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贈りもの  作者: lycoris
2.覚醒
55/73

恵みの

目が覚めたら朝だった。

かつてないほどの酷い筋肉痛と頭痛がする。

金縛りのように重い体。

何故か無駄にいい匂いがする。

「起きたか?」

「…」

「さっさと支度しろ。」

「…」

何も言葉が出てこない。


言われた通りに何とか体を動かす。

体に馴染むのに時間はかかったが、

なんとか制服に着替えてリビングに出た。

「なんで居んの?」

「…お前に用があった訳じゃない。

先に行く。」

「…」

何が何だか分からないが、

母親以外の味噌汁を初めて飲んだ。


それにしても朝からステーキは重いんじゃないかと思ったが、以外と食べれた。

どこか抵抗があったが、腹の虫に従った。

久しぶりに遅刻せず学校に着いた。

だからって何か変わる事もなく、今まではそれが普通だったが。


今日はなんだかイラつく。

いつもよりムカつくな。




3限目の放課。

便座で用を足していると頭から水がかかった。

仕方がないので濡れた紙で尻を拭く。

それは鍵を開けるまで続いた。

扉の前にはホースを持った男子生徒。

「あ、居たのか?臭いから掃除してたんだよ」

悪意しかない顔。

蛇口を持つ生徒も。

それを見ている生徒たちも。

「別にワザとかけるともりなんて

 「やめろ」

刃が首元に触れる直前に声がかけられた。

「それは仕舞え」

「…。」

「二度言わせるな」

「…。」

睨み合ってる間にチャイムが鳴る。

静江は仕舞うかを確認せずに帰った。

他の生徒達は状況を飲み込めていなかった。



教室に戻ると珍しく注目された。

「大山くん?どうして濡れてるの?」

当然先生にも聞かれる。

「水をかけられたからです。」

「あ…え、あ。

水遊びも大概にね。

体操服に着替えて来てもいいよ。」


「…なんでそうなるんですか?」

「え?」

「その前に犯人探しでしょ。」

「え?え?」

「遊んでたんじゃなくて、かけられたんだよ!

上から!」

「あ、あの「うるさいなぁ。男だったらやり返せばいいじゃん。」

幽が遮った。

「……。」

確かにその通りだ。

目には目を

静江(あのおんな)もきっとそう言いたかったんだろう。

あの時トイレにいた連中を睨む。

確実に1人1人やり返す。

「じゃ、じゃあ気を取り直して授業を始めましょうか。」

握った手は血だらけだった。


4限のチャイム。つまり昼食だ。

自分の机で1人、仕返しのタイミングを窺う。

幸い向こうはグループのようで、それと1人俺と同じように自分の机で飯を食っている。

3人グループと1人。

さあ早くトイレに行け。


 少しだけ楽しくなって来た。

ここの話次第で展開がだいーぶ変わるので、更新にモタついてました。

なんとか進路も決まったのでなるべくまいていきたいです。

風邪引いてる場合じゃない。

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