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魔導機「マギア」の開発記録  作者: 丼もの好き
1号機 魔導機機城
4/4

1号機 魔道機城マギア・トリスタ 4話

最近めちゃくちゃ忙しくて、すっごい遅くなってすみません

今日、俺たちは月に一度の祈禱会に参加するために教会に来ている。ま、参加するのはユリアだけで俺は教会内をぶらぶらと散歩するだけだけどね。


……

…………………………

道に……迷った。また、迷ってしまった。


この教会は神教という教会が建てたものであり、その教義は「多くのものに神は宿るから大切にしましょう(意訳)」という感じだ。ユリアはもともと神教会が管理する孤児院の出なので祈禱会のような行事には必ず参加している。祀る神が多くなればそれだけ建物も広く複雑になるもので、俺はいつの間にか結構奥の方まで来てしまったようだ。おや?前から背の高い人が近づいてくる。


「こんな奥の方までいったい何をしているのかナ?……おや?」

「ああ!やっと人に出会えた!すいません、道を教えてほしいんですけど……あれ?」

「マギアクンじゃないか。また迷ったのかネ?学習しないナァ」

「そっちこそ、ディアナさんじゃないか……下手に出て損した……」


彼女の名前はディアナといい、教会騎士団所属でありながら3等級冒険者資格も持っているすごい人だ。凄い人……なのだが、かなりの面倒くさがり屋で気分屋、さらに事あるごとに俺のポーションをおねだりしてくるなどあまり尊敬できる要素がない人でもある。まぁ、今の俺にとっては迷子から救ってくれた救世主なのだが。


「おや、そんなことを言うなら案内はしてやらn「すみませんでしたぁ!ポーションあげるから許して!」……よシ!」

「こっちだ。ついてきてクレ。」


俺はディアナさんについて歩いていく。ちなみに、ポーションはもう渡してある。さっきの茶番はなんて言うか、とってもノリがいい人なのでつい言ってしまったのだ。少し進んだところでとある部屋の前に来た。『鑑定部屋』と書かれた札がついている。


「あ、固有魔法鑑定してる。結構人いるね。」

「祈祷会の日にやるからネェ……今月は16人か。見ていくかイ?」

「うん。まだ時間あるしね」


神教会では毎月、固有魔法鑑定というのを行っている。これは、それぞれの国によって定めれられた年齢に達すると、個人個人の魂に宿る固有魔法が何なのかを知るために行われている。大体は10歳前後でやってるんじゃなかったかな。


固有魔法とは魔術とは別のもので、固有魔法は各個人の魂に宿る特別な魔法で同じ名前だったとしても同じ効果の魔法は一つとしてない。例えば、固有魔法の名前が同じ炎魔法だったとしよう。Aは炎の球を飛ばせるがBは飛ばせないが、逆にBは炎の大剣を作り出すことができるがAは作れない……こういった感じだ。魔術は固有魔法よりも威力が低いが、その分消費魔力も少なく適性があれば手広く属性魔術を操れる。まぁ、固有魔法によっては消費魔力も少なく扱いやすいものもあるが……人それぞれだ。

おや、鑑定が終わったみたいだ。


「ふーん、結構よさげな固有魔法が多かったね」

「今年はもう5回目だが汎用的な固有魔法が多いネ。こういうのは年によって変わるからナァ」

「へぇ~」


固有魔法鑑定が終わった後、俺はディアナの案内で教会の入り口の大扉まで戻ってきた。大扉を抜けるとユリアが外で待っていた。


「もう、マギアったらまた迷子?毎度待たされる私の身にもなってよね!」

「ハハハ。次は迷わないよ……多分ね」

「絶対迷うでしょ……。ディアナさん!ありがとうございました!」

「イーヨイーヨ。ポーションはもらえたしネェ……フフフフフフフフフフフフ」


俺たちはディアナと別れて教会を後にした。朝から半日ほど教会にいたので、今日はもう家でポーション等調合できるものは調合できるときにしておこうと思い、市場で買い物をして家に帰った。



全世界を恐怖に陥れる出来事が起きたのはこの日からちょうど一か月が過ぎたときのことである。

ディアナのプロフィール

性別 女

身長 203㎝

種族 人間

固有魔法 『超感覚』 普段は抑えめにしているが、本気になると全身の感覚が鋭くなり、数メートル離れたところからでも相手の動きを感知することができる。

容姿 シスター服を着ている ぼさぼさの髪が腰まである メガネ そばかす有り 刀とロンデルダガーの二刀流 流流式(るるしき)という流派の使い手

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