表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

デンジャラス マイ シスターズ

作者: 疾風

第一話目覚めは衝撃とともに


ピピピッ・・・ピピピッ・・・


「う・・・もう朝か」


午前7時、おれ、神埼祐一は目を覚ました。


「もう一眠りする時間はあるよな・・・」


「よし寝るか」


おやすみ・・・・




ドゴッ!!



ぐふっ!?


おれは突然、腹部にとんでもない衝撃を感じた。まるで鉄球が落ちたかのような

衝撃を・・・・


「お兄ちゃーん!二度寝は禁止だって何度言ったら分かるの!?」


「彩華か・・・なんかさっき腹部にとてつもない衝撃を感じたんだが・・・お

前何かしたか?」


こいつは神崎彩華おれの妹である。


「何もしてないよ?気のせいじゃない?」


「でもさっき確かに・・・」


「うだうだ言ってんじゃねぇ!!気のせいだって言ってんだろが!!」




ドゴォォォッ!!!!



再びとてつもない衝撃。しかもさっきの数倍は威力が増して・・・・


そしておれは意識を失った・・・・



「お兄ちゃん?おーい?」


「・・・・・・・・」


「返事がないなぁ・・・・」


「・・・・・・・」


「人の生き血をすった桜はきれいな花を咲かせるってお姉ちゃんが言ってた・・・・」



「まてぃっ」



一瞬にして意識を呼び戻す



「ちっ」


「舌打ちするなっ!」


「だいたいどっからそんなもんだした!」


「それはないしょのさくらんぼだよ、お兄ちゃん」


「それになんでそんなもん持ってる!」


「そんなことどうでもいいから、さっさと起きる!」


「どうでもいいのか・・・?」


「いいのっ!お兄ちゃんが起きないと私がお姉ちゃんに

怒られるんだから!いいかげん起きてよね!」


「へいへい・・・」


仕方なくおれは起きることにした・・・


「おはよう・・・姉さん・・・ぐっ!」


「祐一、遅い!まぁたあんた二度寝しようとしたでしょ!

彩華に起こしに行ってもらってよかったわよ、まったく・・・」


この人は、おれたちの姉であり、この家の家主でもある神崎鈴乃である。


「姉さん、お玉でたたくのやめてくれないか?さっき彩華がなぜか持ってた鉄球で

殴られたんだから。」


「彩華〜、家でならいいけど人前で使っちゃだめよ〜こんなのでも家の男手

なんだから」


「は〜い」


「無視しないで?鉄球持ってることはいいのか?しかもこんなの扱いですか」


「そうよ?」


「ひでぇ・・・」


「お兄ちゃんはやく!」


「分かってるって・・・」


「よし、じゃあいただきます!」


「いただきま〜す」


「いただきます・・・」


「今日はちょっと遅くなるかもしれないから夕飯は作っておいたよ。

温めて食べてね。」


「わかった。ありがとう姉さん」


「これで夕飯に悩むことないね」


「そうだな」


「「「ご馳走様でした」」」


「のんびりしすぎたな」


時計を見たら針はすでに8時を指していた。


気づけば彩華はすでにいなかった。


「おれも急ぐか・・・」


こうしておれの一日が始まった。

こんなのでも読んでもらえたら恐縮です

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ