学校生活
長らく更新せず、本当に申し訳ありません。
この頃浮かれ気味だった。
もうすぐであのイベントが来るからだ。
普段あまり感情を表に出さない方だが、最近はやたらと変にニヤけてるらしい。
そんな奇妙な姿を珍しそうに見つめる3つの視線があった。
普段はあまりグループを気にせず、必要な時は適当なグループの適当なポジションに居るが、ほとんどは一人かこの学校で出来た他クラスの友達と一緒に居る。
そいつは同じ部活の仲間だったが、つい最近そいつも部活を辞めたらしい。
そいつにも聞かれたが、勿体ぶって答えなかった。
そしたら、不思議がらず、むしろ面白がっていた。
視線の主の内、一人はその友達。
もう一人は分かりやすい担任だった。
普段人に従うように、自分からは特に何もせず、やることといったら、否定をすることのみ。
そして、従う時もいつも無表情。
嫌なことに至っては、文句は言わずともあからさまに表情に出し、渋々従った。
そんな人物が、学校で別れて再び学校であうまでに、何があったのか知らないがニヤついているのだ。
24時間まるまる離れていた訳ではない。
たった十数時間のうちに、今まで無表情というか無愛想だった奴がここまで豹変するとは。
そこまで、彼にとって特別嬉しいことがあったのだろうか。そして、それは一体なんなのか、担任である前に一人の人間としての興味の眼差しを向けていた。
そんな事を気にもせず、グラウンドの窓の上の方を見て、微笑んでいた。
口元が軽く緩んでいるだけだが、他人から見ると変人、いや変態に見えるかもしれない。
一度顔が無表情に戻っても、そのあとすぐに唇が釣り上がる。
明日からはマスクでもしようかと思う。
午前の授業も終わり、昼放課。
浮かれすぎて家に弁当を置いてきてしまったので、今日の昼飯は食堂でランチか食堂横の購買の惣菜パンだ。
とりあえず、1階の食堂に向かうことにした。階段に差し掛かった所で、横から声がした。
「オッス、丁度良かった。てか、どこ行くんだよ?」
「飯忘れたから買いに行く。」
「今日は調子おかしいもんな、お供しますぜ。」
「へいへい、ではレッツラゴー」
少しやる気無さげに拳を斜め上へと軽く突き出した。
もちろん友達ものってくれた。
1階に着き、食堂に目をやる。
いつも通り「ワイワイガヤガヤ」が似合う騒がしい空間だった。
続いて購買に目をやると、人集りに溢れてた。
「うわぁ、こんなかはちょっと…」
「まあ、ここまで来たんだし、戻るのも面倒だからおとなしく並ぼうか。」
引き返そうとしたのを、肩を掴まれ妨害された。
「うげぇ…」
「別にコミュ障でもないんだからさ〜」
「でも、やっぱ、こう、こう人が多いと、ね…?」
「どんだけ面倒くさいんだよ、早くしないと無くなるぞ。」
「くっ、これしか無いのか…」
「だったら食堂行「高い」
即答してやった。
渋々並ぶことにしたが、徐々に列も進んでいき、途中で列から帰って行く生徒に混ざろうとしたが、それも阻まれた。
そして、やっと、自分達が買う番になった時には、周りには人がいなくなっていた。それもそうだ。
「うぅ…残ったのはこれだけか…」
「残り物は福があるっていうだろ?」
「残った時点で、福なんかねーよ」
「お!兄ちゃんいいこと言うね!」
二人会話に購買のおっちゃんが割って入ってきた。
「そんな兄ちゃんには、この中のどれか一つ20円引きでいいよ」
「それなんて在庫処分?、てか、買うのはこっちだけなんだが」
おっちゃんが嫌そうな目でこっちを見る。口は「え〜」と言いたそうに開いていた。
「まあいいや、福なんて無かったわけだから俺は食堂に「分かったよ、じゃあ、30円引きでいいよ!」
口元が釣り上がる。
同時に、こちらを見ていた友人が呆れた顔をする。
おっちゃんの声を無視して足を進めようとする。そうすることにより、
「分かった、悪かった、40円で勘弁!」
振り返り、おっちゃんにここぞとばかりにドヤ顔をした。そして、また振り返る。
「あ!チッ!こうなったら、50円だ!!」
「買ったぁ!!」
足早に戻り、残ったパンを厳選し、結果、全部買うということで、60円引きという条件のもと買い占めた。
「クソぅ…」
「フヒヒヒ」
「相変わらずなんて奴だ…」
おっちゃんが悔しそうに店じまいをし、それを満面の笑みで眺める「普段無表情」の生徒、そして、それを呆れた様子で見ているその生徒の友達:学校のプリンス。という異様な光景が食堂の横の少し小さな購買で繰り広げられていた。
ということで、久々の更新です。
長い間間を開けてしまい、本当にすみませんでした。
ですが、おかげで話もまとまりましたので、しばらくはこれの更新になると思います。
それでは、久々なのにここまで読んでいただき本当にありがとうございました。
「プレゼント」の方も読んでくれた方にも本当にありがとうございました。
ではでは
PS.この主人公の友達はイケメン(学校のアイドル的)という設定を急遽後半に追加しました。面白そうだと思ったのでつい…
それと、私の書いている作品では、なるべく一人称を出さないようにしてるんですが、今回うっかり出しそうになりました。
それとやはり、名前が無いと分かりづらいですよね。キャラ名は考えてないです。それについては今後検討です。
でも、一人称は辛くなって来たので今後は「俺」を使うかもです。
それではそれでは




