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共通②C道はバラバラ
いつも通り花屋へ買い物にいく。
「園崎さん。会えて嬉しいよ」
いつもの道を歩いていると、雨瓦くんがいた。
てっきり床に伏せっていたと思ったが、顔色の良い雨瓦君は、いつになく元気そうにしている。
なんだかこちらの具合が悪くなってきた。
「そう」
踵を返して彼から距離をとって、花屋に行く。
店内には茎ノ葉君がいた。
「こんにちは」
「うん」
誰が見ているかわからないしからかわれるのは嫌なので、あまり近寄らない。
すぐに買い物をすませて帰宅した。
「姉さん」
「なに…?」
葉陽斗がにこにこ気味が悪いくらいの笑顔で出迎えていた。
「今日のご飯は菜の花の天ぷら、姉さん好きだよね?」
「うん」
たしかにそれは好きだ。
「後はフキノトウ、食用菊のおひたし、薔薇ジャム」
たしかに花は好きだが、ここまで花料理をされると嫌がらせに近い。
まあ美味しかった。
明日は嫌な月曜だ。




