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ダンデリオBAD②黄の薔薇は悪となる
「やっぱり渡せない」
断ったら、きっと殺されるんじゃないか、そんな不安より、自分の意地が勝っていた。
しかし、ダンデリオは私を殺さず。
薬を奪っていくこともない。
その後彼や末端の部下がどうなったのか、うっすら後悔してすっかり忘れていた。
十年後、とあるカルト集団が捕まった事を知る。
その中に彼はいなかった。
今もどこかで生きているのか、それともあの日、ボスによって処断されたのか、私にはわからない。
私は今日も、変わらない日々を過ごすだけ。
庭で作業をしていると、風でどこからかはらりと黄色い花びらが舞って、やわらかく私の頬を撫でた。
その薄い黄は彼の髪を思い出させた。




