は、小さな村の様に建物が密集する検問所へとやって来た。
大使の側近達が馬車から降り、入国の手続きを行うも思った様に話が通じないのか、馬車は一向に進む気配がない。
大使は、馬車の中から周囲を見回すが国境を守る様な城壁も掘もく、腰まで伸びた草原がただ広がるだけの何もない場所。
大使は、こんなところに左遷させられた自身の運の無さを恨んでいた。
「つまらんところだな」
「城塞都市ラプラスが本当に小国だとしたらいかがいたしましょう」
「ここの名物は、酒らしいからな。諸侯共に酒でも送って奴らのご機嫌取りでもするしかなかろう」
「お酒ですか。手配します」
「頼む」
すると馬車の近くを国境警備隊の兵士の一団と共に木が歩いていく様が見える。
「男爵様。トレントです。魔獣のトレントが警備隊と共に歩いています」
「話には聞いていた。この城塞都市ラプラスでは、魔獣に国を守らせているという話だ」
「やはり魔王国というべきでしょうか。我らとは相いれぬ国の様です」
馬車は、ゆっくりと走り出し城塞都市ラプラスの検問所を通り過ぎた。彼らは、城塞都市ラプラスの不思議な世界をまだほんの少ししか垣間見てはいなかった。
街道の左側には、木々の生い茂る深い森が広がり、右側には巨大なセスタール湖が広がる。
街道を進む馬車の上空では、龍族が奇声を発しながら空を駆け回りブレスを放つ。
その光景を馬車の窓を開け放ち見守る大使達。
「龍族が我らの国の国境に姿を現さなくなったと思ったらこんなところにいたのか」
「もしかしたら最初からこの国の領主は、龍族とグルだったのではないでしょうか」
「そうか、龍族と共に我らの国を乗っ取ったという訳か」
大使の側近が馬車の窓を開け、空を駆け回る龍族を目で追いかける。そして不意にある事に気が付いた。
深く立ち込める雲の中から現れたそれは、編隊を組みながら秩序ある行動をとる。
「そうでもなければ・・・5体、6体、7体・・・10体・・・20体・・・そんな」
「まて、何を数えている」
大使の側近は、馬車の窓から出した顔を引っ込めると青い顔をしたまま無言だ。
あまりの光景に大使自らが馬車の窓から空を見上げるとそこには・・・。
空を覆いつくす程の龍族の群れが空を駆け回っていた。
「なっ、何だと。空を覆いつくす龍族の群れだと!」
数体の龍族が街道を走る馬車のすぐ直上をかすめ飛んで行く。
あまりの光景に馬車が止まり、騎士達が馬から飛び降り街道にしゃがみ込んでしまう。
あまりの光景に驚き口を開けただ茫然と見ているひかない大使。
さらに空を駆け回る龍族の群れの中を巨大な岩の様なものが飛んで行く。
岩の上には、砦の様ものが建つ。
「・・・・・・」
大使は、無言で馬車の窓をそっと閉めた。そして目の前で青い顔をしている側近と自身の鴨が同じ表情をしていると確信した。
「龍・・・龍に食われる。誰か助けてくれ」
「アンナ。先立つ不孝を許しておくれ」
「かっ、神よ。我を助けたまえ」
馬車の外では、街道にうずくまる騎士達が最後の言葉を必死に叫んでいた。
だが、その横を樽を積んだ数台の馬車が通り過ぎていく。しかも御者席や荷台に乗っている者達の笑い声が聞こえて来る。
「ははは、騎士さん達。あの龍達は、隣りの龍の国の住民だよ。俺達を食ったりしないから安心しな」
笑いながらそう言い残した御者の男達。
城塞都市ラプラスでは、龍族を見かける事など日常茶飯事である。いちいち怖がっていては、生活も出来ないし仕事にもならない。
街道にうずくまる騎士達を笑いながら樽を運ぶ馬車が通り過ぎていく。
恐怖のあまり涙を流し鼻水を垂らす騎士達。中には、股間を濡らす者までいた。
「お前ら、ヴァートル王国の騎士の誇りを見せろ。例え相手が龍族であっても我らの敵・・・敵では・・・恐らく・・・ない・・・はずだ」
騎士隊の隊長は、既に消し飛んでしまった勇気と勇敢さと誇りが街道に落ちていないかと、必死に探し始めた。もう騎士などという立場などどうでもよくなっていた。
その後、近くの村に立ち寄った大使一行は、村はずれに馬車と止め馬に水を与えて休憩に入っていた。
騎士達は、村の者達に龍族の群れについて聞いたところ。
「ああ、あの龍の群れの事かい。最近になって現れたね。まあ、酒蔵の所に行けばいつでもあいつらいるからな」
「俺達も龍達と酒を飲んだ事があるぜ。あいつら凄くいい奴らなんだよ」
笑いながらそう話す村人達。
この城塞都市ラプラスが他の城塞都市と明らかに異なる事をようやくと理解した騎士達。
「そうだ。騎士さん達は、もしかしてあれを見た事がないんじゃないか」
村人が空に向かって指を差した。そこには、立ち込める雲の切れ間から姿を現した巨大な島が空に浮いていた。
「なっ。なっ・・・」
「最近になって現れたたんだよ。浮遊島っていうらしいぞ。領主様から驚かない様にって通達があったよ。うちの領主様は、変わり者だからな。最近は、俺達も何があっても驚かなくなったよ」
騎士達は、街道に戻り城塞都市ラプラスへと向かう。
頭上には、どれ程の大きさなのかも分からない島が空に浮いている。そしてその周囲を無数の龍族が飛び回る。
言葉を発しなくなった大使とその側近。
そして城塞都市ラプラスの城門をくぐり領主の館の前に到着した大使一行。
「遠路はるばるようこそお越しくださいました。城塞都市ラプラス領主のカル・ヒューイです」
出迎えた領主の後ろには、3体の龍族が並んでいた。
氷龍、風龍、火龍。氷龍の口からは、キラキラと光る氷の粒。火龍の口からは炎がこぼれる。
それを見た大使一行は、全員が意識を手放し路上に倒れ込んでしまった。
「皆さんが怖い顔をするから大使の皆さんが倒れてしまったじゃないですか」
「何を言う。我ら笑顔で出迎えたのだぞ。それを目の前で倒れるなど、我らをバカにしているとしか思えん」
カルの苦言に龍達が反論する。
その光景を当たり前の様に遠巻きに見守る住民達。
城塞都市ラプラスは、今日もおかしな日常を迎えていた。
「おかしいにゃ。お猫サマの出番が無いにゃ。歌って踊れる中級精霊神お猫サマを出さないで終われると思うにゃ」
すると何処からともなく軽快な音楽が流れ出した。
「行くにゃ。お猫サマダンサーズ10万人にゃ」
「僕の盾は、魔人でダンジョンで!」は、218話をもって終わりとなります。
このお話を考えたのが2年前の6月でした。半年ほどかけてお話を煮詰めながら30話を書き溜めて”小説家になろう”に初投稿しました。
元々読専で文才もありませんでしたが、いつか”なろう”に投稿してみたいという気持ちから考えたお話です。
なるべく他の方が投稿しているお話とは異なる内容にしようと考えた挙句がこんなお話になってしまいました。
私は、お話を書くという趣味を40歳の後半になってから始めました。
元々文才もないので誰かに読んでもらえるとは思っておらず、逆にそれで好き勝手な事を好き放題書かせていただくという事になりました。
週2回の投稿を1年半以上も続ける事になりましたが、当初、主人公が精霊界から帰って来た時点が最終話という予定でした。それが半年も伸びてしまいました。
もっと歳が若ければもう少し別のお話になったかもしれませんね。
ワンモア(ネットゲーム)をやりながら週末(土日の2日間)にお話を書くという生活も終わると思うと少し寂しい気もします。
50歳を過ぎたじじいが書いたファンタジーなんてつまらなかったかもしれませんが、少しでも楽しんでいただけたなら嬉しいです。
長い間お付き合いいただきありがとうございました。
さて今度は、皆さんが書く番です。いつでも書けるなんて思っていてはダメですよ。
引き出しをいくつも持っているから大丈夫なんて考えもダメです。
書くなら今です。さあ、始めましょうか。
【謝意】
お猫サマ。(ワンモアのフレンド様であり物語に中級精霊神として登場しています)
いつも文章の修正にお付き合いいただき本当にありがとうございました。このお礼は、武具の生産でお返しいたしますね。
【趣味のお話】
SnowpeakアメニティドームMとアメニティタープヘキサLセットを買いました。
ゴールデンウイーク前に行こうと思っていたんですが、この状態なのでまだ1回も行ってません。
涼しくなったら行こうかな。
-------------------------------------
新作始めました。(2021/01/03)
-------------------------------------
よろしかったら読んでみてくださいませ。
◇フェアリーランタン ~異世界Side~
https://ncode.syosetu.com/n0730gs/
◇フェアリーランタン ~現世界Side~
道志の森で魔法ランタンと冬キャンプ
https://youtu.be/E5koSWCQ7DQ




