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贈りもの  作者: lycoris
1.離別
18/73

待ち合わせ

「さてと…」

久しぶりの家のドアを開け、玄関の入り口付近に荷物を降ろして、軽く一呼吸おいた。

今後の予定を頭でおさらいして、靴を脱ぎ、我が家に上がった。

「よし!」

気を引き締める。

と言っても、この後は家の片付けだけだが。

とりあえず、荷物を持って自室に向かう。

ベッドの誘惑を断ち切り、荷物だけを置いてリビングに行った。

そこにはまだ血の色が微かに染み付いていた。

それを見て、少しだけため息を漏らし、洗面所に向かった。

そこで、自分の顔を久々にしっかりと見た。

気持ち悪い笑顔。

自分が自分か疑わしくなるほど。

蛇口から水を出し、両手で水をすくいその顔に勢いよくぶつける。

顔を入念に洗い終わった後、タオルで拭いて再び鏡をみる。

笑顔に拍車がかかってますますニコニコとしている。

『何がそんなに楽しいのか?』そう問いかけたくなるほど。


意識をこれからの事に向ける。

とりあえず、着替えてから小銭を持って家を出た。

向かう先は昼食の牛丼屋。

遅めだが、腹が減っているから今からでもそれなりに腹に入る。

店までは徒歩で向かう。


寝ていて何も口に入れていないからか、牛丼の特盛を なんなく平らげた。

口元を拭き、温かいお茶をゆっくり啜って、まったりとしていた。

だが、あまり長居も出来ないし、約束がそろそろ迫ってきているので、店から出て、少し遅めに歩き出した。

気分転換や腹を整えるのはついでで、本当は気持ちの整理をしたかっただけだ。

だが、整理はあっけなく、腹の調子などより整理がついた。

もはや、再確認のような、とっくに出し切った答えを見直したようなものだった。

そんな簡単な事に、何故だか口元が緩んだ。

「ふぅ…あーあー…」

思わずあくびをして、待ち合わせの公園へと向かう。


ひと気の少ない夕方の公園に着いた。

案外、向こうのが早くに着いて待ってくれていたようだ。

「よう。」

片手を上げて軽めの挨拶。

「おう、すまんな、呼び出しといて遅れるなんて。」

それに答え、こちらも片手を上げ、謝罪混じりの挨拶を返した。

この間に相手へと近づく。

挨拶を終えて降ろしかけた手を、拳を強く握り、だんだんと走り出す。

そして、そのまま軽く振りかぶり相手の顔面へと不意打ちで殴りかかった。


遅れてすみません。

その上今回はいつもより少なめになってしまいました。

理由としては分割の判断が難しかったからです。

思いっきって分割してみます。

遅れたことに関しては本当にすみません。

私用で忙しかったです 。


次回はちょっと開けて、間にプレゼントの更新を入れてからの更新になります。

何度もお待たせしてすみません。


今回もここまで読んでいただきありがとうございました。

それでは、また次回

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