表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/15

第二章 ③

トーストをかじりながら、姉が話をしてくれた。どうやら、あの蛍という青年・・本名、柏木 蛍は、アキの幼馴染で、お隣さんの高校三年生。

毎朝一緒に登下校しているらしい・・どこの少女マンガだよ。


***


「っと、待たせたな、ほた・・・?!」


玄関前では、蛍ともう一人・・頭のよさそうな少年が話をしていた。

と言っても、凄く険悪な雰囲気なんだけど・・・?


「朝、アキ姉ちゃんを迎えに来るのやめてくれるかなぁ?」

「かわいくねえなぁ、冬ー?」


 どうやら、頭のよさそうな少年は冬樹君らしい。


「早く行ってくれないかな?アキ姉ちゃんだって迷惑してると思うんだけど?」

「冬、お前にアイツの考えなんてわからないだろう?」

「さぁねぇ?」


冬香は避難しているのか、そこにはいない。


 と、とりあえず止めねえとっ・・


「ほ、蛍!!待たせたな!!」

「おー、今日は早かったなぁ。」


ニコニコと笑いながら頭を撫でられる。

・・・なんだ、このくすぐったい感じ…。


というか、冬樹君の目がコワい。火花がっ!!


「んじゃぁ、俺たちは仲良く登校しますかねぇ・・?」

さりげなく蛍は俺の鞄を持って歩き出す。


「ちょ、大丈夫!!自分で持てるって!!」

「いいから。ホラ、行くぞ。」


 ・・・コイツ、絶対モテるだろ・・・そして姉ちゃん!!干渉できなくても、ニヤニヤするのやめてくれぇっ!!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ