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贈りもの  作者: lycoris
1.離別
15/73

イン・ホスピタル

は?


疑問が多すぎて、その上寝起きだ。

混乱するなと言う方が難しいだろう。

よって、一度落ち着いて整理するために再び目を閉じた。

すると、不意に声をかけられた。

声からに多分女性だろう。

だが、聞いたことない声だった。

「あ、あのっ」

目を開けて、声のする方向を見た。

「大丈夫ですか?大きな音がこちらから聞こえたんですが。」

風貌からしてナースであろう。

「あっ、と…」

ここで上半身を起こし少し周りを見渡してから、すぐに返答した。

「すみません、さっきまで寝ていたので分かりませんです。」

「あ、そうですか。あ、それと、お目覚めになったんですね。おはようございます。」

「おはようございます。」

不意の挨拶に釣られて返事する。

「それでは私は起きたことを先生に報告しに行きますので、少しの間安静に待ってて下さい。」

「あ、はい。」

そう言ってナースは医者を呼びに行った。

なるほど、ここは病院ということか。

一つの疑問が解決したが、これで『何故病院なんかに居るんだ。」という新たな疑問が浮かんだ。

せっかく整理したのに、荒らされた気分だ。

そんなわけで他の疑問から減らすことにした。

まずは、『学園のアイドルが何故この場に、俺の居る病室から出て行くのが見えたのか』から。

これは簡単に推測出来た。

この頬の強烈な刺激と俺が目を覚ましたタイミング、大きな音、これだけあれば嫌でも予想出来る。

これは今度直接問えばいいので、一旦解決。

次は、『今が何日なのか』だ。

ナースの反応からして恐らく長い間眠っていたのだろう。

「過ぎてないと良いんだが…」

癖でポケットから携帯を取り出そうとするが、空振る。

「あー」

そういえば、ここは病院だった。

更には俺は普段着ではなく病院のパジャマだった。

いつのまに。

今日の日付が分からず多少焦り、不安になり始めていたが、ちょうどいいタイミングで医師が来た。

「やあ、おはよう。」

少し落ち着き、挨拶を返す。

「おはようございます。」

「ずいぶん眠っていたんだが…、どうだい?気分の方は」

「あ、はい。一応なんともないです。」

「そうか。では、どこか体に痛みとかは?」

『頬が痛みます』と冗談をかまそうとしたが、相手は1人の医者としてちゃんと患者に対応しているようなので止めた。

「そっちの方も一応大丈夫です。」

「そうかそうか。よかったよ、無事で。」

「あ、はい。ありがとうございます。ところで「いや〜、そうか。本当によかった。」

話を遮られた。

だが、めげずに再び問おうとしたら、今度は先を越された。

「あ〜っとね、起きてすぐで悪いが2種類の『検査』をしなきゃならないんだ。悪いが来てくれないか?」

「え?」

「まあ、いますぐじゃなくていいから、でも出来るだけ目覚めてから早めにやりたいから、悪いけど後から僕の部屋まで来てくれる?」

「あ、はい。」(いったい何だ?)

「悪いね、ありがとう。それじゃ気をつけて、また後で。」

「どうもです。」

話を切られてしまい聞くタイミングを逃してしまった。

その医者と一緒にナースまでも出ってしまったので、もうお手上げ。

ということで自力で探す事にした。

ここまで来たらもう何が何でも見つけてやる。

だが、逆に見つからないかもしれないという不安もあった。

とりあえず、行動あるのみ。


トイレ行ってからでいいや。

どうも。

いよいよ年末も近づいてまいりましたね。

今年中に終わらせたいやつとかあったんですが、海外出張なので今年の更新はこれで終了です。

申し訳ありません。

続きは来年になります。


今年はありがとうございました。

また来年もよろしくお願いします。


それでは良いお年を

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